大きな木

佐倉で小さなヒーリングRoom<大きな木>をはじめました♪

終戦記念日

2009-08-16 | Eco&Peaceな話
昨日いただいたメールなのですが、パソコンが使えず一日UPがずれてしまいました
でも、とっても大切なお話なので・・・・。
皆様とシェアさせて下さいね

以下、転記です。



今日は64回目の終戦記念日ですね。

私たちにとって戦争は,はるか昔の話になりました。でも,戦争は今も世界のどこかで起こっています。

ご存知でしょうか?
第二次世界大戦後、内戦や紛争を含め、戦争が起こっていない国はいくつあるかを。

アジアでは日本とブータンのみ。
欧州では小国のリヒテンシュタイン、バチカン、モナコ、サンマリノ、アンドラ,ルクセンブルグ、マルタを除くとスイスとスカンジナビア3国のみです。

世界中でたった6カ国だけなんです…。

みんながみんな平和を望んでいるのになぜ戦争が起こるのでしょうか?
なぜ今も起こっているのでしょうか?

素晴らしい話ですが,これは実話です。
今日の午後,下総中山の「街の縁側<楽舎(らくしゃ)>」で行われる「被爆経験者の話を聴く会」(詳しくは,http://maruta.be/culturecreativeclub/61 携帯で見れます)でもご紹介して皆さんとシェアしたいと思います。

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先日、地元の公民館で行われた「朝顔の集い」に参加しました。
そのイベントでは、絵本「赦しの花」の中国語による朗読があって、私は、日本語の朗読を担当させていただきました。

この絵本は、中国の収容所から帰ってきた元日本兵の実話です。

昔、中国の撫順(ぶじゅん)には、戦犯管理所がありました。
かつて満州と呼ばれて日本領だった頃は、中国人の政治犯が大勢収容され、その中で多くの人が命を落としました(絵本なので詳しくは描かれていませんでしたが、「記念写真を撮ってやるから並べ!」と命令しておいて、一斉に撃ち殺すなど、残虐な行為があったようです)。

日本の敗戦のあと、今度は日本兵1000人が収容されたのですが、管理所の中国人の所長は、収容された日本兵に対して、捕虜としてではなく、人間的な扱いを行ったそうです。

兵士たちは、3度の食事をとり、治療を受け、散髪をしてもらい、絵を描いたり、本を読んだりして毎日を過ごしました。

恨まれ、憎まれているはずの相手が、自分たちに怒りをぶつけてこない。
それどころか、自分たちが食べてもいない白米を出してくる。
戸惑い、いぶかりながらも、穏やかな日常の中で日本兵たちは、自分たちのおかした過ちに、自分たちで気付いたのだそうです。

「なぜ殺してしまったんだろう!」
「どうして簡単に殺せたんだろう!」
そこからは、兵士たちの罪の告白と懺悔が続いたそうです。

やがて、兵士たちが日本に帰れる日が来たとき、所長さんから、朝顔の種を一つまみずつ手渡されたのだそうです。
「もう武器を持って2度と大陸に来ないでください。日本へ帰ったら、きれいな花を咲かせて幸せな家庭を築いてください」

それからずっと、託された種を九州で育てている副島さんというおじいさんの話を、「撫順の奇蹟を受け継ぐ会九州支部」が、一冊の絵本にまとめました。

「憎しみや報復の連鎖では平和は訪れない」と、 言葉では簡単にいいますけれど、実践は簡単なことではないはずです。
なのに、まず「赦す」ということを実践した、所長さんたちの勇気に、副島さんをはじめとする多くの元兵士たちが「撫順の奇跡」を語り継いでいるそうです。(こういう話はまったく報道されないですし、私もこの絵本で初めて知りました)

8月は、日本の被害にばかり目が行きがちですが、加害の歴史、赦しの歴史も知り、だからこそ私たち日本人には、平和のために尽力する責務があるのだということを、自覚しなくちゃ!と思います。

このお話、ぜひ多くの人に知っていただきたいことと思いますので、このメールは転載歓迎とさせていただきます。

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