☆航空無線とアマチュア無線のii-blog

<無線局 JN4VWH + 模型 カメラ DTM DIY キャンプ>

届く Pentax GPSユニット

2020年01月06日 | カメラ・ビデオ関連
正月明けの今日1月6日、ペンタックスのGPSユニット・O-GPS1が届きました。 (リンク・クリックでPentax HPへジャンプ)

  

Pentax K-30上部のホットシューに、ストロボを取り付けるように、GPSユニットを差し込んでロックレバーで固定します。

ユニット側面に乾電池・単四一本をおさめてユニット稼働の電源となっています。

背面に電源ONボタンがあり、長押しして動作させたら、それ以上はこのGPSユニットを操作することはなさそうです。
  

パット見たところカメラ上部に小型コンパクト・ストロボを取り付けたように見えます。
  

GPSユニットの電源ONとすると、カメラがGPSを認識して、メニュー画面のGPS項目の各種設定が可能になります。
  

実のところカメラにGPSユニットを取り付けて、何をどう利用するのかほとんどわかっていないのですが、とりあえず星空撮影をして遊んでいるものとしては、自給の自転による日周運動をしている星の光を、Pentaxカメラそのもので「追尾」してくれたらと(アストロのトレーサー)、その機能のみが目的で購入しました。

使い始める前にまず「キャリブレーション」というのを行う必要があるようです。1カメラのレンズを上下に180度、2カメラレンズを左右に180度、 3カメラを車のハンドルのように右カーブ、左カーブするようにグイーンと両腕を交差させるような動きで180度・・・・

キャリブレーションがうまくいったら背景画面に「キャリブレーション完了」と表示が出ます。 一回でうまく出来なかったら、また同じ動作をもう一度繰り返して、GPSに三軸方向の「現在位置」を教えることになるようです。

(その後説明書をよく読むと、上のキャリブレーションはユニットの電源・乾電池を抜き取るまではGPSユニット内に保存される、とのことなので、撮影のたびに毎回カメラをくるくる回す必要はないということになります。)

これでいくつか複数の衛星の電波をキャッチして、手の中のペンタックスカメラがこの地球上でどこに存在しているのか・・・・わかってしまうんですねー、すごいですねー(^-^;)。

  


そして、その情報をもとに、もともと天体望遠鏡のブランドメーカーだったPENTAXは、カメラ本体内蔵手振れセンサーを「制御」してくれるというのです。
 例えば、撮影フレームの真ん中でピントを合わせて撮影を開始した<オリオン座>に関してならば、その地球と星ぼしとの位置関係(地球の自転で刻々変化する)をリアルタイムで計算し、 10秒、30秒、60秒とシャッターを開いたままの、いわゆるバルブ撮影時に、GPSと計算結果に基づいて手振れ補正機能つき撮影センサー面をリアルタイムに制御し(動かして角度を変えて)、時間が経過しても撮影フレームの中のオリオン座を<< 常に真ん中に調整してとらえる >>

・・・ということのようです。 (^-^)

つまり、今まで50mm、85mm、100mmの標準から中望遠レンズで星空を撮影する場合、個人的には50mmレンズで2秒から3秒を超えると、撮影した星の写真を拡大チェックした時に、星が流れて「点ではなく線」になっているように思っています。
ましてや、100mmレンズなどを取り付けた場合は、シャッター速度を1秒とかにしないと、撮影した星はすべて横に流れているはずなので、トリミングなどはほとんど不可能ということになります。

ところが、PENTAXのGPSユニットを利用すると、ボディ内センサー制御可動範囲以内であれば、カメラの方がGPS情報をもとに、フレーム内で移動してしまう星に合わせて、センサー上で「固定」してくれるわけですから・・・・

いろいろな星空撮影場面で、大きな補助となってくれるはずです。

(カメラボディ内部の手振れ補正センサー、可動範囲以内なので、バルブ撮影時間をいくらでも長く設定できるわけではないところが、星空追尾の赤道儀を利用した場合との大きな違いとなりそうです。
・・・ でもGPSユニットは、カメラ上部ホットシューに取り付けるだけでセットアップ完了です。 赤道儀を使う場合と比較すると、北極・極軸合わせなど、撮影前の様々な準備が<一切不要>で、お気楽星空撮影が実現するところは大きなメリットでしょう。)

  
  (Pentax HPより アストロ・トレーサー使い方ページの様子引用)

ということで、届いたメモ写真撮影と、GPSユニット入手のメモはしましたので、あとは外に出て実際に撮影してみるだけです!

