Sue's Blog

クリスチャンでセクシャルマイノリティのSueのひとりごとやGay Lesbian human rightsリンク集

Pride Weekが終わって

2006-04-14 | ひとりごと
ジェンダーやセクシャリティ関係のイベントがキャンパスで行われていた先週、私もわずかながらGLBTQ主催の催しに参加した。
前回紹介したワークショップの他に、NYの若者の生活をミュージカルにした映画「RENT」もなかなかよかった。そして特に印象に残っているのが、GLBTQの学生たちがステージにあがって自作の詩を読んだり、ダンスをしたり、何かしら自己表現のパフォーマンスをするイベント。彼らの素直な気持ちが伝わってきて感動した。

みんな自分とは何者かを探し求めて、そして今の自分の思いを大切にして生きている。私もがんばろうと勇気をもらえる機会だった。

GLBTを取り巻く今の社会は、GLBTの人権を保護し結婚やシビルパートナシップ制度を制定しようとする動きがあるかと思えば、一方では徹底的な反対運動やホモフォビアが存在する。今の社会はLGBTのあり方に両極の意見が真っ向から対立している。一方は性的志向で差別されることは人権を無視するものだ。もう一方は同性愛は社会に堕落をもたらし、認められるべきものではないという。

政治的な活動に決して関心がないわけではないが、それよりも同性愛と向き合うひとりひとりの思いや悩みに私はどうしても強い関心をもってしまう。社会の保障制度うんぬんで議論をしているこのさなかにも、10代、20代の若者が自分の心と身体の不一致、あいまいなジェンダーアイデンティティや同性を好きになったことで悩んだり、苦しんでいる。

性的志向や認識しているジェンダーが違っても、みんな同じ人間じゃないとやさしく受け入れてくれる場が、もっともっと増えていけばいいのにな~と思う。

ほんとうは『教会』が、そういう役割を果たすべきところのはずなんだと私は思っているのだが。。。