モップ男専用アホーな下品箱

あのモップおとこが厳選した
アホの中のアホ!
下品の中の下品!
男の中のモップ!
専用下品箱!
へい!お待ち!

本家「見せてください」改9

2010-07-30 06:55:00 | 小説
本家「見せてください」改9


 そして、
 直哉が賢明に電話して会う日を決めたあと、
 タイミングがいいのか悪いのか、
 キミカからまた連絡があり、
 この前のお詫びに食事をしよう
とのメールが届いた。
 直哉は迷った。
 キミカが誘ってきた日が
賢明に会う約束をした翌日だったからだった。
 一応、会うことにして、
 賢明がやばいと言ったら、
急用が出来たとメールして断るか、
 それとも、
 その日はダメだとだけ、メールをするべきかと。
 または、
 思い切って、
当分、忙しいとメールで書くかと。
 しかし、
 直哉は
せっかく憧れのキミカと会えるのにそれを逃すのは惜しい気がして、
 賢明の意見を訊く前に断る気はおきなかった。
 そこで、
 迷ったあげく、
 とりあえず、
 その日に会うことにし、
 その代わり、
 最近、仕事が忙しいので、
万一、都合が悪くなったら、
連絡しますとの内容の但し書きを書いて、
メールを返信したのだった。
(続く)

本家「見せてください」改7

2010-07-28 11:51:30 | 小説
本家「見せてください」改7

 やすおに相談したところ、ソウセキと似たような話しが返ってきた。
 ただし、
 貸した金額は10万。
 そして、
 先に借金を頼んできたのは、
 ネネで、
 貸したお金は
まだ返してもらっていないという。
 キミカにはソウセキと同じ理由で断った
ということだった。
 直哉はソウセキとやすおの話しを聞いて
自分なりに考えて、
それなりの結論に至ったが自信はなかった。
 そこで、頼りなくあまり頭は良くないが、
大親友の龍之介に相談することにした。
(続く)


本家「見せてください」改8


 龍之介の話しは実際は長かったのだが、 
 その内容をまとめると、
 1,2ヶ月前に、
 キミカをやっと食事に誘うことに成功したが、
 待ち合わせ場所の喫茶店でしばらく話しをしていたら、
 いきなり、
 昨日、お金を落としたので、
 今月の家賃が払えないから、
10万円貸してくれ
と言われたので、
 携帯がかかってきたフリをして、
急用が出来たから
これで失礼するがお金のことは考えておくと言って、
 逃げ出した、
ということだった。
 ただ、
 ネネの話しは出ていないし、
 その後、
 キミカから一切連絡はないということだった。
 直哉は、
 ソウセキ、
 やすお、
 龍之介の話を聞いて、
 キミカがお金に困っていることは間違いなく、
 おそらく、
 ネネも同じだろうと考えたが、
 念のため、
 友人とまでは言えないが、
 高校の同級生で、
 クラス一の秀才の賢明の意見を聞くことにした。
(続く)

本家「見せてください」改6

2010-07-26 07:49:26 | 小説
本家「見せてください」改6

 それがどちらの話しも嘘のようなのである。
 ソウセキの話しでは、
 キミカから最初はよく覚えてないが、
なんか別の理由で電話があったそうだった。
 その後、
 また、
 キミカから電話があり、
 母親が入院したので、
 しばらく、
 金を貸してくれと言われて、
 200万貸したとのことだった。
 ここまではネネの話しは本当だった。
 しかし、
 しばらくして、
 今度はネネから
同様に200万貸してくれとの電話があったので、
 まだ、キミカからお金を返してもらっていなかったので、
 そのことを正直に話し、
 キミカからお金を返してもらえたら、
貸すと約束したそうだった。
 しかし、
 その後、
 まだ、
 ネネからは連絡がないとのことだった。
 他方、、
 キミカの方は、
 なかなかお金を返して来ないので、
 しつこく電話したら、
 最近になって、
 近いうちに必ず、
お金を返すと言ったということだった。
 ただ、
 キミカはネネの話しは一切していないということだった。

