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「モダンタイムス」「終末のフール」伊坂幸太郎 感想

2009-09-14 | 小説・漫画他

すごい分厚い本で、途中何度か挫折しそうになった。(ということは、ずっぽりハマって読ませるほどの吸引力を私は感じなかった・・って事かもな・・)
個人的にこの作品とほぼ同時期に書かれ二卵性の双子の様な作品とも言われる「ゴールデン・スランバー」の方がず~~っと好きだし面白かったし、一気読みせずにはおられなかったんですが・・。あと「魔王」は未読です。

一番印象に残った処はというと、作家井坂が139頁から言う言葉。
小説を2時間映画にめとめようとしたら、話の核となる部分を抜き取って、贅肉をそぎ落とす。そうすると粗筋は残るが小説の個性は消える。~~~本当の面白さは、あらすじ以外の処にあって・・・「人生は要約出来ないんだよ」とるに足らない日の暮らしや日常、要約して消えた日々野出来事にこそ人生ってわけだ・・って部分には、ものすごい納得しちゃったしこの部分だけでも☆1つあげたくなりました。

で、それと同じに、この本も結局の処・・・のオチとか本筋は、それほど・・だったんだけれど、そういう主流の部分以外の処で、これあるなぁ~!!って凄く納得してしまう文章やうんちく(格言めいた事)が凄く良かったです。面白くて笑っちゃう様なセリフや(今回結構そういうくすっと笑える部分が多かった) 小説家の井坂さんの人柄とか言う事とかが笑えてとても面白かったです。
それにしても、奥さん、怖いよぉ~~一体なんだったんだぁ・・・。

★以下ネタバレです 白文字で書いています★
検索ワードで、捕まったり危ない目に遭うっていうのは、怖いですね・・・。でも、今現在も、もしかしたら一部機関が、どこかでそういうのを見張ってる可能性は高そう(どこぞの国なんて、ホントにやってそうだわ・・)
ある中学校で生徒や大人が大量に死んだ事件の本当の事実は、事の発端から大量殺人→事実隠蔽の流れになったとのこと。あり得るかもしれないけど、やっぱりちょっと無理が無いかなぁ・・??と思っちゃった。 結局死んだ大人には、その学校の生徒の親が数人含まれてたんだね。その超能力学校の用務員からその事件以来、時の人というか救世主から政治家の方になったっていうのとか、なかなか面白い展開でしたね。最後の方で、あの事件では階段使って普通に行っただけだったのを、本当に天井から救いにやってくるっていうのをやってみたかったって事でリベンジしたんですね。
以上

なんとなく、村上春樹っぽさを感じる小説だったかもしれません。3つ☆
読み終わって、つい「播磨崎中学校」「安藤商会」で検索をしてみたら、びっくり!こんな憎いお楽しみが待っていたとは こんな処に行き着きます

・・・・・・・・・・・・・・・・・
「終末のフール」 

あと3年で地球に隕石みたいのが激突しみんな死ぬ・・・って設定になっていつつの短編っていう企画じたいは面白かったんだけれど、一つ一つの短編が、別に普通というか・・・。アッサリ目だった・・。そして伊坂さんお得意の人物リンクが、とりたてておおっ!というリンク具合ではなかったような・・。3つ☆

一番印象に残ったのは「太陽のシール」
不治の病の子供を持つ両親が、あと3年で・・ってなって救われた・・っていうのです・・・。

一番好きだったのは、「演劇のオール」
家族や彼氏・彼女を演じるというお話なんだけど、とっても暖かい優しさを感じる良いお話でした)
「鋼鉄のウール」は、苗場さんがすごいカッコイイ!!多分男性の(女性もかも)理想の男性像かも・・。

(内容・あらすじ)
2***年。「8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する」と発表されてから5年が経った。 恐怖心から、殺人や放火、強盗、そしてパニック的な逃避行動・・・。社会に秩序がなくなり、世界中は大混乱に陥っていたが、最近、町に落ち着きが戻り・・・。

伊坂幸太郎
「ラッシュライフ」「フィッシュストーリー」
ゴールデンスランバー
「グラスホッパー」「アヒルと鴨のコインロッカ―」「死神の精度」感想 
「チルドレン」「重力ピエロ」感想

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Unknown (june)
2009-09-14 20:50:12
私も「ゴールデンスランバー」の方が好きです。
こちらはこちらでいいキャラもいたし、いいセリフもあったんですが、
「ゴールデンスランバー」の方が一気に読ませる吸引力があったと思います。

