地域通貨を始めたい方に(地域通貨千夜一夜物語)

1999.2.14からの経験を基に、コミュニティービジネスとして地域通貨(LETS)導入のお手伝いをします。

地域通貨のモデルチェンジ

2005-07-31 09:46:16 | Weblog
昨日、見学者がありました。紙幣型で商品の代金の一部や、新鮮野菜の販売ビオトープ造り等多彩な活動をなさっています。多分相当素晴らしい活動だと思うのですが、当事者にはまだまだとの焦燥感があって、一度止めて新たな設計をして出直してはどうだろうかと悩んでおいででした。

通貨と言われる物は常に信用によって裏打ちされています。金であったり、米であったり、労働であったりします。ピーナッツの場合は、地域通貨とは言うものの、需要に対して供給がマッチした時だけ有効に働いて、大福帳の上の数字が変わるだけです。プラス残高があるからと言って、何方も何も保証してくれません。継続することだけが信用です。ピーナッツも1999年2月に小切手型でスタートして、9月に大福帳型にモデルチェンジしました。そのとき今までの小切手型をご破算にはしませんでした。旧バージョンの小切手型のピーナッツは等価で大福帳に転記することにしました。小切手は記念にお持ちかえり頂きました。毎月1%の減価をさせることによって、絶対止めないで継続できるように変更しました。地域通貨の多くは価値の有る品物で担保されていません。1000Peaは¥1000と勘定して頂いていますが、これは計算だけであって何方もPeaと円を交換する人は居ません。善意によってのみ裏打ちされているので、円貨よりも余計に信用が大事です。一度始めた地域通貨をモデルチェンジしようとしたら、前の方式を組み込む処理をしなければ信用を失います。

今ピーナッツは、二度目のモデルチェンジでITピーナッツになっています。しかし大福帳での交換は継続しています。1100人のメンバーの内、700人がIT、400人が大福帳会員です。ITはテンキーをご自分で押しますので、1Peaの誤差も無く記帳されます。大福帳はそうはいきません。でも信用の方が大事ですし、仕組みの説明は楽です。既に会員になっている方には、どなたも大福帳を利用しなくなるまで、ご要望に応じて大福帳を発行します。

多くの地域通貨が実験、研究の名の下に実験期間が終わると止めてしまっています。大変残念です。これは地域通貨全体の信用を保つ為には困ったことです。モデルチェンジを行う向きは、継続して前の方式を組み込んだ、モデルチェンジをなさることをお奨めします。
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村山 和彦 murayama@seaple.ne.jp  http://www1.seaple.ne.jp/murayama/
佐久間聡子 (事務局)sakuma@seaple.ne.jp
090-7836-2816
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地域通貨と運営費用

2005-07-30 09:22:49 | Weblog
年間約100万円の運営費用が掛かっています。事務局の佐久間さんには働いて下さっている報酬の、どう多く見ても1/5ぐらいしかお支払いしていません。その他通信雑費がかかります。これ等は、NPO千葉まちづくりサポートセンターで運営開始した当初から、(株)みんなのまち負担でやってきました。

当然会費制も考えました。しかし紹介者を辿って入会していただく方式をとると、紹介者のピラミッドを辿って会費を徴収するのが一番合理的で経費もかかりません。これはねずみ講のパターンだと気が付きました。皆さんの顔が見える規模である間は良いでしょうが、規模が大きくなると危険だと判断しました。地域通貨で先頭を走っている自負があります。先頭ランナーがねずみ講のそしりを受けるようでは、日本の地域通貨の将来に傷がつきます。そこで(株)みんなのまちの負担で運営する覚悟を決めました。収入は講演料、現地の見学付き添い料を当てて、今まではトントンです。最初は見学付き添い料は当てにしていなかったのですが、コンサルタントがバスを仕立てて勉強会を仕組んで来て、こちらは無償ボランティアでしょう、とおせんべいの箱を置いていくに至って、有料化しました。今は支援をコミュニティービジネスにしようとしています。

