モップ男専用アホーな下品箱

あのモップおとこが厳選した
アホの中のアホ!
下品の中の下品!
男の中のモップ!
専用下品箱!
へい!お待ち!

椅子クソ兄弟の探偵ごっこ外伝「こども」中編

2010-01-31 20:25:47 | 小説
椅子クソ兄弟の探偵ごっこ外伝「こども」中編

 あおむとかおむの最初の推理は見事だった。
 まず、
 最初の5人の殺人事件の犯人は違うと指摘したのだった。
 そして、
 あるリストから犯人を絞り込み、
 見事警察に逮捕させ、
 警察にヒントをそっと与えて自白までさせた。
 これで、二人の名声はますますあがった。
 次に、
 兄弟は相当数の便乗犯がいると指摘し、
 やはりいろんなデータや殺害の方法、
場所等あらゆる状況から便乗犯を割り出し、
 全員、警察に逮捕させた。
 殺人自体は毎日続いていたので、
 二人はテレビに揃って出演すると、
 今回の事件のキーワードは
 「こども」だと
明言すると共に、
 これ以上、犯行を続けると、
 確実に一月以内に逮捕されるだろうと、
まるで犯人に言ってるかのように、
テレビ放送で二人口を揃って
にやりと笑いながら発言したのだった。
(続く)



カミサン伝説「もとめはまた死ぬ編6」

2010-01-31 20:21:34 | 小説
カミサン伝説「もとめはまた死ぬ編6」

 カタロウは
もとめはまた死ぬ編の通常バージョンを少し思い出し、
「カミサン、カミサン、
もとめさん一度だけ助けてください」
 と駄目もとで祈ってみて、
失敗したことに気づいた。
 カタロウの母が言葉の不自然さに気づき、
 「もとめさん?あんた何言ってんの」
と言ったとき、
 意外にも三郎の目が開いた。
 「三郎」
 三郎の両親は三郎の手をとり、泣き出す。
 三郎は「ママ、パパ」と言うと、
二人の手を握り返した。
 三郎の両親は
 「カタロウくん、
こんな奇跡みたいなことが起きるなんて...
 ありがとうございます」
とカタロウたちに頭を深々と下げた。


 「不思議なことがあるものね」
 カタロウの母は独り言を言いながら、
カタロウと一緒に家に戻った。

 「今日は学校休んでいいからね」
とカタロウは母に言われて、
また、ベッドに横になった。
 カタロウは考えた。
 あれは偶然かもしれない。
 通常バージョンを
普通に考えれば本当に祈らないといけなかった言葉は
 「カミサン、カミサン、三郎くん」のはずだったからだ。
 通常バージョンでは、
 祈って生き返るのはもとめなのだ。
 何で三郎が生き返るのだ。
 しかし、早朝に起こされたこともあり、
眠くなったのでそれ以上は深く考えず
カタロウはそのまま寝てしまった。 
(続く)

「トイレ女」「蘇るトイレ女と無謀なあの男」

2010-01-30 19:18:16 | 小説
「トイレ女」「蘇るトイレ女と無謀なあの男」

*ご注意です。
  
  下品!
  特に、
  食事中の方、心臓の弱い方、
  そして、想像力豊かな方はこの先は
 おすすめしません。
  はい。

 といいつつ、気になる方のために、
最初を。
 以下よりどうぞ。

 「トイレ女」(途中からちゃいます)「遭遇した場合の対処法」
 

 えー、無謀な男が二人もいたなら、
 無謀な男が三人いてもいいではないか?
 二度あることは三度あるとは関係ないですかねえ?
 はい。
 たしかに、いました。
 しかし...
 その男は...
 はい。
 すでにこの世にはいないらしいです。 じゃあ、
 何故、その男の話しを知っているか? それは...
 ......
 はい。
 それは...
 そのー...
 無謀な男3人目は...
 いや、無謀な男3人目...
 ...
 話すべきときですかね。
 はい。
 彼は...

 「経験者」

だったのです。

 「経験者?」

 って?
 
