暇つぶしに・・・

絵を描いたり写真を撮ったり。

癌の父とその家族

2017-09-25 | 介護・愚痴・怒
  数年前、「お前みたいな気違いは出ていけ!」って父から言われました。何が原因で喧嘩したのか忘れちゃったけど、「気違い」って言われたことだけは頭にこびりついて忘れない。
その時に、「年取って自分で何もできなくなったらどうするの?」って父に言いました。そしたら
「お前の世話にはならん。年取っても困らんようにしてある」って返事が返ってきた。でも、父の言った「困らんようにしてある」というのは、高齢になっても大きな病気もせず認知症にもならず入院もせず、ある日ぽっくり自宅で死んだ場合の話ね。

実際、今は、言い出したらきりがないくらい困ることばっかりです。
いまさら言っても仕方ないけど、がん保険、入っておけばよかった。
それからもうひとつ、当たり前だけどすごく大事なこと。

人間必ず死ぬからね、「老いては子に従え」ですよ。
後期高齢者になったら誰が自分の世話をするのか考えなきゃいかんよ。家の父みたいに「何でも自分でできる、自分の考えが一番正しい、子供には世話にならん」というスタイルを持続するととんでもないことになります。本人よりも家族が困ります。
でもね、こういう性格が今更治るわけもないしね。
だから、父に「これ、どうしよう」と相談するのは時間の無駄。
今は「これはこうしたからね」と事後承諾で事を運んでます。


そういえば、去年、父がこんなこと言ってました。

「入院も延命治療もやらんぞ。癌は痛くないらしいから、わしはがんで死ぬ」
 こういうあほなことを言ってるから本当に癌になちゃったんでしょ。病気を甘く見るなって神様が怒ってるよ。しっかり延命治療やってるじゃないか。
「こんなに痛いとは思わなかった」だって。いまさらわかっても遅すぎるよ。



ところで、父が突然認知症みたいになってしまったのは抗がん剤の影響だろうね。医者は副作用の比較的少ない抗がん剤を使いますというだけで、こういう副作用が出る場合もあるって一言も説明なかったけど。
ネットで調べたらいろいろ出てきた。ネットのQ&Aは同じような質問と回答ばかりだね。あれ、お金もらって質問と回答を書いてる人がいるんでしょ。
在宅ワークみたいなとこで そういう案件があったよ。

その中に「医者は副作用についてはあまり話しません」という回答があった。


ネット上で末期がんの記事を読んで強く思ったこと。

「安楽死」を認めよ!

犯罪者の死刑は認められてるのに、どうして痛みで苦しんでる善良な市民の安楽死はダメなの?
死刑で死ぬときは癌の末期患者のような苦しみはないんでしょ。悪いことしたのに苦しまずに死ぬってどうよ。


暗いことばかり考えてるとますます悪運に取りつかれそうだから、気分転換にブックオフに行った。
この本、見つけたよ。

父の医療費がかさむから、まずは食費 節約しなきゃ。貧乏神様もそういってました。家族三人猫二匹一か月ニ万でやってみよ!
ドラッグストアで売ってる鯖缶は100円で買えるからこれいいかも。
すでに調理してある缶詰めは電気ガス水道代の節約にもなるし、健康にもいいっていうんだから貧乏人にはありがたい食材です。






今夜はこれ作る。













癌でした

2017-09-17 | 介護・愚痴・怒
父(87歳)、多発性骨髄腫で九月四日から入院しました。

相変わらず多治見県病院の救急外来の対応はダメだね。

土曜日の夜中に腰の激痛で動けなくなって病院に電話したら、
「今日は研修医しかいないので応急処置しかできないけどそれでもいいなら来てください」と言われた。


あのねぇ、また同じこというけど、何のための救急外来ですか?

研修医が「腰の激痛は僕の専門じゃないからうまく断って」って言ったの?
それとも電話を受けた人の自己判断?

