嘘だと言って！山川〜プロ野球を脅かす性犯罪とSEXスキャンダル

　どうも､プロ野球選手とSEXスキャンダルは､切りたくても切り離せない関係にあるらしい。
　プロ野球選手とは言っても､教育を受けてない”野球とSEXしか出来ない大人”の事である。そんな大男の下半身が暴走し､(週刊誌を賑わすだけ)のSEXスキャンダルの筈が強制わいせつに発展したら､スキャンダルの領域を大きく超える。
　今回の山川選手が犯した強制わいせつ罪の実態を知る程に､末恐ろしい事をやってしまったなという印象が強い。

　日本では(興行の娯楽として生まれた)アメリカのベースボールとは異なり､野球は教育の一環として支えられ続けてきた。
　しかし､高校野球の指導者や関係者らも含め､彼らに教育の理念や教育者としての資質があるとはとても思えない。
　学のないエロ爺が朝から晩までノックバットを担ぎ､高校球児を”子供たち”と呼び､自宅に半ば監禁し､奴隷みたいに扱いてるのを見る度に､複雑な思いがしたもんだ。
　そんな過酷な環境の中で思春期を過ごし､脳みそは萎縮したまま､夢と肉体と下半身だけは大きくなる。甲子園で活躍さえすればスカウトの目に止まり､プロ野球という夢の世界が開けるのだ。
　言い換えれば､彼らにはそんな単純な人生のプランしか持ち合わせてはいない。そんな人種が一旦､人生を踏み外せばどうなるのか？明らかに想像はつく。

　プロ野球選手として頂点を味わった山川選手だが､本当の勝負はそれからであった。
　陰りが見えなくもない昨今のプロ野球だが､高校や大学野球とは異なり､選ばれし傑出した才能のアスリートらが集い､競い合う過酷なデスゲームの世界である。
　そこで勝ち残った選手たちは､更に成績を積み重ね､評論家やメディアから評価され､自他共に一端の選手だと認識する。
　当然､夜の世界でも大モテである。だが､夜の女は､学のないスター選手ほどには馬鹿でも鈍感でもない。
　賞味期限が短い遊女たちは､同じ様に活躍できる期間が限られる男たちの落とすお金に興味を示す。つまり､人種としては夜の女もプロ野球選手も同類なのだ。
　”夜の帝王”などと浮かれまくり､我が物顔で夜の街を闊歩する気持ちも理解できるが､そういう時ほど自分の足元を見つめる思考を持つべきだったのに。

　プロ野球選手はグラウンドでの結果が全てである。だが､成績を残したからとて､社会的地位や身分が上がる訳でもない。国民栄誉賞を授与されようが､金メダルを獲得しようが､無学は無学にすぎない。
　スターアスリートと言えど､所詮は職業野球人という肉体労働者である。
　つまり､世間は冷酷なのだ。
　”世界の王”さんだって､(当然だが)868本という数字に見合う評価はなされてはいない。厳しい言い方をすれば､読売という特定の組織の中で”作られた数字”にしか過ぎない。
　金メダリストだって､全てが評価される筈もなく､その殆どは金満汚職で腐敗したオリンピックと共に忘れ去られる運命にある。
　同じ様に､SEXスキャンダルで死滅するプロ野球の行く先が見えそうな気がする。

　以下､｢山川穂高が認識できていない罪の重さ､そして悲しき能天気ぶり｣(JBPress)を元に話を纏めます。

山川容疑者の過ぎた”強制わいせつ”

　文春オンライン(5/11)によれば､山川穂高(西武､31)は､昨年11月に都内ホテルで20代の女性を無理やり押し倒し､下半身から出血する程の怪我を負わせたという。
　警察は､強制わいせつ事件として女性の被害届を受理し､山川はWBC終了直後に事情聴取を受け､女性の怪我は認めたものの､”無理やり”行為に及ぼうとした事は否定してる。
　真っ先に嫌な予感がしたのは､”下半身から出血する程の怪我”である。
　膣から出血したのか？それ以外の部分からか？答えは予想通り､”膣からの出血”である。
　文春の記事によると､女性Aと都内で食事をした後､港区の(バー付きの)ホテルに誘い､(嫌がる)女性を無理やり押し倒し､衣類を脱がし､膣やその他の下半身などから出血する程の怪我を負わせたとされる。