 直哉は考えた。
 もしかしたら、
 今度キミカあるいはネネから連絡があったら、
 お金の無心をされるのではないかと。
 そこで、
 友人のやすおに相談することにした。
 しかし。
(続く)


人民裁判レイジー編「たわけ!騙し屋がはまぐりに騙されてどうする!エロな、ほ!を裁く」

2010-07-24 12:47:17 | 小説
人民裁判レイジー編「たわけ!騙し屋がはまぐりに騙されてどうする!エロな、ほ!を裁く」


そなこた「問題の発言は、

 ほ!「まあ、
   別荘は警備上の理由なんだろ?」
 これは「はまぐり」たち主導で行われた国際的恥晒し行為、
 テロリストVIP待遇事件での、
 ほ!の発言。
 当該事件の責任者には、
 最悪3年後にリベンジするとして、
 問題は、
 騙し屋レイジーグループの一バカがこうも簡単に騙されたことにある。
 あれだけ騙されるな、
 舐められるなと言われておったのに、
 このていたらくは厳罰に値するので、
 たわけ人による、
 たわけ人のための
 人民裁判!
 今回ははまぐり裁判と命名して、
 開廷する」
たわけ人一同「異議なし!」
トンチンケ「アナログ放送がもうすぐ終了しますから
地デジ対応テレビに買い換えない
とテレビが見られなくなりますよ。
と、
 言われてテレビを買ったのと同じレベルの話しで、
バカを通り越しているので、極刑が相当!」
ほ!「トルネを買いましたから、
そこまでバカではありません」
ゴッホ「地デジ対策じゃないだろう!
W杯やテレビ録画対策だろ!
被告人の弁解は虚偽の陳述だ!」
そなこた「弁解もロクにできないたわけに
メンバーの資格なし!」
ほ!「虚偽ではなく、
 舌足らずで、
 地デジはUHFアンテナと
対応のチューナーさえあれば、
アナログテレビでも見られるので、
 この機会に地デジ対応チューナの購入も兼ねて、
トルネを買ったワケです」
オッハ虫「争点がづれてますが、
騙し屋がいとも簡単に騙されたのが問題で、
地デジの知識があるかないか
とは無関係です」
トンチンケ「それは、ほ!の弁解がバカなだけ!
 俺が言いたいのは、
 要するに、
 地デジ
と言われて騙されてテレビを買い換えるくらいひどい騙され方だ
という指摘で、
 ほ!の地デジの知識なんて問題にしていない」
ゴッホ「撤回します。
俺の突っ込みがアホでした」
トンチンケ「素直でいいな。
 今回のほ!の罪状は、
 今回のはまぐりのアフォーマンスに関連して、
 警備上の理由でポッポの別荘を利用した
というどこから流れたかわからないガセネタを安易に信じて、
ブログに書いたことにある。  
 そんな常識的に考えられないガセネタに騙されて、
偉そうに書くことがメンバー失格に値するということだ。
 そして、
 こういうバカがいるから
国民が舐められる
ということにもつながる!
 騙されるな!消費税率UP運動のさなかだけに
この責任は極刑に値す!」
ゴッホ「ほ!
今回のはまぐり事件が、
国民に拉致問題の重要性を
再認識するためには大変意味があった
ということはわかっているのか!」
ほ!「もちろんだどおー!」
そなこた「嘘つけ!」
トンチンケ「なハズがない!」
ゴッホ「本当に、
そうは思っていないだろう」
ほ!「思っているので恩赦を!」
そなこた「やっぱり、
こいつはどうしようもないバカだった」
トンチンケ「ゴッホの言うことにも
騙されたな」
ほ!「うーん?」
あおむ「こいつは、
女のことしか頭にないから無理だすよ。
裁判やるだけ、
時間の無駄だす。
酢豚も放置してるだすから、
バカでお調子ものだけが
取り柄だすし、
アホは人間じゃないだすからな、
無罪放免でいいだすよ!」
ほ!「さすが、
大先生!
ありがとおーー!」
そなこた「ブエナビスタ大先生も
無罪だと?」
あおむ「そうだすよ。
それにだすな、
そなこたのホラ話しも
ほ!くらいだすよ。
まともに聞くのは」
オッハ虫「では、
俺も無罪!」
ゴッホ「同意!」
トンチンケ「だから、
人民は
舐められるんだって!」
そなこた「少数意見は却下!
じゃあ、
ほ!は無罪放免で、
イラカン流に
続投決定!」
ほ!「ありがとおーーーー!」
トンチンケ「何だ、
この裁判は!」
あおむ「どうせ、
インチキブログだすからな。
アルベデルチー!」