 今度はエロか?

 違います。

 それは!

 ここは下品箱であって、

 エロー箱ではありません!
 
 はい!
(続く)

椅子クソ兄弟の探偵ごっこ外伝「こども」前編

2010-01-30 11:32:31 | 小説
椅子クソ兄弟の探偵ごっこ外伝「こども」前編

 日本中は恐怖で包まれていた。
 全国でランダムで
毎日こどもが最低でも一人以上殺されていたのだ。 
 最大で、
 1日に13人殺されたときもある。
 最初の1週間くらいは
東北地方の田舎町だけで起きていたので、
 いずれ犯人はすぐつかまるだろう
と国民のほとんどは心配してはいなかった。
 しかし、東北地方の県庁所在地へ犯行場所が変わり、
そこから、北海道に移り、九州、四国、中部、関西、
東海地方と犯行場所が変わり、
また、突然、東北地方や九州に犯行場所が変わる
という次第で、
また、殺害の方法も最初は刺殺だけだったのが、
口ではいえない残酷な殺害方法に変わっていったので、
国民の恐怖は急激に増していった。
 そして、
首都東京で
いきなり1日に5人も別時間に別の場所で
こどもが殺されたときには、
国民はパニックに近い状況になっていた。
 こどもと言っても、
 下は0歳、
上は19歳と範囲が広かったので尚更である。
 しかも、家の外だけはなく、
家の中でも殺人事件は起きたので、
睡眠不足でノイローゼになったこどもや親もいる程である。
 この猟奇的殺人事件は約半年以上も続いていたので、
警察や政府への風当たりもすさまじく強かったが、
被害者がこどもという以外、
共通点はなく、
 目撃者すら一人もいなかったので、
犯人の手がかりがまったくつかめず、
お手上げ状態だった。
 そこで、
 この事件解決に乗り出したのが、
椅子クソ兄弟ことあおむとかおむの双子である。
(続く)

カミサン伝説「もとめはまた死ぬ編5」

2010-01-30 05:43:18 | 小説
カミサン伝説「もとめはまた死ぬ編5」

 「カタロウ、カタロウ、起きなさい」
 カタロウは
早朝母に無理矢理起こされた。
 「三郎くん、危篤だって。
 今朝早く犬を散歩に連れていたところ、
車に跳ねられたんだって。
 三郎くんのお母さんから今電話があったの。
意識がないのにおまえの名前を呼んでいるだって、
 パパが車で病院まで連れていってくれているから、
 そのままでいいから早く行ってあげなさい」
 
 カタロウは眠気が覚めないまま、
 両親に連れられて、
 三郎が運ばれた集中治療室に連れていかれた。
 そこには、
 泣きツラの三郎の両親と、
 鼻にチューブのようなものを入れられ、
包帯のようなもので頭を巻かれて自分の名を呼ぶ三郎がいた。
 「カタロウ」
と自分の名をはっきり呼んでいるが、
 その後の言葉が聞き取りにくい。
 「カタロウくんだよ。今来てくれたよ」
 三郎の母はカタロウの手を取り、
三郎の手に握らせた。
 「カタロウ、何やってんの、
三郎くんに声かけてあげなきゃ」
 カタロウは母に言われて、
 「三郎、三郎、三郎」
と彼の名を呼んだ後、
 あることを思い出した。
(続く)