見かねてか、ピーナッツクラブ西千葉から、ピーナッツブランド、地域通貨ブランドの化粧品を販売して収益をピーナッツや姉妹LETSの支援にまわそうと言うアイディアが出てきました。ありがたいことです。各地でLETS導入の指導支援と運営費用支援が出来ればこんな良いことはありません。
基本的に健康に良い最高級製品であること、大学生が購入できる価格であること、まちづくり支援をしていることが実感できる情報開示ができること、等々勉強中です。
何故化粧品かというと、アクティブメンバーが美容の海保さんであり、化粧品会社素肌牧場がメンバー会社であったからです。とりあえず化粧品が軌道に乗ったら、他の製品商品についてもピーナッツブランド、地域通貨ブランドが生まれることを楽しみにしています。これが出来ると新事業が生まれ、地域の活性化にストレートに結びつくと思います。

化粧品事業はプロが居るので心配していません。私の仕事は、販売、収益、支援をスマートに設計、運用することだと思っています。進展は追々報告しましょう。
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70歳の起業

2005-07-29 10:13:15 | Weblog
高木の剪定が怪しくなりました。木に登ってバランスを保ちながら鋸を使うのは、危険までいかなくても相当疲れるようになりました。小学生の時に食べて植木鉢に埋めた夏みかんの種が15mぐらいになっているし、それと競争で柿の木が伸びるので、梢の実は採れなくなります。

数年前からシルバーのグループに庭木の手入れを御願いしていました。しかし、来てくれる方々は、ほぼ同年齢なのでなんとなく落ち着かない。その上、働き方たるや私の追随できるものではない。半日もやったら頭の中が真っ白になってしまいそうです。お昼になると弁当を差し入れに来るご婦人が居た。しばらく片付けをして帰っていく。ありゃ何者?と聞くと、仲間が小指を立てる。70歳超でばりばり働いている独居老人に弁当差し入れに来る彼女が居るとは、これまた素晴らしい。

その御仁に、市内で松ノ木に登っているところに車でさしかかった。下から声をかけたら、ちょっと、ちょっとと降りてきて名刺をくれた。なんと仲間数人とで庭木の手入れ業を開業した、よろしく、ですと。
う~ん、負けてはいられない。
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securitization 地域通貨

2005-07-28 08:39:55 | Weblog
目下不動産の小口証券化の勉強をしています。そしてふと思ったのですが、LETSはお互い様の証券化なのだと感じました。証券化の動機は、規模の大きさ、それに比例してリスクの大きさ、投資回収の長期なものについて証券化して投資家をつのることになります。
プロジェクトファイナンスと言ってもいいでしょう。

地域通貨活動も大勢の人たちが関わらないと効果が見えません。また長期に継続しないとこれまた効果が見えません。それを数字に表して交換して、アミーゴ!と挨拶することでその場の雰囲気を楽しみます。これはお互い様の証券化ではないかと思いました。

私の父の遺言は、「ひとのお世話をするチャンスがあればしておくことだ。人生はどこかでつながっている。」です。脳幹の梗塞で、呼吸、体温維持、嚥下が出来なくなって危篤状態を2週間続けて、やっと自力で呼吸、体温維持、が出来るようになったお正月に、おめでとうの挨拶をしました。「今年は長男の就職を決めなければならない年だよ。」と言うと、言下に、大丈夫だよ、と答えが返ってきました。あまりはっきり言うので、どうして大丈夫と思うのか聞きました。「和彦は、ひとのお世話を良くしている。誰かが必ず息子のお世話をしてくれる。」この後に冒頭の遺言としている言葉が続きました。その後意識がはっきりしてこの話をしましたが覚えて居ませんでした。でもそう思っている、本当に死ぬ時に何を言うか分らないからこれを遺言にしておこうと言う事になりました。

これがお互い様ですけれど、なんとも長期に渉る、投資回収にリスクの有るプロジェクトではあります。ひとのお世話は求めてしなさいと、元気な時に言われた覚えはないのですが、意識のあやしいときに言ったことなので本心なのだろうと思っています。死ぬ前には本心を言ってしまうから怖いね、「人を騙してでも金儲けをしよう。」と思っているとそう言ってしまうね、と話したことを思い出します。

