二人の行為は誰かそれを知る人がいれば、舞い上がった恋人同士に見えただろう。ヒトミはヒロムを離したくなかった。ヒロムが性的なものに溺れることを望んだ。ヒロムは性的な快感に自分が支配されていくことを感じながら、それを克服しようとした。二人はさらにその激しさを増して交わった。時間があればところかまわず、身体を寄せ合い、挿入に向かった。ヒトミは限界が来ていた。店を遅刻するようになり、段々、休みがちになった。ヒトミは店をクビになった。そのことをヒトミはしばらく誰にも言わなかった。わずかな蓄えはあった。
ヒトミは店の終わる時間が近くなるとヒロムとの待ち合わせ場所に向かった。ヒロムは少し目を離すと鬚もじゃの男に戻ってしまう。特にミサキからの情報収集が終わってからはその傾向が強くなった。そんな時はテルホに行った。まず、激しい性交渉を済ませてから、風呂に入り、ヒトミはヒロムの鬚を剃った。ヒロムの身体を洗い、軽いマッサージをして、時にはそのまま、二度目の性交渉に入った。泡の付いた手の感触はヒロムにミサキの手の感触を思い出させた。そのころになると、ミサキとの関係から生まれたコンプレクスからはヒロムは自由になっていた。
そんなある火曜日、ヒロムは最後の会員が「ベース」を出てから、ヒトミのアパートに向かった。始発電車が動き始めていた。まだ朝の喧騒には早い時間にそっと玄関の戸を開け、ヒトミの部屋のドアの前に来るとノックをする前にヒトミがドアを開けた。ヒロムを部屋にいれ、ドアを閉めた。キッスをした。いつもなら、そのままセクスが始まるのだが、ヒロムの汗の臭いがきつかった。ヒトミは下着も着けず、ヌーヌーのような服を着ていた。乳首の形がはっきりわかった。ヒロムは服を買わない。だから、田舎から持ってきた洋服しかない。その日も、ボタンダウウンのシャツと綿のスラックスだった。ヒトミはヒロムのボタンを外した。ヒロムは部屋の真ん中でたったままだった。ゆっくりとシャツを脱がせ、スラックスのベルトを外し、ズボンを下げ、足を持って靴下を脱がせ、トランクスを下げた。西向きのヒトミの部屋には朝日は当たらない。ぼんやりとした明るさの中でヒロムだけが裸になった。ヒトミは流しでタオルを絞るとヒロムの身体を拭いた。けして痛みの感じることのない強さで、それでも適度な刺激を伴ってヒロムの身体を拭いた。首の回りから肩、胸、腕、背中、腰、尻、太腿、足先までヒロム自身を残して柔らかく、そして、微かな刺激を伴って。最後に自身をタオルでくるんだ。睾丸のほうから拭き始め、タオルの中で転がした。手を伸ばして拭いているヒトミの胸元から、その大きく開いた胸元から乳首が時折、覗いた。ヒトミの行為を見ていたヒロムはその視覚的な刺激に自身が反応するのを感じた、睾丸からの刺激とともに。手の中で硬くなってきたヒロム自身を両手で拭いてから、ヒトミは、タオルの上から左手で睾丸を押さえ、右手で自身を握った。手の感触とは違う刺激。睾丸を上に向かうように押し付け、自身をタオルごしにしごいた。ヒロムがヒトミの頭に手を添えた。それを合図に、ヒトミはタオルから自身の頭だけを出して、その割れ目を舌先でくすぐった。体温のある突然の刺激にヒロムは一瞬、腰を引いた。それを引き戻すようにヒトミはヒロム自身を握り直した。それはヒロムの傘を刺激した。ヒロム自身はさらに固さを増し、天を向くような方向に力が入った。ヒトミはタオルから顔を出しているヒロム自身を今度は含んだ。割れ目の付け根を舌で押し上げるように刺激をして、平たい部分に軽く歯を立てた。今度は腰を引かず、ヒロムは腰を突き出した。ヒトミはタオルを両手で睾丸だけを包むようにしてヒロム自身をむき出しにすると唇に力を入れながら深くくわえ込んだ。喉の奥にヒロム自身があたるような気がした。ゆっくりと頭の部分まで戻して、また深くくわえた。徐々にその動きを早めながら、タオルの中の睾丸を握る力を強く、弱く動きのリズムに変えていった。