「椅子クソ兄弟の謎33年目の真実」後編 

2010-01-29 15:48:57 | 小説
「椅子クソ兄弟の謎33年目の真実」後編 

 *超下品ご注意。
  特に、
  食事中の方、心臓の弱い方、
  そして、想像力豊かな方はこの先はおすすめしません。
  はい。 

 予想以上に儲けているのか、
 某高層ビルの最上階にある事務所には、
受付の女が二人もいた。
 私はこれでも常識人なので、
事前にアポイントをとり、
時間前に行くとかなり広い応接室に通された。
 上品でスタイルのいい美人秘書が
高級そうな湯飲みにお茶を入れて出してくれると、
丁寧に頭を下げて出ていった。
 部屋は異様なニオイがしたが、
それが彼らのトレードマークの一つのひとつであるようだ。
 そして、
 そっくりな顔で不細工な太った双子が
時間ぴったりに現れた。
 私は手持ちの30万円を差し出し、
いきなり土下座した。
 二人はびっくりしていた。
 私の顔が異常にやつれていたせいかもしれない。
 「失礼は承知です。
 33年前の伝説のあの事件の
本当の真実を教えてください」
 私は下を向いたまま、そう懇願した。
 「なんだ。
そんなことか、あれはおもちゃだよ、
 この金は受け取らない。
 さっさとお引き取りを」と
 テレビでよくみているが、
言葉遣いから弟の方がそう言った。
 しかし、
 「かおむ、もう下がっていいだすよ。
僕が話すだすから」
 兄の方が弟に言うと、
 「さあ、そこに座るだすよ。
 そんなかっこじゃ話しできないだすよ」
 兄の方が、
 独特の言葉で優しく私に声をかけてくれると、
 「兄貴、まさか」
 「かおむ、さっきも言っただすがもう下がるだす、
 ああ、それから大事な話しなので、
お茶はもう交換に来なくていいと秘書に言っておくだすよ」
 兄にそう強く言われて
 弟はおとなしく応接室を出て行った。
 私は、自分が考えたことを兄の方に話した。
 「そうだすか。
 でも、詰めが甘いだすな。
 僕らのような探偵にはなれないだすな」と
 兄の方は笑うと、
 白い紙を差し出した、
 33年前のことは一切口外しません。
 万一、口外した場合は違約金として
3000万円支払いますとの内容だった。
 私はそんな大金は持ってなかったが、
言われるまま書いて、拇印を押した。
 「じゃあ、このお金は預かっておくだすよ」と
 兄の方は金をスーツのポケットにしまうと、
 「人もクソも移動していない。
そこまで気がついたのはたいしたもんだすよ」
 「それは合っているのですか」
 「それしかないだすな。
 おもちゃじゃないなら」
 「やっぱりおもちゃだったんですか」
 「違うだすよ」
 「じゃあ?」
 「椅子だすよ。
 椅子を動かした。
 それだけだす」
 「でも、落書きは?」
 「そこが盲点だっただすよ」
 「盲点?」
 「椅子は1度だけ移動したのではなく、
2度移動したかもしれないだすよ」
 「ああ」
 私はあまりにも単純なので腰を抜かした。
 「でも、いいだすか!
 アレはおもちゃだす。いいだすな」
 兄の方はそう言うと、
 ポケットから
さっき私が差し出した封筒をそっくりそのまま差し出して、
 「安いだすが口止め料だす。
 これでオタクもゆっくり眠れるだすな」
 自分の用意した金が口止め料?
 なんか得したような損したような気分だか
よくわからなかったが、
 私は何故彼が名探偵と称されるのか、
少しだけわかった気がした。
(臭)


