
伊坂幸太郎さんの初のエッセイ集。
10年間にあちこちで書いたエッセイを集めて、それに現在の彼がコメントする・・という風になっています。彼の普段の人柄などがかいま見えて、とても興味深く、面白かったです!
何と言っても伊坂さんのお父さんが凄い人なんだなー!!っていうのが一番印象に残りました。まさに伊坂作品に良く登場する破天荒なお父さん像は、リアル伊坂父をモデルにしていたんだ@@ というのにビックリ。凄いカッコイイお父さんをお持ちでいらっしゃるんだなぁ~。
なんとなく伊坂作品に出てくる少年は、良いご両親(特にお父さん)に恵まれているという印象が勝手にあるんですよね。逆に酷い親に育てられて歪んでしまった・・みたいなお話、あったっけ・・・?(あったんだろうけれど思い出せない)
先日直木賞を受賞した道尾さんの小説には、家庭環境に恵まれず淋しい思いを抱えた小学生の男子がいつも出て来るなぁ~という印象が強かったんですが、先日「情熱大陸」を見たら、やっぱり彼も小さい頃は淋しい子供だった(あまり家庭のことは語られなかったので解りませんが)と言っておられました。
他に印象に残った処を書きだしておこう・・。
・伊坂さんはB型で、檸檬をB型にしたのもそれ故(妙に納得。伊坂さんはB型っぽいって思ってました)
・黒沢清監督のファンで、アカルイミライが時に好きで、小説に出て来る黒澤の名前も黒沢監督から取ったとのこと。
・本多孝好さんの小説を高く評価されている。
・小説と音楽は、仲間なんじゃないか? という説にうなりました!!
・ブータン旅行 最初に行った海外がブータンって凄いですね・・・。鴨とアヒル~で、ブータン人が出て来る由来がここにあったとは。
・斉藤和義さんの古くからのファンで、会社を辞める時にイヤホンで「幸福な朝食 退屈な夕食」を聞いていて、その後映画で一緒に仕事をするに至り・・というのに感慨深いものがありました。
・大江健三郎「叫び声」と、打海文三「ぼくが愛したゴウスト」は、私も是非近く読んでみようと思いました。
・新潮社の本の表紙の装丁を、いつも三谷龍二さんにお願いされている話。やっぱり私も伊坂さんの本には、三谷さんのオブジェというか・・画像が合うと思います。素敵ですね~。
「マリアビートル」それほどまでには・・・ 感想
「オー!ファーザー 」「砂漠」
SOSの猿
あるキング
「モダンタイムス」「週末のフール」
「ラッシュライフ」「フィッシュストーリー」
ゴールデンスランバー
「グラスホッパー」「アヒルと鴨のコインロッカ―」「死神の精度」感想
「チルドレン」「重力ピエロ」感想
探してきます♪
コメント、ありがとうございます!
まだ発売されて間もないので、書店さんでは目立つ処で山積みされているかと思います。
図書館だと順番待ちが結構出来てるかもです。
こにさんち、いつものぞいています
しあわせの雨傘や、クレアモントホテルは、見たいー!って強く思っている映画で、羨ましく思っていました。レンタルになっちゃうかもしれませんが、必ず見ます。