お互い様の証券化と考えると、LETSピーナッツの説明が出来そうです。
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台風一過・熱田農園

2005-07-27 09:55:49 | Weblog
野栄町の熱田農園に電話しました。今度の台風は被害が無かったそうです。中心が海上を進んだので、海からの潮風が上がらなかったのが良かった。農業はもろい物ですね。海水が吹き上げると一夜にして作物が枯れてしまいます。野栄町は一昨年まで二年続けて直撃されて、全滅の憂き目にあいました。この後も稲刈りまで台風が来なければ良いのですが。

二度の被害には、菜っ葉の会やピーナッツクラブのメンバーが片付けに駆けつけました。食べる人が作る人を、顔の見える関わりで応援するのは全然苦にならないものです。一日2000Peaの手間賃で往復2000円の高速道路料金を払って行きました。一回延べ50人が働きました。昨晩は今年も行かなければと思いましたが、たいした被害は無いとのことで幸いでした。菜っ葉の会やピーナッツクラブのメンバーはご安心ください。

これからのまちづくりは、農村づくりがセットです。都内のテニスクラブのメンバーは、私の会社(株)みんなのまちを(株)みんなの村と呼び変えて冷やかしますが、その通り本当は村づくりなのでしょう。日本の食料自給率30%台を、7%の農業人口が支えています。15%ぐらいの人が農業に参画して生活ができる仕組みを作ると、自給率80%ぐらいにはなるでしょう。人口は減り始めていますから、今の農業を継続していければ、人口が半分になる70年後には実現できます。しかし都市の半分は空洞化している勘定になります。

如何に都市を計画的にバランスよく美しく縮小して、農地、山林、水面にしていくか、先進国がかってやったことがない事業をはじめなければなりません。一方では爆発的に増加している世界人口を支える為に、食料の合理的配分を都市で行わなければならない。海外と国内で違う手法でまちづくり、村づくりをやることになります。

イギリスのピーターラビットが住んでいるなだらかな草原があります。のどかな美しい草原に見えます。でも本当は、森林を切り倒して蒸気機関を廻した結果できた草原です。LETSの調査に駆けづり廻ったとき、どうしてこんな不自然な景色が出来上がったのか疑問になって見て回りました。道路の脇幅50mぐらいは大木が茂っているのを発見して、これが元の姿と納得しました。日本はこれ以上の温暖化さえ阻止できれば、緑の自然の回復力は凄いです。私の畑も一週間経つともう草が生えている。今日は草抜きをやるかな。

日本の都市を、人口は半分、工業生産高は1/3になって、部分的に失業率50%を超えるコミュニティーを抱えた、マンチェスターのようにしたくないです。そこにはテロに走りたくなる若者が生まれます。日本の70年後の景色がマンチェスターにあります。
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高齢者、地域活動

2005-07-26 09:48:17 | Weblog
昨日は、60歳から70歳までの人達7人でテニスをしました。天気が心配でしたが、テニスが終わると同時に驟雨が襲ってくる、理想的な天気でした。総当りで6セットやってお定まりの宴会です。皆さん夫々定年後を意欲的でした。5勝Ⅰ負でしたからまずまず。

良くピーナッツが成功している、その秘訣は何かと聞かれます。成功途上にあると説明しています。
その第一は、海保さん、http://blog.goo.ne.jp/amigo-kaiho/という、類稀な人材とパートナーになれたことです。変化を怖がらないで、やってみる性格の方です。同時に、相当正義感の強い夫人の冷静な批評を鏡として、ご自分の行動を写して判断されているので、突出しない抑制が効いている。アクセルとブレーキ完備の得がたいご夫妻です。
結果として、良いと考えたことは実行するが無理はしない、しかし決して後ろに下がることは無い粘り強い活動になっていると思います。