・・・・ところが、今日1月6日夜、日本列島の西から前線が近づいてきていて、ここ岡山市の夜空は全面すっかり(夜でも色が分るような)灰色の雲に覆われています。この時刻、西日本の山口県ではすでに雨が降り出しているようです。

・・・・ うーん、残念(^-^;)。 すぐにでも試してみたいのですが・・・ぁ。




〇Pentax GPSユニットの実験撮影ができた   2020.01.07

1月、6日、7日、8日と日本列島に低気圧と前線がやってきて、ずっと悪天候の状況です。
  
・・ということで、夜空に星の見える日はちょっとしばらく先になるなあ・・・と思っていたのですが、 7日今夜、何度か玄関先で出たり入ったりしていると、月と星が見えるタイミングがありました。

そこで、PentaxK-30に、GPSユニットを接続し、キャリブレーションを済ませ、玄関先の三脚に取り付けました。
地球が自転する日周運動で、逆に星が流れて移動して見えるのですが、GPS情報をもとに星の光をカメラのセンサー上で点として捉えるとなると・・・・

逆に地球の自転による地球そのもの、大地そのものの「ぶれ」が撮影できることになるはずです。 とりあえずここでは <自転する地球ぶれ>とします。

この<地球ぶれ>を撮影するためには、星と一緒に地球上にのっかっている目の前の世界を撮影する必要があります。
ということで、玄関先の屋根の瓦と、ちょうどその先に雨雲の切れ目から見えていた星を配置して、PentaxGPSユニットの動作確認、実験撮影をして見ることにしました。

まず一枚目・・・・通常通り、流れていく星を点として撮影するために、50mmレンズでシャッター速度を3秒としました。

(今までの経験で、APS-Cセンサーサイズカメラに50mmレンズを取り付けた場合、4秒、5秒の露光時間だと、拡大チェックした時に星は点ではなく線になって写ることを確認しています。 拡大してもなんとなく点に見える露光時間は3秒以下、できたら2秒以下での撮影なら点に見える写真になることを確認しています)

(もし100mmレンズや、135mmレンズを取り付けたら、星を点で撮影するためにはもっとシャッター速度を小さく=速いシャッターを切らないと、点にはなりそうもありません)
       ISO 800    f3.5   シャッター速度3秒



近所の玄関照明が街灯の光だけで、屋根の部分にはLED照明を当てて撮影したかのように明るく映っています。そして、その向こうの夜空、星が点と言えば点、流れているといえばちょっと楕円形に伸びかけているような気がします(^-^;)。

他方、GPSユニットを稼働させての撮影は、シャッター速度を60秒とし、長時間シャッターを開いたままにする撮影です。 

(ただ・・・このような撮影は過去に経験がないため、撮影の設定はおおよその設定で撮影しました。)

       ISO 100    f5.6   シャッター速度 60秒

通常の夜空の撮影で、シャッターを60秒間ずーーーっと開いたままにする撮影では、夜の暗い景色でもかなり明るく撮影することが可能ですが、 撮影フレーム内の様々なものが 動いて・・移動して・・ 被写体ぶれの写真になります。場合によっては「消えてしまう」とかもありそうです(夜の駅前、長時間露光・・・行きかう人々の姿が消えていなくなる!? とか)

・・・で、このGPSユニットを取り付けた長時間露光の写真・・・はい、ぶれています。 三脚を構えてカメラを固定しているので、その足元の大地が・・地球が・・宇宙の中で自転して常に動いているので 「ぶれ」が発生しています。 = <自転する地球ぶれ>

玄関先の家の屋根は、地球の自転によって60秒分の「ぶれ」が発生しているのがわかるのですが、その屋根の向こうに見える遠い星の光は・・・ぶれていません!
60秒間もシャッターを開いたままにしていたというのに・・・星の光が線になっていません!

わお!(^-^;)   2020.01.07

ただ残念なことに、全部で10分もたたないうちに、雲の切れ目は次から次へと流れてくる雲におおわれて、まさに見ている目の前で、小さな切り取られた星空は消えてなくなりました。 また天気が良くなってきれいな星空の夜に、GPSユニットを利用した長時間露光での撮影を実験してみたいと思っています。





〇GPS・コンパス機能     2020.01.08
GPSユニットを取り付けてカメラ本体(PentaxK-30)と機能が連動するようになると、バルブシャッター・モード選択時の背面液晶画面が変化します。
  

左上のバルブモードを示す「B」の表示が消えて、フレームに星が飛び込むアイコンの<アストロ・トレーサー>が表示されました。

また右下の空いたスペースに、ペンタックスに特徴的な「グリーンボタン」を押すと、アストロ・トレーサーで設定したバルブを開いておく時間=タイマー設定をON/OFF表示されるようになりました。

そして上部中央に近いあたりに、地球を周回する衛星の絵柄とその下に3Dと表示されているアイコン=4つ以上の複数の軌道上衛星信号をキャッチしている状況を示しているということです。( 3つ以下の衛星信号の場合2Dと表示、 衛星信号をキャッチしていない場合は 赤いアイコンが表示)

そして、GPSユニットを取り付けた状態で各種背面液晶情報選択画面に行くと、もともと反転していなくて、使用不可能だった右端のコンパスのアイコンに色が付き、選択可能の表示に変化します。
  