「新生トイレ女」ルーピー「遭遇した場合の対処法」

2010-07-24 12:41:33 | 小説
「新生トイレ女」ルーピー「遭遇した場合の対処法」

 決して、心臓の弱い人は読んではいけません。
 また、食事中や食後すぐも避けましょう。
 できれば、読まないことをおすすめします。


 トイレ女に万一遭遇したら、
決して話してはいけない。
 また、決して、手に触ってはいけない。
 もちろん、誘惑にものってはいけない。
 といっても、見かけは普通いや美人に属するので、
トイレ女の被害にあって精神をやられた人間は多数いるので、
対処法を特別に伝授しよう。
 では、どうやってトイレ女を見分けるか、
 まず、トイレ女=ぶつかり女であると考えた方がいい。
 正確にはぶつかり女の範疇に属する女の中に、
トイレ女がいる。
 では、トイレ女の手口を教えよう。
 まず、
 美しい顔と抜群のプロポーションを持つトイレ女は、
男の隙を狙ってぶつかってくる。
 特に、事前にジロジロと眺めているような男はカモである。
 トイレ女は、男が油断したところで、わざとぶつかってくる。
 トイレ女の方は決して倒れない。
 男の方が倒れたところで、笑顔で、
 「あら、すいません。お怪我はなかったですか」
と優しそうに言って、転んでいる男に手を差し伸べる。
 ここで、
 普通なら「いえ、たいしたことは」
とか言ってしまい、
その手に触ってしまうものだが、そうしてはいけない。
 もし、そうしたら、それは悲劇の始まりだからである。

 では、どう対処するか。
 対処法は簡単です。
 アッカンベーをしてさっさと走って逃げましょう。
 というのは、嘘です。
 
 アッカンベーをした瞬間
 トイレ女につかまりますし、
下手すると痴漢扱いで逮捕されます。
 ですから、アッカンベーはだめです。
 すぐ逃げる。
 半分正しいが、
これが難しい。
 下手すると、
その瞬間、トイレ女も倒れて、
 「あの人スリよ。捕まえて」
と言われて
 逃げ切れないと逮捕されます。
 身に覚えのない女モノの財布が
あなたの身体のどこかで見つかります。
 はい。

 そうなんです。
 すぐ逃げる。
 半分正しいが、
これが難しい。
 それが半分正解なんです。
 さあ、あなたならどうしますか?
 
 いいですか。状況をもう一度再現しますよ。
 トイレ女があなたにぶつかる。
 トイレ女は決して倒れず、
 「あら、すいません。お怪我はなかったですか」

 優しそうに手を差し伸べている。
 しかし、あなたはトイレ女によって、
見事に転ばされている。
 この時点で、美女となんとかという状況なんですよ。
 周りは当然注目してます。
 下手うって逃げれば、くどいですけど、
トイレ女の罠にはまり、逮捕されてしまいます。
 いいですか、この状況を想像してください。
 明かにあなたに不利な状況なんです。
 といっても、あなたには理解できないでしょうから。
 この状況で、「いえ、たいしたことはありません」と言って、
トイレ女の手を握ってしまった男の話を次回しましょうか。
 はい。