第二は、前例が無い段階で始めたので、スタートでは民主的な相談の上で始まっていませんが、この弱点が強さになっています。今から始めるとすると、発起人が集まって議論することが出来るでしょうけれど、当時はそれが出来ませんでした。
結果的に、システムについては相当程度に私を信頼してくださっています。この指とまれ方式ですので、疑問を持つ方は参加してこない特徴がでています。

第三は、何と言っても時間の経過です。継続することで、その効果を体感できるようになって来ました。

第四は、これは経過的に出来てきたことですが、世代を超えた交流が出来始めたことです。商店街からスタートした利点が出ています。それが経験者から若者への伝承の形になっているのが、自然で落ち着きの有るコミュニティーを作り出していると思います。

どうぞ、60歳になったら地域通貨を試みて、まちづくりに中心人物として参加してください。40歳代に組織の中で腕を振るっていたように、再びコミュニティーの核心で原動力としてご活躍いただくことが、次世代の為になると信じています。
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若者と祭り

2005-07-25 08:40:13 | Weblog
昨晩、習志野市のきらっとサンバパレードを見に行きました。お臍を出した、ブラジルのサンバの踊り子とアミーゴの握手をしてきました。例年と比べて高校生を中心とした若い世代の参加が増えていたみたいです。その割りに中高年の見物客が少なく、定着した割にはパレードに参加する企業団体も減ったような気がします。

ゆりのきのお祭りとは比べ物にならない規模の大きさですが、病院と介護施設、自衛隊、体育協会、商工会議所会頭の会社が目立って、官製祭りの感が否めなかった。でも椅子を置いたテントの中は満員で家族連れや、若者グループが飲食を楽しんでいました。

ゆりのき夏祭り、理科大の学生、千葉大の学生、サンバ祭りの高校生達、を見ると皆意欲的で何かしようとしているのが分ります。大人が日々の生活、活動を楽しんで、背中で未来を見せることが出来たら良いなと思いました。
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文化の伝承・地域通貨

2005-07-24 16:43:52 | Weblog
18日においでいただいた、印西市小林の方々、若手研究者の方々、秋田のまちを何とかしたいと考えている若者とはいえない方々、そして働き盛りのジャーナリスト等、最近いろいろな方に会って地域通貨ピーナッツのことをお話しする機会がありました。

稲作とともにインドネシアからお互い様のシステムが、稲作技術として来たことは前にお話しましたが、今の時点でも文化の伝承の役割を負っているように感じています。人口増で競争が不可避、資本の自由化、冷凍食品商品化、ジャンボが飛行、50万トンタンカー運行、パソコンの普及、インターネットの一般化、全てこの30年間にあったことです。この30年は人類の歴史でも特異な30年と言って良いでしょう。

独断と偏見で整理すると、地域通貨が人口に膾炙した現在でも、地域通貨ピーナッツを説明して一番早く納得してくださる方々は60歳以上の方です。ゆりのき商店街の実行者も60歳代の方が多いです。30歳代から50歳代の、新卒時から特異な30年にビジネス人生を送った方々に理解していただくのが一番手間隙がかかります。(年齢枠をはみ出す人は沢山おいでですが、独断と偏見の所以です。)

一方二十歳代の学生には、ゆりのきの実行者達の言葉が、干天の慈雨のように素直に沁みこんで行くのが分ります。聞いていると語彙が足らない部分を補充する所から、目から鱗状態のようです。60歳代の先達がきちんと教える立場に立って、若者に話をしている場が清清しいです。年長者の自信と誇り、若者の意欲と謙虚さが交錯するまちこそ、活気の有るまちだと思います。アミーゴ!の握手が礼儀も持ち込んだようです。新人類とか若者を批判する言葉がありますが、地域通貨ピーナッツに関わって半年もした学生達は明らかに、美しい日本の文化の伝承者になっています。
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宅地のミティゲーション

2005-07-23 10:20:23 | Weblog
秋田から帰ってゆっくり考えています。巨大な八郎潟が干拓されて、その3割が(地元の人の言葉)生産調整で米作をしていない。地元の人は冗談で、スペースシャトルの着陸基地にしてもらおうかと言っています。幅広、長大な滑走路が可能です。農業は兼業で、米味噌は家に有る(地元の人の言葉)の暮らし。結局兼業の両方ともに危機感を持たずに中途半端になっている。