ヒトミは店の終わる時間が近くなるとヒロムとの待ち合わせ場所に向かった。ヒロムは少し目を離すと鬚もじゃの男に戻ってしまう。特にミサキからの情報収集が終わってからはその傾向が強くなった。そんな時はテルホに行った。まず、激しい性交渉を済ませてから、風呂に入り、ヒトミはヒロムの鬚を剃った。ヒロムの身体を洗い、軽いマッサージをして、時にはそのまま、二度目の性交渉に入った。泡の付いた手の感触はヒロムにミサキの手の感触を思い出させた。そのころになると、ミサキとの関係から生まれたコンプレクスからはヒロムは自由になっていた。
そんなある火曜日、ヒロムは最後の会員が「ベース」を出てから、ヒトミのアパートに向かった。始発電車が動き始めていた。まだ朝の喧騒には早い時間にそっと玄関の戸を開け、ヒトミの部屋のドアの前に来るとノックをする前にヒトミがドアを開けた。ヒロムを部屋にいれ、ドアを閉めた。キッスをした。いつもなら、そのままセクスが始まるのだが、ヒロムの汗の臭いがきつかった。ヒトミは下着も着けず、ヌーヌーのような服を着ていた。乳首の形がはっきりわかった。ヒロムは服を買わない。だから、田舎から持ってきた洋服しかない。その日も、ボタンダウウンのシャツと綿のスラックスだった。ヒトミはヒロムのボタンを外した。ヒロムは部屋の真ん中でたったままだった。ゆっくりとシャツを脱がせ、スラックスのベルトを外し、ズボンを下げ、足を持って靴下を脱がせ、トランクスを下げた。西向きのヒトミの部屋には朝日は当たらない。ぼんやりとした明るさの中でヒロムだけが裸になった。ヒトミは流しでタオルを絞るとヒロムの身体を拭いた。けして痛みの感じることのない強さで、それでも適度な刺激を伴ってヒロムの身体を拭いた。首の回りから肩、胸、腕、背中、腰、尻、太腿、足先までヒロム自身を残して柔らかく、そして、微かな刺激を伴って。最後に自身をタオルでくるんだ。睾丸のほうから拭き始め、タオルの中で転がした。手を伸ばして拭いているヒトミの胸元から、その大きく開いた胸元から乳首が時折、覗いた。ヒトミの行為を見ていたヒロムはその視覚的な刺激に自身が反応するのを感じた、睾丸からの刺激とともに。手の中で硬くなってきたヒロム自身を両手で拭いてから、ヒトミは、タオルの上から左手で睾丸を押さえ、右手で自身を握った。手の感触とは違う刺激。睾丸を上に向かうように押し付け、自身をタオルごしにしごいた。ヒロムがヒトミの頭に手を添えた。それを合図に、ヒトミはタオルから自身の頭だけを出して、その割れ目を舌先でくすぐった。体温のある突然の刺激にヒロムは一瞬、腰を引いた。それを引き戻すようにヒトミはヒロム自身を握り直した。それはヒロムの傘を刺激した。ヒロム自身はさらに固さを増し、天を向くような方向に力が入った。ヒトミはタオルから顔を出しているヒロム自身を今度は含んだ。割れ目の付け根を舌で押し上げるように刺激をして、平たい部分に軽く歯を立てた。今度は腰を引かず、ヒロムは腰を突き出した。ヒトミはタオルを両手で睾丸だけを包むようにしてヒロム自身をむき出しにすると唇に力を入れながら深くくわえ込んだ。喉の奥にヒロム自身があたるような気がした。ゆっくりと頭の部分まで戻して、また深くくわえた。徐々にその動きを早めながら、タオルの中の睾丸を握る力を強く、弱く動きのリズムに変えていった。