本家「見せてください」改5

2010-07-24 12:38:04 | 小説
本家「見せてください」改5


 直哉は考えた。
 よくありそうなのは、
 ネネの話しだし証拠の写真もある。
 しかし、
 キミカの話しは嘘くさいが、
 ネネの言うような金の無心は一切なかった。
 どちらを信じたらいいのだろうかと。 そして、
 心情的には、
 キミカを信じたいが、
 やはり事実を確認するのが先決だという結論に達した。


 そこで、
 直哉は、
 まず、
 被害者だと言われているソウセキの電話番号をカミサン研究会のOB名簿から調べ、電話で訊いてみた。
 すると、
 意外な答えが返ってきたのだった。
(続く)

本家「見せてください」改4-2

2010-06-21 08:12:58 | 小説
本家「見せてください」改4-2


 「そうですか。
 じゃあ、おせっかいでしたね。
 私と同期のソウセキくん覚えてますか?」
 「ああ、
あのトロそうなやつか?」
 「うーん、そうでもないですけど、
先輩がおっしゃるのなら、そうかも」
 「結構、気をつかうんだね。
 で、あいつがどうしたんだ」
 「実は、
 ソウセキくんも200万貸して、
 それきり、
 キミカは、
 電話に出ていないんらしいんです」
 「あのソウセキって、
 そんなに金持ってたの」
 「先輩、
 知らなかったんですか?
 彼、
 ああ見えても開業医の息子で、
 結構お坊ちゃんなんです。
 今医大生なんですよ。
 それだけじゃなく、
 ソウセキくん、
 キミカのこと、
 気にいっていたみたいだし、
 やさしい性格だから狙われたみたいなんです」
 「ふーん」
 直哉は考えた。
 二日続けて、
 高校時代の後輩の美少女と、
 話しをした。
 キミカの場合は大学も一緒だったが。
 そして、
 二人からまったく正反対の話しを聞かされた。
 これは偶然ではないと。
(続く)







本家「見せてください」改4

2010-06-20 11:03:38 | 小説
本家「見せてください」改4


 「そうですか。
 なら、よかったです。
 実は電話したのは、
 自分のためだけではないんです。
 私とキミカは、
 すごく仲がいいんですが、
自分がお金を貸してくれ
と頼まれる前に、
 友人をうっかりキミカに紹介されたら、
 100万円とられて
それっきりになっちゃたことがわかったんで、
 おせっかいとは思ったんですけど、
 一応お話ししておいた方がよい
と思って、お電話したんです。
 先輩、
 たった1年だけだったんですけど、
 カミサン研究会のときには、
凄く親切にしてくれたもんですから」
 「そうなんだ!ありがとう。
 でも、俺のところにはまだ全然連絡ないな」

 直哉は嘘をついた。
(続く)




本家「見せてください」改3

2010-06-19 08:31:58 | 小説
本家「見せてください」改3

 しばらくして、
 ネネからメールで送られてきたのは、
 化粧が厚く、いかにも水商売風のキミカだった。
 直哉は着信を見てすぐ、
 ネネに電話した。
 「ねえ、今送ってくれた写真、
 キミカちゃんじゃない?」
 「やっぱり、そうですよね」
 「で、この写真がどうかしたの?」
 「実は彼女今売れないモデルの傍ら、
ホステスやってるんですけど、
 お金を貸してくれってメールがよく来るんです。
 借りたお金はホステスをやって帰すからって、
 証拠としてこの写真を送ってきたんです」
 「えっ、いくら?」
 「それが、大金で100万円なんです」
 「100万も?」
 「私ですね。
 今、父の会社で一応社長秘書やってるんです。
 ですから、彼女、
私がそのくらいのお金簡単に用意できること知ってるんです。
 だから頼んできたわけです。
 で、
 気になっていろいろ聞いてみたら、
 キミカには最近悪い噂があるらしいんです。
 それで、
 直哉先輩のお父様が私の父とは比べられないほど、
 凄い資産家であることをキミカも知ってるので、
 直哉先輩のとこにも
そういう話しがあったんじゃないかと思って、
 突然、お電話ししたんです」
 「いや、俺にはまだ」
 直哉はそう曖昧に答えた。
(続く)