商業は秋田から男鹿に入る入り口に船越という大潟村から来る道路との結節点に、ロードサイド店が密集して展開している。それで町内の商店街は閑散としてしまっている。しかしもう一つの動きは、その船越に住宅団地が造成されて結構人が住み着いている。この新たな住宅を購入している人は誰かと言うと、男鹿市内からの若い家庭の引越しだと言う。男鹿市内には高齢者家族が残っている。男鹿市の旧市街地は巨大なグループホーム化している。

これは都市計画として看過してはならないことですが、逆に船越の住宅団地造成には公的な機関が関わっている言う。秋田県の都市計画はどうなっているのだろうか?土木事業で盛土をする時に、粒度の設計をします。大きい粒と細かい粒の土砂を上手にブレンドすると堅固な盛土が出来上がります。折角旨い具合にブレンドされていた盛土を篩にかけて分離して二つの盛土を作ろうとしている。これを安定させようとすると継続的に高い費用と努力を必要とします。

地域には丁度良いブレンドの状態で高齢者と若者が居なくてはいけない。そのためには味噌汁が冷めない距離に住める工夫が必要です。少し大きく見ると、百軒の住宅、宅地を建設造成する場合には同じ数の住宅宅地を農地山林その他に変換することを条件にするべきです。50年後には、百軒の住宅、宅地を供給する場合は二倍の二百軒を変換することになるでしょう。農業と介護と相続と扶養と全てを織り成した都市計画が必要です。地域通貨ピーナッツは良いブレンドを永く保つ為の仕組みです。

25年前、請負業が貧乏な中華人民共和国に行って、金を貸すから奢ってくれみたいな商売はするな、金儲けを考えるのなら金持ちのアメリカに行こうと、サンフランシスコのゴミ捨て場同然になっている汚い海辺の開発計画を作ってポートオーソリティーに持ち込みました。すると簡単にOKだと言う。ただし条件は、同じ面積の水面を作ること。理由を聞いたら、サンフランシスコの霧が薄くなるからだと。唸って撤退しました。

環境に関するミティゲーションもさることながら、人口が急激に減ろうとしているわが国では、住宅、宅地に関してもミティゲーションの考え方を導入しなくてはならない。津田沼駅南口の開発も、初期に出来た埋立地で商店街も閉めてしまうような団地を干潟に戻すのなら良いでしょう。また千葉県内の宅地供給の区画整理事業の土地を競売に付して
破産処理して、その後に開発しなければいけない。程度によって、区域全体の土地の処分で終わればよし、(この場合減分100%)多くは個人補償している理事者も財産全てを失う事例も多く発生するでしょう。県民が県民の首を絞めてはいけない。地域の人々は他人の首を締めている自覚がないから、県の県土整備部はよっぽど強い指導勧告をしなくてはならない。

千葉県にしても秋田県にしても、地方分権を言い訳にしての職責放棄は許されない。
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村山 和彦 murayama@seaple.ne.jp  http://www1.seaple.ne.jp/murayama/
佐久間聡子 (事務局)sakuma@seaple.ne.jp
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秋田に行ってきました

2005-07-22 22:35:52 | Weblog
男鹿市1.22、に行って来ました。役場の若い人がこれは不思議ではないと力説してくださいました。曰く、「人口ピラミッドの形態によって統計上そうなることもある。」この若い方は素晴らしい。自分なりに分析している。

結局、私なりの把握では、農家に嫁の来手がないにあるようです。何故来手が無いのか。農業が魅力的な、なりわいではないのか。でもこれに匹敵する理由は、親と同居しなくてはならないこと。この二つの理由で嫁のなり手がない。農家にすると親は親、それ以上に上司であり先輩が四六時中一緒の状態に嫁が耐えられるかにあります。


>ところが、自分の娘には、農家には嫁くなと言う。同じ理由で。
農業とまちづくりはもっと密接ではならなくてはいけない。
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