ラスト、まんまと騙されました。全く想像もしていない展開だったので、ああっ!と驚かされました。
とはいっても、この小説が好きか?と言われると・・・・。
前半は、全身やけどを負った高校生の少女の描写が痛々しくて、読んでいて辛すぎました・・・。
あと、3人の意地悪な同級生の部分が、なんだか安っぽいドラマ風に感じてしまったというか・・(実際に、こういう女子は、いるのかもしれないけれど)
ピアニストでありピアノの先生であり、刑事さんもうなるような推理が出来て、頭の良い岬さんという男性が、カッコ良すぎだろ~~と思ってしまいました。
厳しい口調の整形外科の医師さんが印象に残りました。
あと、個人的にドビッシーの曲が好きなのと、何度も登場する「アラベスク」「月の光」などは私の十八番の曲だったので、とても楽しく読めました。3つ★半
★以下ネタバレ 白文字で書いています★
まさか焼死してしまったのが遥で、生き残ったのがルシアで、ルシアが遥になりすましていたとは!! ルシアの癖で左手を使わないこと、小首を傾げる遥の癖を逆に再現していたことなど・・・。母が死んだ理由がルシアだったとは!! びっくりでした。
でも、最後に「日本の少年法は甘い」って締めくくりは、なんだかなぁ~と思っちゃいましたが。以上
さよならドビュッシー 中山 七里 / 2010-01-08
中山さんは『おやすみラフマニノフ 』という本も出されていらっしゃるようなので、そちらも読んでみたいです!中山さんって男性だったんですね。息子さんが音楽大学に進んでいらっしゃるということです。ご本人はピアノを弾くわけじゃないというのにびっくり。これだけの表現や知識を身につけて書かれたなんて凄い。
第8回の同大賞で『さよならドビュッシー』と『災厄の季節』の2作が最終選考にダブルエントリーされ、前者で大賞獲得に至った。なお、後者も、「こっちを読みたい!」という声が続出した為、『連続殺人鬼カエル男』と改題し2011年に文庫本として出版される事となった。
全くピアノに疎い俺にもそれほど抵抗なく読むことができました♪
最後は全く想像していなかったので、驚きました。同じピアノでも、「シューマンの指」よりも、こちらの本の方が、読みやすかった気がしました。
同作家さんの他の本も今度読んでみたいと思います。
私も面白かったけど、好きな小説では
ないんだよな・・・・笑
<「アラベスク」「月の光」などは私の十八番>
わ~~~凄いな。聞いてみたい♪
好きな曲があると、内容も興味深く思えてくるよね。
そうそう、道尾さんの連載、始まるみたいだよね。今まで新聞の連載って読み続けた事が無いんだけれど、今回初めてトライしてみようかな?って思ってるところー。
ところで、みみこさん、よみうり読んでいるなら、朝刊の相談室とかも読んでいたりする・・?
最近さ~、すごい相談が多くて(かなりご年輩の方のラブ相談とか)
40代後半で、もうご隠居気分だったけど、うわ~~!すごいなーって思ってね。読んでなかたら、なんのこっちゃ?だよね。ゴメン
ドビsシー、それらの曲、十八番だったけど、上手には弾けないんだよ・・・。