本家「見せてください」改2

2010-06-18 08:22:54 | 小説
本家「見せてください」改2
 
 キミカはしばらくして戻ってくると、
 「先輩、すいません。
 急に仕事が入ってしまったんです。
 せっかく、お食事誘っていただいたんですけど、
 また今度ということにしていただけますか。
 本当にすいません」
 唖然とする直哉を置いて、
 キミカはにこにこ笑って手を振ると、
さっさとどこかへ消えてしまった。
 「何だよ。
 せっかくデートにこぎつけたばかりなのに」

 直哉はきつねにつつまれたようだった。
 
 次の日、
 直哉のところに、
 今度は、
 そのネネから突然電話があった。
 カミサン研究会のOB名簿を見て、
 電話をしてきたのだろうと思ったが、
 キミカの話しを訊いていたので、
 「見せてください」
と言われたら、
 何か理由をつけて電話をすぐ切ろう
と思っていた。
 すると、
 「突然、お電話してすいません。
 私岸川ネネです。
 先輩、私のこと覚えてます。
 カミサン研究会の後輩です。
 何度か一緒に研究会で一緒になりましたよね。
 で、OB名簿を見たら、先輩のこと思い出して、
 連絡したんです。
 実は、少しでいいですから話しを聞いていただけないですか」

 ネネは電話の向こうでそう言った。
 直哉は話しとは聞いたが、
 「見せてください」
と言われたらどうしようと不安に思っていた。
 すると、
 ネネは、
 「これから先輩のところに写真をメールしますから、
見ていただけますか」
と言ったので、
 直哉はほっとして、すぐOKすると、
アドレスを教えて一旦電話を切ったのだった。
(続く)


本家「見せてください」モウ1改(以下同)

2010-06-17 08:23:03 | 小説
 「信じるか、
 信じないかは別にして、
 ちょっとだけ、私の話を聞いていただけますか」
 直哉がキミカとの、
 初デートにやっとこぎつけた矢先、
 キミカは突然いきなり意味深な物言いをした。
 「何、いきなり真面目な顔してさ」
 「訊いてくれるんですね」
 「もちろんさ」
 「実は同じ高校の後輩で私の友達で
売れないモデルをやってるネネって覚えてますか?」
 「覚えてるどころじゃなくて、
 同じカミサン研究会の後輩じゃないか?
 彼女、今モデルやってんだ。
 でも、
 あんなに美人でもモデルではダメなんだな。
 たしか、
 キミカちゃんと同じで、
うちの高校のミスコンでも優勝してたよね」
 「ああ、ネネもそうでしたっけ。
 すっかり忘れてました。
 それはいいんですけど、
彼女をつい最近○○の交差点で見てしまったんです」
 「○○の交差点で見てしまったって言い方、
 ちょっとおかしくない?」
 「ちょっとだけ、
 私の話、黙って聞いてくれますか」
 「ごめん。
 つい訊きたくなっちゃうんだよね」
 「いいんです。
 それはその通りですから、
 でも、声をかけられなかったんです」
 「何でさ」
 「それがですね。
 彼女、
 何かのコンパニオンみたいに、
 凄いミニスカート履いて、
胸を強調した目立つ格好をして、
 なんかキモそうな男の人に
 「すいません」って、
 声かけていたんです。
 そして、
 男が止まったとたん、
 今度は、
 「見せてください」
とそれだけ、
 言ったんですけど、
 さすがのキモそうな男の人も
それで逃げちゃったんです」
 「なんだ、それ?」
 「最初、
 私、格好だけで驚いたんで、
 声をかけようか迷っていたんですが、
そんな変なことしてるから、
思わず隠れてその後も覗いて見ていたんです。
 そしたら、
 道行く若い男の人と言っても、
 キモい男の人ばかり狙って、
 同じことばかりやっていたんです」
 「ふーん、何かのバイトかな?」
 「バイトはそうですけど、
 多分。
 何かの詐欺商売を手伝うような
汚い仕事なんでしょうね。
 でも、不思議ですよね。
 あんな綺麗な子に声かけられて、
 「すいません」
と言われた時点では
まったく怪しまず話しを聞くために、
 みんな立ち止まるのに、
 でも
 彼女が、
 「見せてください」
と言ったとたん、
 みんな走って逃げちゃったんですから」
 「そうだな。
 俺はキモい方じゃないけど、
 もし、
 あんな綺麗な子に
 「いきなり見せてください」
なんて言われたら、
 怪しいと思って、多分、逃げちゃうな」
 「男の人ってそういうもんですか?
 あら、
 すいません。ちょっと電話」
 キミカはそう言って、
話しの途中で電話に出た。
(続く)


