地域通貨を始めたい方に(地域通貨千夜一夜物語)

1999.2.14からの経験を基に、コミュニティービジネスとして地域通貨(LETS)導入のお手伝いをします。

文化の伝承・地域通貨

2005-07-24 16:43:52 | Weblog
18日においでいただいた、印西市小林の方々、若手研究者の方々、秋田のまちを何とかしたいと考えている若者とはいえない方々、そして働き盛りのジャーナリスト等、最近いろいろな方に会って地域通貨ピーナッツのことをお話しする機会がありました。

稲作とともにインドネシアからお互い様のシステムが、稲作技術として来たことは前にお話しましたが、今の時点でも文化の伝承の役割を負っているように感じています。人口増で競争が不可避、資本の自由化、冷凍食品商品化、ジャンボが飛行、50万トンタンカー運行、パソコンの普及、インターネットの一般化、全てこの30年間にあったことです。この30年は人類の歴史でも特異な30年と言って良いでしょう。

独断と偏見で整理すると、地域通貨が人口に膾炙した現在でも、地域通貨ピーナッツを説明して一番早く納得してくださる方々は60歳以上の方です。ゆりのき商店街の実行者も60歳代の方が多いです。30歳代から50歳代の、新卒時から特異な30年にビジネス人生を送った方々に理解していただくのが一番手間隙がかかります。(年齢枠をはみ出す人は沢山おいでですが、独断と偏見の所以です。)

一方二十歳代の学生には、ゆりのきの実行者達の言葉が、干天の慈雨のように素直に沁みこんで行くのが分ります。聞いていると語彙が足らない部分を補充する所から、目から鱗状態のようです。60歳代の先達がきちんと教える立場に立って、若者に話をしている場が清清しいです。年長者の自信と誇り、若者の意欲と謙虚さが交錯するまちこそ、活気の有るまちだと思います。アミーゴ!の握手が礼儀も持ち込んだようです。新人類とか若者を批判する言葉がありますが、地域通貨ピーナッツに関わって半年もした学生達は明らかに、美しい日本の文化の伝承者になっています。
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村山 和彦 murayama@seaple.ne.jp  http://www1.seaple.ne.jp/murayama/
佐久間聡子 (事務局)sakuma@seaple.ne.jp
090-7836-2816
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1 コメント

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追加 (村山和彦)
2005-07-24 16:50:59
訂正するのが面倒なのでここで追加しておきます。



60歳代以上の方々は、特異ではない日本の社会を知っていると感じることが多いです。そのご経験を若者に伝える為にも地域通貨を試みてください。

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