カミサン伝説「もとめはまた死ぬ編4」

2010-01-29 15:13:10 | 小説
カミサン伝説「もとめはまた死ぬ編4」

 カタロウは三郎からのメール受信すると
三郎の指示のとおりに従った。
文字が消えるのが早くぎりぎり読めた
という感じで横に用意した紙に写す余裕はまったくなかった。
 しかし、
内容は思った以上に平凡だった。
これが一番人気とは思えないとてもつまらない内容だった。
 信じないと殺されると言われても、
 多分、
この話しを読んだ人間のほぼ100%が信じるような
ほぼ実話のような話しだった。
 また、三郎に騙されたかもしれない。
 それとも、やり方を間違えたか。
 そこで、
 カタロウは
 メールに書いてあったアドレスに
もう一度アクセスしてみたが、
もうそのHPは消されていた。
 「そのHPのソースに書いてあるとおりアドレスへ行き
あるファイルをダウンロードして、
添付のソフトを解凍してそれを使って読んでみろ。
 それさえ、できないならあきらめろよ。
 あと、コピーもできないし、
読んでいるうちに文字は消えるから、
ぼけっとしてると二度と読めないからな。」
 カタロウは三郎の言葉を思い出してよく考えた。
 そうか、読む対象を間違えたのか。
 読むのはあのサイトの24番目なのか。
 でも、2度と読めないという意味がわからなかった。
 もう一回だけだと言って、
三郎に頼もうか。カタロウは迷ったあげく、
三郎に電話した。
 「ごめん。何度も。読むことには成功したんだけど、
あまりにも平凡でつまらなかったので、
例のソフトで読む対象を間違えたのかと思って、
読む対象は、今は消えたけど
最初にメールに書いてあったHPだよな」と
 カタロウはバカにされないように
 カタロウはそう言う訊き方をした。
 すると、三郎の対応は意外だった。
 「ごめん。ごめん。何を読めと言うのを忘れてた。
 あのソフトで読むのはな。
もとめは2度死ぬ編の通常バージョンだ。
 でも、もうあのソフトは使えないからな。
 わかった。
 もう一回作って送るよ。
 今日は忙しいから明日にしてくれ、
じゃあ、悪かった。」
と言って三郎は電話を切った。
 何だ2度と使えないのはソフトのことだったのか
と三郎は思ったが、
 でも、三郎の対応には少しひっかかっることがあったが、
明日を待つことにした。
(続く)

モップどう「周りに人がいないと、ついやってしまう事ランキング」イカーン

2010-01-28 08:08:59 | 小説
周りに人がいないと、ついやってしまう事ランキング - gooランキング


モップどうその1 おならは音を出さず人前でスー。

一人でやるとはけしからん!

モップどうその2 鼻は心の鏡なり クソがあったら直ちにほじれ!

人前でハナクソをさらすとはけしからん!

モップどうその3 地震はいつくるかわからん!

トイレを閉めていて地震がきたらどうする!危機管理がなっとらん!

以下省略

どいつもこいつもモップおとこにはなれん!

おーす!

おはよう!

聞こえるかー!


というたわけがいたなあ!

おい、エセモップ!

モップどうそのよんワスレたか?

 カンジはつかってはならん! 
 ガキでもヨめるものをかきまくれ!

         





 

かえってきたモップおとこ「シツギョウチュウ」

2010-01-28 01:52:13 | 小説
かえってきたモップおとこ「シツギョウチュウ」

 よし!
 こうなったら、コンくらべだ!
 いいな!
 よし!キョウはダマってカエれ!

 おはよう!
 コりないヤツだな!
 うん、クセえー!
 フロハイれってイっただろ!
 えっ!
 シツギョウチュウ!
 だから、カネがない!
 で、フロにもハイれない!
 まさか!
 そういうコンタンだったのか?
 まさか!
 うーん。

かえってきたモップおとこ「モップがし」

 よし!
 わかった!
 オレのホンショクがバンダイだって、
 イイハッタのはフロにタダでハイりたいからだな!
 えっ?
 なんで、バンダイのイミがわかった?
 あのアト、シラベたんだよ!
 オレのイエには、
 パソコンだってあるんだよ!
 モップおとこだからって、バカにすんな!
 してない?。
 そうか!
 スコしはハンセイしてるな!
 よし、モップがしだ!
 モップがし!
 なんだ?
 そのカオ?
 モップがしもシらねえのか?
 なさけねえなあ!
 それでココにナらんでいたのか?
 モップドウもシらねえんだな!
 ほら、ここにゴセンエンある。
 これをカしてやる!
 キゲンはなし!
 シュウショクしたら、カエしにコい!
 シンヨウだ!
 あっ?
 シュッセバラい?
 チガう!
 ナニ、アマいことイってるんだ!
 モップがしとは、
 カネがデキしだいカエすということだ!
 それでもヨければ、カすぞ!
 モップがし!