「ドア女Ⅹ」?改r

2010-05-29 03:25:20 | 小説
「ドア女Ⅹ」?改r

 最初は以下アホー箱から始まります。
 「ドア女」壱


「刑事さんは、
 何か、
 僕の知らないことを知ってるんだすな!
 教えてくれだすよ!」
 「うーん」
 「どうして教えてくれないんだすか?
 僕も疑われているんだすか」
 「いや、
 知らない方がいいということ。
 仮に、退院した仲間に会っても、
油断しないこと。
 ふうたくん以外は信用しちゃダメだ。
 今話せるのはそれだけだ」
 「永久たちを信用しちゃいけないって、
どういうことだすか?」
 「だから、
 今の言葉以上でも以下ではない。
 例の事件は忘れて、
もうあの3人には会わないことだ。
 それが、あの3人のためにもなる」
 「うーん。
 余計不安だすよ」
 「そうか!
 じゃあ、一つだけ、
 あの先生の死因は自殺ではない。
 餓死!
 餓死なんだ!」
 「なんだすと...」


「ドア女Ⅹ」?改s


 「餓死だすと?
 自殺じゃなかったんだすか?」
 「ああ」
 「だとしたら、
 僕たちの知らないところでだすなあ」
 「君たちの知らないところで、
 何があったと言うんだ?」
 「退院した永久たちは知ってるんだすか?」
 「さあ?」
 「さあって、どういうことだすか?」
 「直接、あの事件とは関係がないから、
聴いてないってことさ」 
 「餓死と自殺とじゃ、大違いだすよ」
 「まあな」
 「ふうたにちょっと電話していいだすか?」
 「ああ」


「ドア女Ⅹ」?改t

 最初は以下アホー箱から始まります。

 「ふうた、変わりはないだすか?」
 「ああ、俺は。どうした?」
 「実はだすなあ。
 僕にはふうたに隠していたことがあったんだす」
 「何だよ。急に」
 「今回の事件、
ドア女と関係があるんじゃないかとだすな」
 「だから、何だよ」
 「ううん。
 先生が例の合宿で自殺した理由は、
公表した理由とは違うんだす」
 「違う?」
 「そうだす。
 先生が自殺したのは、
過去に整形手術をしていたことがバレて、
女生徒たちにバカにされたのが、
本当の原因なんだすよ」
 「なんだって!」

