到着した翌日の朝早くからバス・ツアーに出掛けたのは時差もあり疲れただろうと考え、二日目はホテル出発を10時とゆっくりスタートにしました。地下鉄銀座線の日本橋から乗り込むと女性達は直ぐに坐れ、その脇に立ってお喋りしていると、隣に坐っていた外国人ペアが小生を見て、「どうぞ坐って下さい」の素振りをするのです。矢張り齢は隠せないのだなと思いながらも直ぐに降りるからと遠慮したのですが、相手が話すのがスペイン語でした。同じ駅で降りる際に「何処から来たのですか?」と訊ねると「バルセロナ」との答えで、「バルセロナなら5・6回は訪れた。あそこにはスペイン日産の本社があるから」「日産なら良く知っている」と二言、三言話しながら別れました。
今日の最初の目的地は浅草でした。足の悪いご婦人がいるので、出来るだけ上下に動く時はエスカレーターかエレベーターを探したのですが、何時もと勝手が違います。フィリップスに居たアントンは松下幸之助が寄贈した雷門の大提灯が気になったのか、何度も「Matsushita」とつぶやいていました。好き勝手に動ける様に自由行動とし、雷門に12時に集合と伝え、妻と分担して二組に分かれました。バーバラが娘と娘婿に浴衣を買いたいというので、それに付き合っている内にアントンを除いて、他の者達は何処かに行ってしまいました。買い物を済ませ、仲見世通りを寺に向かって歩いていると脇道から掛け声と共にお神輿が現れ、「三社祭」だった事に気づきました。お神輿が出てくる脇道に近くなると、もう歩ける状況ではありません。仕方なく道を逸れて、浅間寺の近くから仲見世通りに顔を出すと、そこには未だ人は居らずやって来るお神輿を最前列で見る事が出来ました。お神輿とは?何の祭りだ?等々質問が増え参りました。それでも当初の予定では前日に来ることにしていたので「三社祭り」を見ることは出来なかった筈で、幸運でした。
仲見世通りに入る時から混雑しており、何か今日は違うなとの印象でした。
お神輿が出て来て「三社祭」と判った次第です。
子供の神輿もありました。
何とか五重塔と反対側に聳えるスカイツリーだけは見せて置かねばと寺に近づきました。