面白かったー。4つ☆~4つ☆半
伊坂さんらしい楽しいお話でした。
良くない仕事をしている人たちだけど、人間的には結構良いヤツが色々出て来て、突拍子も無いけど、人情味があって、ユーモアとちょいとキザな人生哲学?みたいのもあって・・という感じ。
短編5つが入っていて、それぞれ繋がっていて、最終章でまとめてくれます。
・残り全部バケーション
・タキオン作戦
・検問
・小さな兵隊
・飛べても8分(書下ろし)
単行本化にあたり、最終話以外は、修正されているそうです。
最初のお話は、これから夫婦が離婚する家族3人が登場。父の携帯に、あてずっぽうに送られて来た「友達になりましょう」メール。
それを出したのが、アタリ屋をやってる岡田だった。
なんと3人と岡田は一緒にドライブに行き、レストランで食事をするが、最後に立ち寄ったコンビニで岡田は行方不明になってしまう。
溝口が毒島さんというボスに、岡田に罪をきせてしまったために、消されてしまった様子だ・・。
「タキオン作戦」
父親に折檻されている、通りすがりの小学生を助けるべく、それらしく見える行動や作戦をする。
未来から来た自分~というシナリオを、実際にやってのけるとは、もうびっくり^^
バック・トゥー・ザ・フューチャーと、ターミネーターみたいな内容。
「検問」
警察官が何故見逃してくれたのか?ちょっと良く解らない処もあったかな・・・
「小さな兵隊」
岡田亡き後、ずっと溝口は後悔していた。
そんな岡田が小学校時代の友人が現在映画監督になってるという話を以前聞いたのを思い出し、その監督のインタビューに太田を行かせる。そこで解ったのは、溝口がまだ若い頃、ある店の屋上でアドバルーン係りをしていた時に知り合った少年こそが、岡田だったということに。
岡田少年は学校で、ちょっと問題児扱いされている。校門にペンキを塗ったり(担任の先生の悪口を消すためだったんだよね)
ランドセルのラクガキは、なにか意味があったのかな・・・?
「飛べても8分」
なんか凄い話。色々どんでん返しが一杯あって、ワクワクさせられました。
ラスト、あと数秒で届くのは、焼き肉屋か、サキさんか・・・。
★以下ネタバレ 白文字で書いています★
しかしながら、あのサキさんという名前でやっている、食べ歩きお菓子ブログだけど、岡田ってそういうキャラだろうか・・・・。以上
先輩の溝口(少年時代、父親に虐待を受けていた)と、岡田の後溝口の舎弟分になったのが、小太りでスナック菓子が好きで不器用な太田。その後の舎弟分になった、インテリ不良なのが高田。
それにしても、岡田は結構カッコイイですねー。強いしね!
残り全部バケーション (2012/12/5)
仙台ぐらし
PK
「バイバイ、ブラックバード」
3652
「マリアビートル」それほどまでには・・・ 感想
「オー!ファーザー 」「砂漠」
SOSの猿
あるキング
「モダンタイムス」「週末のフール」
「ラッシュライフ」「フィッシュストーリー」
ゴールデンスランバー
「グラスホッパー」「アヒルと鴨のコインロッカ―」「死神の精度」感想
「チルドレン」「重力ピエロ」感想
この作品、私も先日読みました。
5つの話、読み進めていくうちに、実は全部つながっているのが分かりますよね。
そしてラストのあの終わり方はとても気になります。
高田の携帯に届くのは、サキさんからのメールなのか、それとも焼肉屋からのメールなのか。
私的にはサキさんからのメールだったら良いなと思いました♪
今は携帯からコメントしているので、後でPCからアクセスした時にトラックバック送らせて頂きます♪
はまかぜさんも読まれたんですねー!
私もラストはサキさんからのメールだったら良いな~と強く願っています。
それまで、何回か、焼き肉屋のメールが届くシーンが出て来ていて、ラストで重要なキー?になるわけだ~と、やられた感があって、ニヤリとさせられました。
そうそう、やっと図書館から、ビブリア3巻が近く回って来そうです。
またそちらの記事にも、お邪魔させてくださいね
この手の伊坂作品は、大好きです。
最後がねぇ・・・
どうなるんだろう?どきどき・・・
お返事遅れてしまって、すいませんでした!
これ、読まれましたかー!
私も伊坂さんの本は、この手のがやっぱり好きです。
ラスト、良い方であって欲しいです!