「終末のフール」途中で返しちゃったんですね。
私は「冬眠のガール」と「鋼鉄のウール」が好きなんですけど、そこまで読まれたでしょうか・・。
Unknown (なな)
2009-09-14 21:20:02
私も同じく「ゴールデンスランバー」の方がよかったなって思いました。
日頃、何かといえば検索していますが
本のような世の中だったら怖いです。
Unknown (しんちゃん)
2009-09-14 22:38:11
こんばんは。
>一番印象に残った処は
伊坂作品の映画化がそんな感じでした。
まったくの別物で期待はずれ。(おっと)
新刊「あるキング」はもっと別物っぽいみたいですけど。
作家の新境地とか、新たな試みとか、読者は期待しないのにね。
「ラッシュライフ」のようなドミノがまた読みたいよお!
juneさん☆ (latifa)
2009-09-15 17:09:25
juneさんも、ゴールデン~の方がお好きですかー
そうなんですよね・・・。ゴールデン~の方が一気読みせずにはおれない吸引力パワーが半端じゃなかったです。今年2009年、私が読んだ本の中でも5位以内に入りそうな程のお気に入りです・・。

>「終末のフール」私は「冬眠のガール」と「鋼鉄のウール」が好きなんですけど、そこまで読まれたでしょうか・
 このjuneさんのコメントを昨晩遅く読んで、うわっ・・・大変!と、車の中に、次回車に乗る時に返却する様に入れてあった図書館バックから、取り出して来て、慌てて読みました

確かに、なかなか良かったです!
ボクサーの寡黙なカッコイイ人、高倉健さんの若い頃みたいなイメージがありました あと役を演じてみようかな?ってお話の方は、優しさが溢れていて、暖かい気持ちになりました。

タッチの差で、読まず嫌い(読まず返却)にならずに済みました。上の記事の文章もこの後訂正しておきます 
ななさん☆ (latifa)
2009-09-15 17:12:53
ななさんも、ゴールデン~の方がお好きなんですね~!
逆にモダン~の方が好きって人はいらっしゃらないかな~^^

検索といえば、ここのgooのブログは全く解らないのですが、私はFC2の方で別ブログを持ってまして、そちらの方では、どんな言葉で検索されて自分のブログにたどりついてくれた人がいるのか?っていうのが解るんですよ。(どんなワード検索で来たかは解って、誰が、っていうのは解らない) たま~にその機能を使って見ると、「え~っ!そんな言葉使ったことあったっけ??」というので、来て下さった方がいて、びっくりしちゃいます・・・。
しんちゃんさん☆ (latifa)
2009-09-15 17:18:13
>伊坂作品の映画化がそんな感じでした。
まったくの別物で期待はずれ。(おっと)
 私も、アヒルと鴨のコインロッカーと、死神の精度を見て、やっぱりちょっとがっかりしました。

とはいえ、そのうちレンタルになったら、必ず、重力ピエロ、フィッシュストーリー、ラッシュライフは見てみようと、凄く楽しみにしています。

「あるキング」は図書館にリクエスト入れて待っているところです。早くに入れたので、2,3ヶ月待ちで済むかなあ・・・。買えば良いんですけど・・
内容的には、すごくソソられるものがあります。
Unknown (はまかぜ)
2009-09-16 12:34:29
こんにちは♪
「播磨崎中学校」や「安藤商会」を検索してしまったのですか!
これはlatifaさんも、監視が始まるかも知れませんよ(笑)
検索から監視が始まるのは、現実世界でもないとは言えないだけに怖いですよね

それと、奥さんのものすごい強さが気になるところです。
別の作品でちょこっと登場してくれないかなと、期待していたりします
こんにちは~♪ (由香)
2009-09-16 17:52:15
お邪魔します♪
私ね、終末のフール、とっても気に入ったはずなんだけど、、、イマイチよく覚えてないの(汗)ホンワカしたところが好きだったんだけど、インパクトは少なかったのかも。
でも、『太陽のシール』の例のセリフだけどスンと胸に残っています。

『モダンタイムス』は買ってあるのにずっと読んでいないよ~(汗)
ここのところ伊坂作品を読むのがストップしているんだぁ~『ゴールデンスランバー』の再読をしようとして挫折するの(汗)何でだろう?
ごめんなさいっ! (june)
2009-09-16 19:28:17
「終末のフール」を無理に読ませてしまったみたいでごめんなさい!
でも、結構好きな作品だったんで、ついついすすめてしまいましたm(__)m
「鋼鉄のウール」の苗場さん、かっこいいですよね!
はまかぜさん☆ (latifa)
2009-09-17 08:24:06
こんにちは~はまかぜさん
検索は、やってみたいけど、、どうしようかな・・・って悩んでいたところ、他のブロガーさんちで、検索したらこんな楽しいのが待っていた~って書かれていらっしゃる方を数人おみかけして、安心して検索しちゃいました

あの奥さんの過去には、何かありそうですね。
強すぎてホント怖かったです。

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