「ドア女Ⅹ」?改o

2010-05-28 03:23:22 | 小説
「ドア女Ⅹ」?改o

 最初は以下アホー箱から始まります。
 「ドア女」壱


「そうか?
 ふうたくんは昔の事件のことは知らないのか?」
 「やっぱ、刑事さん、
 聴いてたんだすな」
 「わりいな。
 これも仕事だ。
 でも、
 何で、彼だけ知らなかったんだ?」
 「ふうただけじゃないだすよ。
 えーと...」
 「退院した3人にいるのかい?」
 「いや、あの3人は知ってるだす」
 「うーん。そうか。
 そうすると、
 殺された子の中に、何も知らない子がいたんだな。
 うーん」
 「刑事さん、今、何て言っただすか?」 
 「うん?
 殺された子に、何も知らない子がいたのかってさ」
 「おー。
 僕はそれには気づかなかっただす。
 まさかだすなあ」
 「どうしただい?」
 「刑事さん、退院した3人はちゃんと見張っていてくれてるだすか?」
 「ああ、そのはずだけど。
 それがどうしたんだい?」
 「僕や刑事さんは勘違いしてるかもしれないだすよ」
 「あー?」
 「勘違いしているのは、
 うーん...」
 「刑事さん、
 あのときの事件で、
 僕も知らないことがあるかもしれないだす。
 刑事さんの知ってること話してくれないだすか?」
 「うーん?」


「ドア女Ⅹ」?改p


「うーん。
 そういうことだったんだすか。
 だば、逆かもしれないだすよ。
 とするとだすな、
 ふうたの方が危ないかもしれないだすよ」
 「どっちも今度は警備に抜かりはないから、
安心しな」
 「ちょっと、
ふうたに電話していいだすか?」
 「ああ、全部話すのか?」
 「うーん、
 刑事さんはどう思うだすか?」
 「そうだな...」

「ドア女Ⅹ」?改q

 
 「何も知らない子まで
死んでいることを考えると、
 知っていたも知らなくても
同じということなのか?
 それとも」
 「それともなんだすか?」
 「何も知らないから
油断するということも考えられからな」
 「油断だすか?」
 「ああ」
 「だば、
今回の僕らの事件は
ドア女とは別に犯人がいるということだすか?」
 「いや、そうとまでは言えない。
 ただ、
どうしても腑に落ちないところがあるんだよ」
 「どういうことだすか?」
 「ひとつは加害者になった少年少女たちだが、
何故、あんなにドア女を怖がるのだろうかって」
 「それは、あのときの...」
 「うーん。それだけなのかな?」

「ドア女Ⅹ」?改l

2010-05-27 03:13:00 | 小説
「ドア女Ⅹ」?改l

 最初は以下アホー箱から始まります。
 「ドア女」壱


「そうか!
 そっちの刑事さんは
あのときの話しを訊きたがっているのか?
 逮捕された連中からも
話しは聴いているはずなんだけどなあ」
 「それもそうだすなあ?
 もしかしたら、
 永久たちの退院の事実を教えてくれたのは、
 永久たちの話しが食い違ってたり、
 パニック状態で、
 支離滅裂な話ししか
していなかったかもしれないせいかも
しれないだすな」
 「そうかもしれないな。
 なら、
 話してもいいんじゃないか?
 俺たちにはやましいことは
 何もないんだから、
 そうだろ」
 「うーん...」
 「どうした?」
 「やましいことはないだすが...」

「ドア女Ⅹ」?改m

「実はだすなあ。
 いや、
 ふうたは知らない方がいいだすよ」
 「なんだよ。そこまで言いかけて」
 「うーん」
 「あのとき、
 俺が知らない何かがあったんだな?」
 「多分、自己嫌悪だす」
 「言ってることがわからないよ」
 「あのとき、
ふうたは現場にいなかっただすからな?」
 「もとめ先生のことだろう?」
 「それしかないだすよ」
 「でも、あれは...」
 「うーん...」


「ドア女Ⅹ」?改n


「俺が聴かない方がいい話しなのか?」
 「うーん。
 僕はそう思うだす。
 知らぬが仏だす」
 「そういう言い方が気になるんだよなあ」
 「僕の言い方がまずかっただすな。
 とにかく、話すのはやめただす。
 ふうたには、
 一切関係ないことだすからな。
 それに、
 僕らが悪いとか、
 そういうことでもないんだすよ」
 「わかった。
 何だかよくわからないが、
 聴かないでおくよ。
 でも、
 苦しくなって話したくなったら、
 話せよな」
 「おー。
 そんな。苦しいとかそういうことではないだすよ」
 「なら、いい」
 「だば、
 また、暇になったら電話するだすよ」
 「ああ、じゃあ」