今年大宰府に行ったのは、九州国立博物館の特別展と梅の季節の観梅で4回目になる。
家から出てお昼頃に着くので、先ず立ち寄るところは「日和」と言う食事処。そして、注文するのはいつも「天むすび定食」。季節の野菜を天ぷらにして、それがおむすびの中に入れてあり、味噌汁に小さな小鉢のおかずが添えてある。所謂、精進料理。外の景色が見えるカウンター席に座って食べるのが好きで、春は桜 夏は青もみじ 秋は紅葉と季節の移り変わりを眺めながらの食事は格別である。
(写真がボケてしまった)
腹ごしらえができたら、参道を歩き天満宮にお参りをしてから、国立博物館まで途中エスカレータで上って行く。
今回は「美のワンダーランド 15人の京絵師」という題目であり、大雅 若冲 蕭白応挙 蕪村…等個性的な表現者たちの作品を観ることができ、しばし絵の中に惹きこまれてしまった。特に蕪村の「新緑杜杜鵑図」は色がきれいでその清々しさは暑さを忘れてしまいそうだった。
2時間ほど観た後の帰りは、池の端の「うぐいす茶屋」を通り参道へ戻っていく。ここでチョッと小腹が空いたところで、名物の「梅が枝餅」を買い、一個は食べ歩き用。行儀がわるいけれど、家に持ち帰って食べるよりも焼き立てアツアツがまたおいしい。
これが私の「大宰府ぶらぶら」であるが、四季折々に風情があり親しみのある町で好きな場所の一つである。
秋には「光明寺」の紅葉が楽しみである。