カミサン伝説「もとめはまた死ぬ編3」 

2010-01-28 01:49:26 | 小説
カミサン伝説「もとめはまた死ぬ編3」 

 三郎はカタロウからメールを受け取ると、
すぐカタロウに電話した。
 「おい、今メール送ったのはオタクだろう。
もしかして、
JAVASCIPT入れたままで
あそこへ行ったんだろう。
 ソースにちゃんと注意事項も書いてあったはずだぞ。
 じゃあな。
 でも、
 オタクのスキルでは
あそこには近寄らない方がいいぞ。
 それこそ、ブラクラだらけだ。
じゃあな」
 カタロウは三郎から電話で言われたとおり、
ソースをよく見てみた。
 そしたら、そのとおり、いくつもの注意書きが書いてあった。
 しかも、
 最初のアドレスの表面上のあの画面自体、
ダミーで、
 いちいちソースを見て、
 アドレスを移動しなければいけないことも。
 三郎の性格が少し変わっていることや
マニアックなことはわかっていたが、
 ここまでやる男とは思ってもいなかった。
 おそらく、
 三郎の口振りでは、
 カタロウのスキルでは24番目のカミサン伝説
とやらにたどりつけないのであろう。
 しかし、しょうもない話しかもしれないけれど、
どうしても読んでみたいので、カタロウは三郎に電話した。
 「さっきはごめん。
 多分、俺の今のスキルでは、
24番目のカミサン伝説は読めそうもない。
 でも、是非、読んで見たいんだ。
 万一、死んでもかまわないから是非読ませてくれ」
 「そんなに読みたいのか。
 いいか。
 じゃあ、これから、パソコンのメールで、
あるHPのアドレスを教える。
 それとあるソフトを圧縮ファイルにして添付して送る。
 そのHPのソースに書いてあるとおりアドレスへ行き、
 そこでまた別のあるファイルをダウンロードして、
添付のソフトを解凍してそれを使って読んでみろ。
 それさえ、
できないならあきらめろよ。
 あと、コピーもできないし、
読んでいるうちに文字は消えるから、
 ぼけっとしてると二度と読めないからな。
 それでもいいならチャレンジしてみろよ。
じゃあな」
と三郎は言いたいことだけ言って
電話を切った。
(続く)

「椅子クソ兄弟の謎33年目の真実」中編 

2010-01-26 20:39:21 | 小説
「椅子クソ兄弟の謎33年目の真実」中編 

 *超下品ご注意。
  特に、
  食事中の方、心臓の弱い方、
  そして、想像力豊かな方はこの先はおすすめしません。
  はい。 

 私はそれからあれこれ考えた。
 しかし、どの方法も失敗した。
 鉛筆を割り箸代わりにしたり、
 シャープペンでクソを刺して移動しようとしたが、
なかなかうまくいかない。
 わかったことと言えば、
とぐろまいたクソをするのはほぼ不可能だということだ。
 よく一つの難問のために
人生が台無しにされた数学者や物理学者が
たくさんいると言われているが、
 私はまるで他人事のように思っていたが、
 今はその気持ちがよくわかる。
 一方、
 こんな私と違い、
椅子クソ兄弟はいまやヒーロー的存在である。
 つい先日も迷宮入りか
と思われた難事件を解決したばかりである。
 だから、奴らはそれなりずる賢い、
 それだけは頭に入れておかないといけない。
 そうだ!
 小1でも奴らはすごく賢かったんだ。
 なら、思いきって、発想を変えてみよう。
 私はそう考えた。
 今までは、
移動したのはクソだけだと思っていた。
 しかし、
 クソあるいはクソだけでは移動していない。
 そう考えたら、どうか?
 しかし、人が移動したというのは、
既に否定されている。
 人もクソも移動していない。
 そうすると、
椅子しかない。
 しかし、
 椅子には落書きが...
 発想を変えたが、
やっぱり名案は出なかった。
 やっぱり、
 おもちゃだったのか。
 しかし、
 私はどうしても真相を知りたかった。
 そして、
 私は決意した。
 椅子クソ兄弟に会うことに。
(続く)

