「香水 ある人殺しの物語」パトリック・ジュースキント著 を読みました。
尚、3月に公開される映画の方の感想と情報は、こちら
「パフューム ある人殺しの物語」感想
(小説のあらすじ・内容)
18世紀、パリ。
腐った魚やらゴミやらが回りに悪臭を放っている下町のとある魚屋の女性から産まれたジャン=バティスト・グルヌイユ。ヘソの緒を、包丁で切り落とされ、そのまま、ゴミ溜めに捨てられた。ジャン=バティスト・グルヌイユ、彼は類稀なる嗅覚の持ち主だった。そして彼には体臭というものが生まれつき無かった。彼の母は処刑され、その後、彼はあちこち転々とし、なめし皮工場で奴隷の様に働かされる。
そしてある時、ある香水店に、注文された皮をお届けに上がった際、自らの嗅覚をパリ一だと言って、香水屋の主人に、アピールし、そこで働くチャンスを手に入れる。彼の作り出す香水は、たちまちパリ、いや世界中にファンをもたらす。
と、ここまでは、普通に面白いお話であったのです。
問題は、ここから。
ここからが、この小説の特異な?個性ある展開になっていきます。
★ネタバレです 以下文字反転して下さい★(注意)小説と映画の両方のネタバレ・比較してます。
落ち目だったイタリア人香水師が、今パリで売れっ子の香水師に嫉妬し、それでも自分の才能の無さ(香りを再現したり技術や知識はあっても、新しい香りを造り出すという才能が無かった)に苛立ちを感じてる部分、そして、このグルヌイユに出会ってからの急上昇ぶり?と、野心?などが、とても面白かったです。
そこから離れ、南フランスに一人で行くグルヌイユ、洞窟にこもり、7年!が経ったというのが、映画ではなかったので、ちょっとビックリ。自分に体臭が無いということが、ある意味、彼の大きなコンプレックスでもあり、それが後に大量殺人を犯す時に役立ちもするのですが・・・。
ラストの展開も、映画と小説は殆ど同じでしたね。
ただ、映画では、自分に香水をふりかけ、多い人がまとわりつき・・・って感じだけで終わっていたので、小説を読んで、みんなに引き裂かれ、骨も残らないほど、全て食われちゃった@@というのが、衝撃でした。以上
日本で暮らしていると滅多に無いことなのですが(自分も他の人も日本人同士だから気がつかないだけかもしれませんが)、外国に行くと、体臭のある人や、体臭の強い人?に、たまに遭遇し、その匂いに、気がつくことがあります。こういうのって、こまめにお風呂やシャワーに入っているから無臭とか、不潔にしてるから匂いが強いっていう訳じゃなくて、やっぱりその人本人の匂いみたいなモノなのかな。
一緒に様々な民族の外国人と暮らしたことがある人の話によると、不潔とかではなくて、体臭を持っているらしいです。
そうですか・・・。気がつかないだけで、私も、みょ~な匂いをまき散らす一人だったりして・・・
予告編、私も見ました!チラシみたいのもちらっと見たのだけれど、ありゃ~ネタバレしてるじゃないか・・・って気が少々・・・。
レナさんは、ラストご存じだから良いけれど・・・。
>石川三千花さんもラストがちょっと俗っぽくて残念だな~なんて
そう言ってたんですか。結構、賛否両論な感じになるかもしれませんね。
オランダ、ベルギー情報、ありがとうです
とっても、とっても参考になりましたよ!嬉しかったですー!!食べ物的にはベルギーに軍配が上がりそうですが、オランダには有名な絵画を見るという点でポイント高そうですね。
そうそう、オランダのアムステルダムは、そういうドラッグとか結構すぐ手に入るとか、売春婦の人が一杯いる地区があるとかって、どうもオランダという、まったりしたイメージとは違う面があるのに私もビックリしたことがあります。(私の場合は駅の方に泊まらず、空港の側の、しかも送迎してくれるホテルに泊まっただけなので、アムステルダムの市内を知らないんですが、噂はガイドブックなどで読んでました^^
成田空港で犬に吠えられちゃうだなんて、もしそんな目に遭ったら、ビックリですね。情報、大変参考にまりました~
でも、ベトナムとかタイの人が、ナンプラー臭いと思ったことって一度も無いんですけど・・・・
ナンプラーと醤油は似た系統だからかな?
そのうち読んでみよう。
日本人は体臭が薄いというからねえ。
余計に外国では匂いを感じるのかもしれません。
こちらにも来て下さって、嬉しかったです~ありがとうございました
りおさんが、もし小説読まれることがありましたら、是非またお話したいですー!
日本人は体臭が薄いというのは、ちょっと嬉しい様な・・・(^^;) この前夜8時頃のTV番組で、アメリカで野球だか、アメフトだかで活躍している日本人の選手の人(うとくて名前が解りません(x_x))が、あっちの選手の体臭が辛くて苦労してる・・って言ってました・・・
TBさせて頂きました^^・
まだ映画は観ていませんが、近日中に鑑賞する予定です。
この小説は不気味な雰囲気が漂っていましたね。
映画ではどうなっているのか楽しみにしています。
TBとコメント、ありがとうございますー!
とっても嬉しいです☆
映画、昨日から上映になったみたいですね!
私は映画→小説という順番で見たのですが、小説から先に読んで、映画を見たら、どんな感想になるのか?って、すごく興味津々です!
由香さんの映画のレビューも、楽しみにしていますね