多治見の病院に限らず、どこの病院も患者に対して冷たい対応をする医者や看護師、医療スタッフがいるでしょ。本人はそんなつもりはないんだろうけどね。だからたちが悪いんです。自分のしたことが相手にどういう印象を与えるのかって考えたこともないんでしょ。自覚がない奴は治しようがない。

病院は「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」といってはいけない接客業だ、と私は思ってます。
昔から「医は仁術」っていうじゃない。だから、患者に対する言葉の使い方や接し方を大事にしてほしいな。


父は現在抗がん剤の治療を始めてます。余命は1~2年。でも、2年は無理だと思う。担当の先生から癌だといわれても全然ショックじゃなかった。父にも告知しました。

だって今まで医者の言うことも聞かず体に悪いことばかりしてきたのに(最高血圧200なのに塩っ辛い物ばかり食べてた)、大きな病気もせず87年も生きてきたんだから。もうそろそろあっちの世界に行ってもいいんじゃないの。今まで、死んでもおかしくないような目に何度もあってるのに死ななかったってのは死神に嫌われてるんだろうなって思ってました。
例えばこんな話があります。

父は若いころから大酒のみでした。
ある宴会の晩、盲腸になっちゃってトラックの荷台に乗せられて病院に運ばれたんだけど、酒のせいで麻酔がきかなくて、麻酔なしで盲腸の手術をしました。そのあと腹膜炎を起こして大変だったらしい。父の盲腸の傷跡、直径5センチあります。

戦時中、破傷風を自力で治した。薬も飲まず、ただひたすら寝てたとか。

獣医の見習い期間中、二日酔いで仕事に行き、足元ふらついた拍子に手に持ってたメスをのどに突き刺した。痛みは感じなかった代わりに突然息ができなくなって口から血が出てきたので結核だと思ったらしい。そのまま意識不明。メスの位置があと数ミリいざってたら動脈損傷で命はなかったとか。

戦時中は韓国のバッキョウにいました。終戦になって日本に引き揚げてくるとき船の中でひどい下痢になり毎回便所に行くのが面倒だった。船の底のほうに人間一人しがみついているのにちょうどよい場所があった。そこは海面すれすれで波が打ち寄せてくるところ。ここにしがみついていれば波が下痢便を洗い流してくれるだろうということで、日本の港に着くまでずっとその場所にいたとか。
玄界灘ですよ。人食い鮫のいる海ですよ。

そんなとこにいたら鮫に食われてもおかしくないのに襲われなかったってことはよっぽど悪運が強いというか死神に見放されてるというか、ある意味、有難いことです。


死神さんにお願いします。多発性骨髄腫の末期はかなり痛いらしいので、そうなる前にお迎えに来てください。

家は母が認知症で施設に入ってるし、旦那は日本語さっぱりわからないアメリカ人でアメリカにいるし、家には長男がいますが、息子にばかり頼るわけにもいかないし、頼りになるのは自分しかいないね。
でも、正直、困ってます。来月 退院してきますが、父の面倒 どうするんだろ。
私、仕事をやめるわけにもいかないし、父は生命保険にもがん保険にも入ってないし、年金は最低金額しかもらえないしね。

そんな話をしても誰も信じないよね。だって、父は獣医だったからお金はあるでしょって誰でも思うよね。なんで年金がそんなにすくないの? なんで生命保険に入ってないの?っていまさら言っても仕方ないけど。全部、将来設計をミスった結果です。

病院のソーシャルワーカーは頼りにならないから、家に住み着いてる貧乏神様と死神様も交えて、今後どうするか話し合います。
どれをとっても悪い結果しか出てこないんだけど、その中でも悪いことが最小限ですむ道を見つけます。
最悪の中における最高の方法。

戦場の兵士はいつもこういう決断を迫られてたのかな。ふと思った。











Harvest moon

2017-09-16 | イラスト



渡り鳥ゴースト

2017-09-09 | イラスト
お化けの季節は終わりです。

そろそろハロウィーンの国へお引っ越し。






船の灯を目当てに闇の渡り鳥

正岡子規