カミサン伝説「もとめはまた死ぬ編2」

2010-01-26 20:10:33 | 小説
カミサン伝説「もとめはまた死ぬ編2」

 「例のサイト行ったけど、
24番目なんてないぞ。
からかったんだろう」
カタロウが電話すると、
 「ソースを見たか。
 そこに秘密のアドレスが書いてある。
もう一回探してみろ」
と言って三郎は電話を切る。
 
 カタロウはそのHPのソースを見て、
秘密のアドレスを見つけた。
 しかし、そこへ行くと、
 「本当に読みますか。」
と表示があり、
 はい、いいえをクリックするようになっていた。
 試しに、いいえをクリックすると、
 「正解です」
とだけブルーの文字で書かれたページへリンクした。
 カタロウは迷ったが、
 もう一度、秘密のアドレスにアクセスし直し、
 今度は「はい」を選んだ。
 「よく考えてください。本当に読みますか」
と表示があり、
 はい、いいえをクリックするようになっていた。
 カタロウはまた同じかなと思いつつ、
いいえをクリックした。
 「よく考え直しましたね。危ないところでした。」
とグリーンの文字で書かれたページへリンクした。
 カタロウは再度秘密のアドレスにアクセスした。
 同じように
 「本当に読みますか。」
と表示があり、
 はい、いいえをクリックするようになっていたので、
 今度は、
 はいをクリックすると、
 しかし、画面が真っ黒になって、
パソコンがクラッシュした。
 「うあー、ブラクラか」
 そのとき、カタロウは思った。
 三郎に騙されたと。
 あいつが、あのサイトの管理者なんだと。
 パソコンの方は、電源を長押して、強制終了させてから、
再度電源を入れ直して起動したら無事だったが、
カタロウは頭にきたので、
三郎に新しいWEBメールのアドレスを作って
WEBメールで、
 もとめという名前で
 「ブラクラ野郎は死ぬ」
を20回ほどコピペして送りつけた。
(続く)

「ドア女Ⅶ」o

2010-01-25 02:20:21 | 小説
「ドア女Ⅶ」o
 
最初は以下から始まります。

 「ドア女」壱 

 「おーい。
 あー、
 ここ、
 お姉さまの家でしたよねえ。
 どうぞどうぞ。
 あー、
 僕がこういうのもなんですよね」
 ...
 「まさか、怒ってるとか?
 泥棒と思ってるとか?
 おーい、早く」
 ...
 「じゃあ、僕すぐ呼んで来ますから、
 入ってください。
 あー、余計なおせっかいですよね」

「ドア女Ⅶ」p

「引っ張らないでくださいよ。
 お姉さん」
 ………


 「おい、何二人でやってんだ!
 急に静かになって!
 おい!」
 ………

 
 「あーっ」

「ドア女Ⅶ」q

 「見たわね!」
 「いや、僕眼鏡を忘れたので」
 「そーう!
 なら」
 ……

「ドア女Ⅶ」r

「ドア女が俺の手を引いていた?
 あの人、
 オタクのお姉さんじゃないのか?
 なーんも言わないで、
 恐い顔していて、
 何回か話しかけて。
 あー。
 それから覚えてないんだよ」
 「あの女は
姉ちゃんじゃない。
 ドア女!
 俺に見たわね。
って言ったんだよ」
 「バカだな!
 それなら、
どっちも殺されてるだろうが!」
 「それがさあ。
 俺、眼鏡はずしてたから、
顔よく見えなかったんだよ」
 「本当に?
 お姉さんとグルで
俺を騙してるんじゃないのか?」
 「本当だって」
 「じゃあ、
何故、俺たち、助かったんだよ」
 「だから、俺、眼鏡はずしてたの。
 本当に。
 それで、そう言ったら、
黙ってエレベータの方に歩いて行ったんだ。
 で、ふと、下を見たら、
オタクが」
 「まさかあ?」

