国家戦略室 (アンダーグラウンド)

日本本来の政治、統治、歴史についての研究

神々の統治

2013年11月09日 | 太古史

答 此の「伊邪那岐尊の神勅に依り、天照大神云々」と云ふことは、是は古事記にも、本文に書いてあることでありまして、是は「大海原、即ち地球の主宰神、素盞嗚尊は大海原を治めせよ」と書いてありますが、治める力がないから、是は取消になつて居ります。
 神勅で──其のことを……評論的に書いたのです、「天津神と国津神との間には歴然たる区別がある」──是は本当にある。
 天は天照大神、地は詰り素盞嗚尊、月界は月読命と云ふことに決つて居つたのです。
 是は、歴然たる区別が付いて居つた

 「素盞嗚尊の御子孫にして国津神なる」──斯んなことは書いてありまへぬ。

   「大国主神が武力を以て統治し居られたる処」──是は素盞嗚尊が勝手に大国主命を命じたのです。朝鮮へ素盞嗚尊が行かれた時に、素盞嗚尊が、大己貴命即ち大国主命の元の名ですが、それが朝鮮の国から逃げて帰る時にちよつと待て──と云つて、素盞嗚尊が「爾は国へ帰つたら大国主命となつてやれ」と言はれたが、併し大国主命となつてやれと言はれても、素盞嗚尊は、既に権利がなくなつて居るのだから、其の権利のない人が命令して、大国主命となつて居つたのですから、それで天孫へ国土を奉還するのは当り前の話です

 又、天孫が御降臨になつて、「之を返せ」と仰しやつたことは当り前です。
 私は此のことに付て、別に是が悪いとか、何とか云ふことは言うて居りまへぬ。
 さうして、是は丁度言ひますと、「大国主命が御帰順なさつたのは、一通りの帰順でなかつた」と云ふことを書いたことを、非常に悪いことのやうに言はれますけれども…

…さうです、丁度、今日の支那です、支那に愛善使をやつて、詰り、言うたら日本から公使をやつて、さうして、「日支親善をやらうぢやないか、東洋平和の為めにやらうぢやないか」と言つたが、聴かない。

 今度は、天之稚日子命、能く判る人ですが、之をやつたが判らない。

 今度は、愛善使ぢやなく、商買の方で、貿易の方でやらうと、経済使節をやられたが、是も聴かなかつたから、今日の日支事変が起つた。是は健御雷之男神、経津主神が武力を以てやられたのです。
 愈々、蒋介石が日本に屈服した処で、是は心からの屈服ぢやありませぬ、力尽きての屈服である。
 其の裏には──建御名方神と云ふ……大国主命が屈服して、又、建御名方神が後から邪魔をした。


 是は、今から云へばロシヤとか、英国とか云ふものが今日残つてる。此の蒋介石が日本に従つても、とても真からの通常の屈服ぢやない。


 是は、「此の大国主命も通常の屈服ぢやない、それだけ三遍も四遍も使を出したのに、一遍に忠誠を現はすのならば、一遍に国土を返上せんならぬのに、三遍も四遍も闘うて、抵抗した」と云ふことを、私が申したのです。
 「是は尋常の降服ぢやなかつた」と云ふことを言つたのです、
 それを、恨を持つて居つて行はれたから、艮の金神のことにして取られたのです。
 ちよつと待つて下さい……大国主命は力尽きて日本の統治権を……日本の統治権とは私は何も書いて居りまへぬ、其の地方の統治権を返還された。

 御返しになつた後の、日本及び世界を統治せんが為に、天孫は御降臨になつた。


 其の時、天照大神の御神勅に、「此の豊葦原の瑞穂国へ爾子孫の君たるべき地なり、行いて治めよ」と宜はせられた。是は言霊学で言へば、地球の総称であるけれども、完成するに到らず、弱肉強食の巷と化した。そして今日迄まだ完成して居らぬ。

 それで、天孫を御降しになつた時から、日本書紀にも「百七十余万年の後の遼遠の地未だ良沢に潤はず」、愈々悪魔が栄へて居つて、天孫の仰しやつた通り、まだ統一が出来て居らなかつた証拠であります。

 併し、神武天皇様が、天孫の御降臨になつた日向から、東征を起されて、さうして、愈々日本国と云ふものを御立てになつた。

 是が神勅の実行の初めであつて、さうして、愈々今度此の御神勅が実行になり、愈々是れから昭和の御代から実行になると云ふ意味です。

 それ迄には色々の悪霊もあり、悪い神もあつて、まだ天孫の御神勅を実行する迄到らなかつたが、是れからはさうなると云ふのです。 艮の金神が蔭から、御守護をして行くと云ふことになつて居ります。


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