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「カサンドラのティータイム」櫻木みわ

2024-07-09 | 小説・漫画他
友達ブロガーさんのところで見かけて、読んでみようと思った小説です。
もよりの図書館になくて、県内の図書館から取り寄せてくれたみたい(そういうこと、わが市の図書館はやってくれる)

最初のお話
スタイリスト見習いで都会に出て来て頑張っている最中、ちょっとした著名人?の誘いにのってしまい、彼のお家で大切にしていたアクセサリーを無くしてしまう。
パニックになって、つい電話やら連絡を密にしちゃったっていうのは理解できるわけで、それをストーカーまがいに相手に受け止めてられてしまう。
えーービックリだった。そもそも、そいつ要注意人物だったもんなあ・・・。

ところが、その男側に回りは・・・、自分の尊敬する上司までも。これはショックだよねー。
あんなにスタイリストのアシスタントとして良い線行ってたのに、全て諦める羽目に・・・

2番目のお話は、SNSに書いていたゆるい系絵のマンガが出版社の目に止まり、出版の話が。
しかし夫にその話をしてから夫婦の関係がまずくなっていく・・・

★以下ネタバレ★


最後の章で登場する同僚さん(夫がネパールの調理人の)が最初の女性だったとは!
今は幸せそうで良かったけど、大丈夫なのかな・・・ちょっぴりまだ心配 
2番目のお話は、ありそうだなーと思った。妻の仕事が予想外に世間に認められてどんどん活躍していきそうって事に対して嫉妬というか焦りみたいのもあったんだろうね・・・
でも、この男もダメだよー。まあ、それに至る過去というかがあったから、彼を怒らせない様に・・と常に気を張って暮らしていたみたいだけど、彼女が気の毒に思えちゃったな。
以上

とても読みやすくて、サラサラっと読めた。
若い子はこれを読んでおくと良いと思うな。
今後の恋愛等で参考になるし、知っておくと勉強になる例?だから。

カサンドラのティータイム 櫻木みわ
朝日新聞出版 (2022年11月7日発売)
スタイリスト見習いとして働く友梨奈と、牛肉加工工場でパートをしている主婦の未知。それぞれに何かから「抑圧」されている。現代社会で生きていく女性のやるせなさを見事な筆致で描きつつ、他者と他者がつながれることを希求する、期待の新鋭の飛躍作
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2 コメント

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Unknown (わぐま)
2024-07-10 09:44:04
ちは~~~^^

そう、この本。若い子に読んで欲しい。
高3の課題図書にして欲しいくらい!
これさ、、、当事者は、気付かないんだよね。ベースに相手の事が好きってのもあるし「私が悪いのかも?」と思ってしまうのよね。
うん。ホント、若い子に読んでほしい。
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わぐまさん☆ (latifa)
2024-07-10 10:38:24
わぐまさん、こんにちは!
これね、わぐまさんの去年のベストで上位にランキングされていて、興味を持ってリクエストしたの。
だから、回って来るまで半年以上かかったってことだよー、すごいよね。

それと私は女性に読んで欲しいと思っちゃったけど、わぐまさんちで、男性にも読んでもらいたいって書かれてるの見て、はっとしたよ。確かにそうだ。

こういうのを男性にも是非読んでもらいたいわ。
無意識にやってないか?やる可能性ないか?って戒めにもなるだろうしね。
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