goo blog サービス終了のお知らせ 

地域通貨を始めたい方に(地域通貨千夜一夜物語)

1999.2.14からの経験を基に、コミュニティービジネスとして地域通貨(LETS)導入のお手伝いをします。

第三土曜市に見学者が

2013-04-13 11:11:17 | Weblog
これからおいでになるお客様に、予断を持ってはいけないのですが、多くの地域通貨導入をお考えの方は、商店街振興を動機にしておいでです。間違っては居ないのですが、本当は入り口と出口が反対になっています。

商店で物が売れると言うことは、お客さんが買ってくださるということです。お客さんの生活が安定し、安心して生活が出来るような状況に無いと、買うことが出来ません。東京銀座のブランド品販売商店街のように、そのような方々だけを相手にするのも可能ですが、地域の商店街ではそうはいきません。

地域商店では売り上げが全てです。売り上げが無ければ生活が出来ません。これは物凄いエネルギーと考えます。このエネルギーを以って、地域のお客さんの生活を、安定、安心に導き、結果として売り上げを楽しむ道具がピーナッツ型地域通貨です。売り上げだけを考えたら、利でお客を釣り、お客を囲い込む商品券型地域通貨で十分です。

売り上げだけを考えたら、割引で得ですよと、利でお客を釣り、お客を囲い込む商品券型地域通貨で十分です。ピーナッツ型地域通貨はお客さんも含めて地域全体の為のものです。

その為にはもう一人の役者が必要です。地域の人の繋がり、絆が濃くなっただけでは、地域の経済は活性化されません。地場の産業で造った、地場で付加価値を付けた製品サービスが地域外に出て行って、円貨を受け取って来て、始めて地域経済は活性化します。その時、商店街が協力している、ピーナッツ型地域通貨は、地場産業のコスト軽減に役に立たなければいけません。これによって、地場産業の市場競争力を向上させます。

ピーナッツ型地域通貨が生みだす「利」を、一番最初に受け取るのは、地場産業でなくてはなりません。次に商店です。この地場産業の牽引会社を、まちづくり会社が担うことを提案します。南三陸町でも提案しました。まちづくり会社がピーナッツ型地域通貨を運用されるのが、一番落ち着く所です。

ピーナッツクラブでは、形は違いますが、細々とこの仕組みが稼働しています。見学者がそこを見て、感じて下さると良いのですが。

最新の画像もっと見る