モップ男専用アホーな下品箱

あのモップおとこが厳選した
アホの中のアホ!
下品の中の下品!
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専用下品箱!
へい!お待ち!

「ドア女Ⅹ」j

2010-05-23 03:18:19 | 小説
「ドア女Ⅹ」j


「なんだすと?
 ケンタたちもみな退院してるんだすか?」
 「そうみたいだ。
 でも、
 そっちの刑事さんたちには秘密だぞ」
 「わかっただす。
 で、どこにいるだすか?」
 「さあ?
 それは教えられないって」
 「うーん。
 まだ、疑われてるんだすかなあ?」
 「さあ?
 でも、良かったじゃないか?」
 「そうだすな」
 「なんか、
 最近、報道も減ってきたし、
 うまくいけば、
 思ったより、
 早く会えるかもな」
 「だといいだすがな」
 「なんだよ。その言い方」
 「うーん。
 ちょっと気になることがあるんだす」
 「気になること?」


「ドア女Ⅹ」k


「今、刑事さん横にいるだすか?」
 「大丈夫、テレビ見てるから」
 「うーん。怪しいだすなあ?
 はい、なら、うん、で、
 のーなら、えー、
 と答えてくれだす。
 それから、
 適当に話しもしてくれだす」
 「えー」
 「あのだすなあ?
 怪しいというのはだすな?
 何故、
 みんなが退院した
 と教えただすかなあ?」
 「えー、バカいうなよ」
 「うーん。
 バカいうなよは、適当な話しだすな」
 「うん。
 ところで、ひげ剃ってるか?
 こっちはダメなんだ」
 「それでいいだすよ。
 もすかしたらだすな?
 僕らは、
 まだ疑われてるかもしれないだすよ。
 じゃないとだすな。
 そなこと教えるはずないだすよ」
 「えー、ひげはダメか」
 「そのえー、
 違うということだすか?」
 「うん。気持ち悪くてな」
 「どうやったら、
 わかってくれるだすかなあ?
 ちょっと、考えて電話するだすよ」
 「うん。またな」


「ドア女Ⅹ」l

 「刑事さん」
 「なんだ?」
 「あのー、
僕たちはいつまで隔離されるんだすか?」
 「さあ、俺にはわからねえ。
 上が決めることだ」
 「そうだすかあ」


 「ふうただすか?
 ああ、ずいぶん考えるのが早いなあ」
 「うん」
 「なんだよ。暗い声で」
 「多分、だすな。
 僕とふうたが疑われてるだすよ」
 「な訳ないだろう」
 「多分、そうだすよ。
 この話しも盗聴されてるだすよ」
 「本当か?」