遺書
タイトルを見て、驚かれた方もいるかもしれないのですが・・・
ここ最近ずっと考えていたことがあります
私たちは、生まれたと同時に<死>への道を歩む。
これは紛れもない真実。
大切なのは、死ぬまでの時間をどれだけ大切に使うか・・・なのだと思う。
今までたくさんの事を経験させてくれた体にありがとう
たくさんの感情を味わせてくれ、成長させてくれたすべてのモノにありがとう
そう言って、肉体を離れる最後のときを迎えたい。
私は死ぬことに対して、それほどまでに恐怖を感じていない。
とは言え、ありがたい事に、風邪もろくにひかないほど体はいたって健康そのものだし(笑)
幸いにも死に際というものを味わったこともないので、
いざ自分が<死>を迎えるとき
実際にはどんな感情が湧き出るのかは分からないんだけどね・・・
生きている限り、死とは背中合わせ。
病気で死を宣告されて、自分の寿命を知らされることもあるかもしれないけれど
震災や不慮の事故で、突然のお別れがやってるくことだってあるかもしれない・・・
死に方は選べない。
数秒前は一緒に笑っていたはずなのに・・・
もしかしたら、お別れがすぐにやってくるなんて思わずに
些細なことで喧嘩をした直後かもしれない。
突然のお別れは、残されたものに大きな悲しみと傷を残し、
言いようのない喪失感と罪悪感をも与えてしまうかもしれない。
いくら「私は幸せだったよ」って、思ってたとしても、
それでも、肉体を離れてしまった以上、私の声は届かない。
「泣かなくても大丈夫だよ。」って言ったって
残されたものは、きっとそうはいかないだろう。
一瞬、泣いて悲しんでくれるのはちょっと嬉しいかもしれないけれど(笑)
お別れがすんだら、きちんと前を向いて自分の道を進んでくれるように・・・
いつまでも私の幻影に捕らわれることがないように・・・
私は、最後のメッセージを残しておきたいと思う。
そう。
私は遺書を残すことに決めた。
遺書だなんて・・・とネガティブに捉える人もいるかもしれないけれど
自分の気持ちを伝えておくって、結構大切な事だと思うんだ。
この遺書が、残された家族の傷を少しでも癒してくれたら嬉しいな
とは言え、私は最愛の夫と可愛い息子を残して死ぬ気など
さらさらないし(笑)
これからだって、やりたいことやって、毎日を楽しくわくわく生きていくつもり
死は「この時代を精一杯生きたね!」という、最幸のご褒美!
「いっぱいいっぱいありがとう」って、言ってさよならできるように
そんな人生を歩めるように、私なりのアファメーションでもあるのかもしれない