地域通貨を始めたい方に(地域通貨千夜一夜物語)

1999.2.14からの経験を基に、コミュニティービジネスとして地域通貨(LETS)導入のお手伝いをします。

securitization 地域通貨

2005-07-28 08:39:55 | Weblog
目下不動産の小口証券化の勉強をしています。そしてふと思ったのですが、LETSはお互い様の証券化なのだと感じました。証券化の動機は、規模の大きさ、それに比例してリスクの大きさ、投資回収の長期なものについて証券化して投資家をつのることになります。
プロジェクトファイナンスと言ってもいいでしょう。

地域通貨活動も大勢の人たちが関わらないと効果が見えません。また長期に継続しないとこれまた効果が見えません。それを数字に表して交換して、アミーゴ!と挨拶することでその場の雰囲気を楽しみます。これはお互い様の証券化ではないかと思いました。

私の父の遺言は、「ひとのお世話をするチャンスがあればしておくことだ。人生はどこかでつながっている。」です。脳幹の梗塞で、呼吸、体温維持、嚥下が出来なくなって危篤状態を2週間続けて、やっと自力で呼吸、体温維持、が出来るようになったお正月に、おめでとうの挨拶をしました。「今年は長男の就職を決めなければならない年だよ。」と言うと、言下に、大丈夫だよ、と答えが返ってきました。あまりはっきり言うので、どうして大丈夫と思うのか聞きました。「和彦は、ひとのお世話を良くしている。誰かが必ず息子のお世話をしてくれる。」この後に冒頭の遺言としている言葉が続きました。その後意識がはっきりしてこの話をしましたが覚えて居ませんでした。でもそう思っている、本当に死ぬ時に何を言うか分らないからこれを遺言にしておこうと言う事になりました。

これがお互い様ですけれど、なんとも長期に渉る、投資回収にリスクの有るプロジェクトではあります。ひとのお世話は求めてしなさいと、元気な時に言われた覚えはないのですが、意識のあやしいときに言ったことなので本心なのだろうと思っています。死ぬ前には本心を言ってしまうから怖いね、「人を騙してでも金儲けをしよう。」と思っているとそう言ってしまうね、と話したことを思い出します。

お互い様の証券化と考えると、LETSピーナッツの説明が出来そうです。
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村山 和彦 murayama@seaple.ne.jp  http://www1.seaple.ne.jp/murayama/
佐久間聡子 (事務局)sakuma@seaple.ne.jp
090-7836-2816
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