　勿論､山川が犯した行為は恐ろしい事だが､それ以上に､この件がどれだけ深刻で重大な事態なのか､本人はおろか球団側もプロ野球関係者も理解できてはいない。
　つまり､”スキャンダルとレイプは別物”という単純な事すら認識できてないのだ。
　事実､山川自身も”僕としては勿論､不起訴になる事案であろうと思っている。ただ､相手が納得してない部分もあり､弁護士をたててるので､僕も弁護士をたてて・・弁護士と話がついた時に､僕の口から説明する場を持つつもりですし・・”と取材に答えてるが､膣から出血する程のレイプが”不起訴に”なる筈がない。

　強制わいせつ罪は2017年に刑法が改正され､”親告罪”ではなくなっている。
　この親告罪とは､被害者の告訴がなければ起訴できないと定められた犯罪の事で､示談などで被害者が告訴を取り消せば起訴される事はなかった。故に､”親告罪ではなくなる”と､捜査当局の判断で罪に問われる事になる。つまり､カネを積み謝れば済む話ではない。
　検察の統計によれば､2020年に強制わいせつで逮捕された被疑者のうち約92％が勾留されているとのデータもある。
　警察庁では治安情勢の目安として､”重要犯罪”を定め､その数値をを公表している。この重要犯罪の中には､殺人･強盗･放火･略取誘拐･人身売買と一緒に強制性交や強制わいせつも含まれる。

　山川選手に容疑がかけられ捜査が進む強制わいせつ罪だが､今の日本が最も懸念すべき犯罪である。山川が逮捕･起訴されれば､プロ野球選手の裏の実態を露呈するだけでなく､性犯罪の元凶を侍ジャパンメンバーがしでかした様なものとなる。まさに､侍ジャパンの顔に泥を塗る行為だ。
　更に､この強制わいせつ致傷罪は裁判員裁判の対象にもなる。司法の民主化を目的に､刑事裁判に一般市民感覚を取り入れた裁判員裁判がはじまったのは2009年。その直後から厳罰化の傾向が顕著に現れたのが､強制わいせつなどの性犯罪の事件だ。
　その理由は単純である。
　つまり､動機が1つしかないからだ。
　例えば介護殺人であれば､一般市民からなる裁判員にも同情の余地がある。現実に執行猶予が付いた判決すらある。これが無差別殺人となれば厳罰に処せられるだろうが､それぞれの事件にはそれぞれの事情や動機が存在する。ところが､強制わいせつともなれば､動機は自分の性欲を満たしたいという一点に尽きる。相手の尊厳を踏み躙り､心にも大きな傷を負わせる。それが激しい市民の怒りを生み､厳罰化に現れる。

最後に〜ウソだと言って山川

　被害の女性が膣やその他の下半身から出血する程の怪我を負ってるのに､”合意だった”というのは明らかに矛盾がある。
　勿論､女性がよほどの性的嗜好の持ち主であれば話は別だが・・
　事件は昨年11月の事で､数日後には被害の女性は警察に駆け込んだ。そういう事がありながら､山川は球団にも知らせずに､WBCに参加していた。
　つまり､性犯罪者がその罪を隠し通し､WBCに参加し､日の丸の為に戦っていたのである。

　山川は決してエリート選手ではない。高校も大学も有名な野球学校ではないし､そんな環境で自らの力でここまで這い上がってきた苦労人である。
　故に､個人的には好きな選手でもあった。
　今回の事件があったから､山川選手を嫌いになるという事もあるだろうが､彼がまず最初にすべき事は､罪の重さを認め､出頭し､素直に刑に付す事だ。
　だが残念な事に､文春の取材に応じた山川のコメントを見る限り､反省の色も強制猥褻という性犯罪に対する認識や理解も殆ど皆無である。
　友達として普通に飲み食いをしてたら､相手が怪我をしてたという能天気なノリである。

　暴投でも少し触れたが､山川が女を連れ込んだバーは､ベッド付きの如何わしい個室だったとされる。これだけでも今回の性犯罪が計画的に行われた事の証でもある。
　100キロを優に超える屈強な肉体を持つ大男の､そんな性欲見え見えの怪しげで計画的な誘いに乗る女性も乗る女性だが､プロ野球選手とSEXスキャンダルの度重なる報道を知っていたら､すんなりと誘いに乗る事はなかっただろうか。
　全ては､陪審員となる一般市民の感情がどう揺れ動くかである。
　一方的に(膣から血が出る程の)レイプした”山川が悪い”と判断するのか？それとも､(性欲丸出しの)プロ野球選手にホイホイと付いていった”女が悪い”と判断するのか？
　どっち転んでも､山川選手が選手でなくなる日はすぐそこまで来ている。
　ただ､人間として真っ当な道を選択してほしいもんである。