カミサン伝説8「もとめはまた死ぬ編」

2010-01-25 02:16:42 | 小説
カミサン伝説8「もとめはまた死ぬ編」

 「おい、カタロウ。
カミサン伝説の一番人気なんだと思う」
 「うーん、あおむ編かなあ。」
 「それが、何故か、例のサイトでは、
「もとめはまた死ぬ編」なんだよ。
不思議に思うだろう」
三郎はカタロウに話しかける。
 「あれって、
もとめは不死身というオチなんだろう」
 「いや、それはDVDの奴だよ。
あれは、主演女優と脚本が良かったんだよ。
カミサン伝説の亜種だ」
 「それで、人気があるんじゃない。」
 「いや、あのサイトのDVD部門は違うぞ、
もっとグロイ奴だ」
 「じゃあ、あれか」
 「話しを戻すぞ。
もとめはまた死ぬ編の秘密教えてやろうか。」
 「秘密って。
だから、本当のオチと人気の秘密だよ。」
 「不死身じゃなければ、
双子、ダミーそれとも、そもそも存在しない人物?」
 「すべてはずれ。」
 「じゃあ、妖怪、幽霊」
 「残念でした」
 「あのねえ。
 あのサイトで何故人気があるかと言うと、
やっぱりやめておこう」 
 「なんだよ。自分で言いだして」
 「例のサイトの24番目見てごらん?」
 「えー、
まだ実証されたのは23番目までしか見つかってないだろう。
 それにあれって10番台だろう」
 「あはは。そこがヒントなんだよ」
 「そういうことか。
 似た話が二つあり、
しかも、真偽不明だから人気があるんだ。
ああ、いっちゃた。でも、こわー」
 「何で」
 「実はさ、
この24番目の話しを信じないと殺されるって言われているんだ。」
(続く)

カミサン伝説「ひさめ編8」

2010-01-24 02:17:02 | 小説
カミサン伝説「ひさめ編8」

 ひさめの兄が調べた「悪魔」とは
本当の「悪魔」である必要はなかった。
 「祈った人間が悪魔のように悪い奴と感じた人間」
という意味だった。
 また、「消える」
ということは「死ぬ」と同じ意味だった。
 もし、
太郎が母親を「悪魔のように悪い奴」
と感じていて、
太郎が同時に祈ったら太郎の母親は死ぬことになる。
 そして、
祈った人間はいずれ誰かに殺されるという話しだった。
 太郎が消え、
 エイタという同級生が容疑者であることも考えると、
多分、
 このカミサン伝説と太郎の母の事件とは無関係ではなかろう。
 それがひさめの兄の結論だった。
 兄はこの事実をどうひさめに伝えるか迷った。
 そして、迷ったあげく
 「今調べたら、
今回の事件とカミサン伝説は無関係だったよ。
 悪魔とは「人殺しだとか極悪人」を言うんだよ。
 それに、
 太郎くんがうちのママのことを祈って、
 太郎くんのママが死ぬなんておかしな話しだろう」
と話して、
 悪魔が「祈る人間にとって悪魔のように悪い奴」
でいいことも、
 「祈った人間がいずれ殺されること」
も言わず、
 笑いながらそう嘘をついた。
 「あーよかった。そうよね。
 「悪い奴」っていったらきりがないものね。
 うちのママなんてある意味、
悪魔以上だからね。
 もし、私が成功していたら
ママが死んで私も殺されるってことだから、
 そんなバカな話しはないわよね。
 それに、
 それが本当だったら、
 太郎くんみたいな人は自分が殺されるまでは、
 いくらでも悪い人を殺し放題できることになるものね」
とひさめは無邪気に笑った。
 ひさめの笑い顔を見たとき、
 ひさめの兄ははじめてカミサン伝説の怖さを知った。
 そして、
 その後、カミサン伝説の研究で一躍有名となる彼にとって、
 この事件が
 カミサン伝説の研究に没頭することの大きなきっかけ
となったのだ。
 その後、
 太郎が何者かに殺害されたときでも、
 ひさめの兄カタロウ以外には、
 誰もこのカミサン伝説を
思い浮かべるものはいなかった。

 そして、
 その後、
 ひさめの母と
 ひさめが殺されることになる
とは
 カタロウでさえ夢にも思わなかった。
(終)