写真で綴る想い出

Contar de los recuerdos
del viaje con fotografias

海外体験(6)

2014年03月26日 | 海外体験

米国日産には有名な片山豊社長が居られました。ご挨拶だけして、勝手知ったW氏の案内でファシリティを見学して、事務所に戻ったのですが、「今夜、俺は片山さん宅に呼ばれている。日産本社から輸出担当常務が来ておられるからだ。お前は勝手に夕飯を食え」と言われました。その後、現地採用だったMさん、(この方にはそれからも、大変お世話になりました)から米国日産の業務に就き話を聞き、定刻を過ぎていたので「Mさん、これで失礼します」とホテルに戻ろうとすると「今夜は片山さんのお宅で寿司ですよ」「いえ、私は招かれていませんから・・」「そうじゃなくて、輸出担当常務は川又社長から急遽、メキシコに行けと指示があって、先ほど、出発されました。主役が居なくなったので、米田さんもという事になっていますよ」といった次第で、Mさん運転する車で片山社長邸に伺いました。高台から眼下に海が見えるお宅でしたが、玄関のドアを開けて入ると正面の壁には、当時三菱重工でサッカーをやっていたバックスの片山洋選手が逆さになってボールをクリヤしている大きな写真が飾られていました。そこへ片山社長が現れたので、「三菱の片山選手は息子さんだったのですか・・」と言うと「最近は俺より有名になってね・・」と大変嬉しそうに笑っていました。暫く、玄関でサッカー談義が弾みました。尚、片山選手は2年後のメキシコ・オリンピックで銅メダルを得た日本代表チームの右DFで活躍しています。

然し、日産自動車はどうして、こういう方を役員にしなかったのでしょうか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする