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本家「見せてください」改7

2010-07-28 11:51:30 | 小説
本家「見せてください」改7

 やすおに相談したところ、ソウセキと似たような話しが返ってきた。
 ただし、
 貸した金額は10万。
 そして、
 先に借金を頼んできたのは、
 ネネで、
 貸したお金は
まだ返してもらっていないという。
 キミカにはソウセキと同じ理由で断った
ということだった。
 直哉はソウセキとやすおの話しを聞いて
自分なりに考えて、
それなりの結論に至ったが自信はなかった。
 そこで、頼りなくあまり頭は良くないが、
大親友の龍之介に相談することにした。
(続く)


本家「見せてください」改8


 龍之介の話しは実際は長かったのだが、 
 その内容をまとめると、
 1,2ヶ月前に、
 キミカをやっと食事に誘うことに成功したが、
 待ち合わせ場所の喫茶店でしばらく話しをしていたら、
 いきなり、
 昨日、お金を落としたので、
 今月の家賃が払えないから、
10万円貸してくれ
と言われたので、
 携帯がかかってきたフリをして、
急用が出来たから
これで失礼するがお金のことは考えておくと言って、
 逃げ出した、
ということだった。
 ただ、
 ネネの話しは出ていないし、
 その後、
 キミカから一切連絡はないということだった。
 直哉は、
 ソウセキ、
 やすお、
 龍之介の話を聞いて、
 キミカがお金に困っていることは間違いなく、
 おそらく、
 ネネも同じだろうと考えたが、
 念のため、
 友人とまでは言えないが、
 高校の同級生で、
 クラス一の秀才の賢明の意見を聞くことにした。
(続く)