仁、そして、皆へ

そこから 聞こえる声
そして 今

生きてる

2007年10月31日 16時06分32秒 | Weblog
こんな所にくる予定じゃなかった。
ピンクのカーテン越しに午後の太陽がまぶしかった。
テーブルの上は、マニュキュアや口紅、マスカラが散乱していた。
足元に食べかけのポテチやカップヌードルの容器が転がっていた。
ーもう行く気がしない
そういって僕の手を引いた。
かなり危ない目をしてたから、店長にいわれてTAXに乗った。
無いもない感じでよかったんだけど・・・・
下北のケンタッキーのある信号機で降りて、駅とは反対の上り坂を登った。
3階建ての1階の隅の部屋でドアを開けた瞬間にむせるような女の臭いがした。
もたれ掛かるように半寝の状態のスミ子を部屋のなかにいれて帰ろうとしたら、
足を捕まれた。

うつ伏せで

2007年10月11日 12時59分35秒 | Weblog
手入れがあった。
店は今日は無い。
当然、僕らは倉庫に逃げて捕まったのは、
たぶん、初めての客だけだろう。
いつものことで、二,三日閉店していればまた再開だ。
誰かが、たれ込んだか、暇な警察の気まぐれか。
警官も刑事も店の客だ。
「売り」は大体わかっていて、今日は売ったらすぐに消えてた。
僕らも新人を残して厨房裏の壁から倉庫に行く。
新人は捕まる。でも、日雇いだから、すぐに出られる。
店長が警察に行って、ちょい絞られて、
今週はだめかも、
三日くらいは休みになるかな。
グルングルンのアキコはカウンターの脇でパーティーをしてた。
ブラのホックも外されてて、フラフラだからまた僕が抱えて
倉庫に連れてった。
ガマンデキナイミタイデ、ヨッチとデブに絡み始めた。
しょうがないから、ビール樽の裏に連れてって、後ろから触った。




何も言わないのに

2007年10月04日 13時01分06秒 | Weblog
そんな感ってある。
アキコが捕まったって聞いて、みんなビビった。
速反って聞いて安心した。
その後、アキコが店に来て酔いつぶれた。
いつもなら誰か、仕入れてから没するのに今日はそのままつぶれていった。
仁の部屋に行くついでにアキコを送った。
タクシーに乗ったら、復活して、いつもの酔っ払いに戻った。
背もたれに頭をつけているくせに長い爪の左手が伸びてきて
腰の横から僕のを捕まえた。
ジッパーを爪で下げて、パンツの脇から進入してきた。
何も言わないのに今日はずっとそんな気分だったらしい
知り尽くして、もう飽きているのに・・・
でもキスは静かにゆっくりと舌先からはじめた。

気にしない

2007年10月03日 17時04分43秒 | Weblog
いいことだ。
気にしない。何も気にしない。
満員電車に乗っている人のことを想像する。
たぶん有り得ない。
触れたら感じるのが当たり前だ。
抑制はよくない。
触れないようにするのは懸命だ。
でも、今、君の前にいる欲望を隠した美女が
君の行動を待ち望んでいたら・・・
気にしない。
何も気にしないのは懸命だ。