そしてコンパスアイコンを選択してOKボタンを押すと・・・・
  
背面液晶全体に、コンパスとその関連情報が表示されるようになりました。

「カメラのレンズがどの方向を向いているか」「経度緯度」「衛星からの正確な時刻情報の取得」・・・そして山のアイコンの横に1mとあるのは、もしかしたら「標高データ」も表示されるのかもしれません。
(10m単位、50m単位、どのくらいの標高単位で表示が変化するのかはわかりませんが、海抜数メートルの岡山市街地・郊外では1mとしか表示されていません。現在の自宅は、確か国土地理院の地図によると6mか7mくらいだったと記憶しているのですが。)

(これら撮影場所でのGPS位置情報は、撮影ファイルに記録されるので、あとあと画像ファイルの撮影データから、その当日の撮影場所を地図アプリ場などに表示させることが可能となるようです。・・・・「この写真どこで撮ったかなあ」というような場合、ちょっとデータを利用してその撮影場所を再確認可能なんですねえ。 過去の写真を見ている時などに、どこで撮影したかすっかり覚えのないカットなどが時々ありますが、もしPentaxカメラにGPSを取り付けて撮影していたら、あとですぐ撮影場所を確認できるというわけですね。
ちなみに標高も記録されるので、撮影した場所が登山ルートの何合目あたりか?というようなことも、あとあと確認できますね。)

二つ玉低気圧が日本列島を横切って、正月明け大荒れの天候なので、夜空に星はないため、ぬくぬく室内で、GPSオプション機能を確認チェックしてみました(^-^;)。




〇星空撮影 with GPSユニット PentaxK30   2020.01.08

二つ玉の爆弾低気圧が日本列島を西から東へ通過して、8日の夜、日付の変わる頃、夜空の雲が強風で吹き飛ばされ星空が見えてきました。まだうっすらと薄絹で覆ったような星空ですが、玄関先でGPSユニットを取り付けたK30を持ち出して、星空撮影をして見ました。

   オリオン座の中央 オリオンの帯 と その右下の星雲付近

  (Pentax-M50mm  ISO100 絞りf5.6  90秒露光 )
  
  (Pentax-M135mm  ISO100 絞りf5.6  60秒露光 )

GPSユニットを取り付けたPentaxK30を三脚の上に固定し、モードをバルブ、シャッターを開く時間を60秒や90秒と、アストロ・トレーサー上で設定してみました。星空を撮影するのに、このような長い間シャッターを開いたままにして撮影したことは過去に一度もありません(^-^;)。

したがって、どのようなレンズでどのくらいの撮影設定をしたらいいのか?全く経験値がなくて分らないのですが、とりあえずこのくらい!と適当に設定しました。

それでも、今まで星空撮影ではレンズの絞り値は「 常に開放 」! ISO感度の設定はほとんど 「 常にISO1600 」・・・ ここは状況に応じてISO800にすることもあるかな、くらいでほとんど設定の幅が・・・ありません!

設定を変化させるのはシャッタースピードだけで、広角レンズならとりあえず5秒間露光からスタート、 50mmレンズなら3秒以下で、 135mm、200mmについては・・・「 基本的に手動赤道儀なしでは、撮影不可能 」 という感じです。

そして、今回はシャッター速度を60秒や90秒にすることが可能なので、50mmレンズ、135mmレンズ、それぞれ絞り開放での撮影から少し絞り込んだf5.6に設定し撮影することにしました。

ISO感度に付いては、800や1600ではなく、普通に日中の撮影時感度 ISO100としました。 もともとPentaxK30で星空撮影しても他のカメラのように夜空の黒い部分が比較的落ち着いた描写をしてくれるので、好んで利用しているところですが、それでもPCディスプレイで拡大表示したりすると、結構画像が乱れてきていました。

今回はGPSユニットで星の動きをカメラ内蔵センサーが追尾してくれることで、ISO100でも星空撮影が可能になったわけですから、結果、撮影後の写真の一部をトリミングしたとしても、その画像の乱れはずいぶん小さくなるのではないかと思っています。

PentaxK30で使っている単焦点レンズは、28mm、50mm、135mm、200mmなのですが、それぞれのレンズで、どのくらいの感度設定、どのくらいの露光時間、どのくらいの絞り設定が、自分の星空撮影に適しているか、何度も試行錯誤しながら今後も探っていこうと思っています。

ペンタックスカメラにGPSユニットを取り付けて、本体センサーを動かして夜の星の動きを「追尾する」ことができるというのは、 何よりも 星空撮影設定可能領域がぐんと広がる!という点で、とても効果的ですし、面白いことだなあと思います。




〇 夜明け前のアルクトゥルス     2020.01.09
昨夜GPSユニット利用の長時間露光撮影が基本的に実現することを確認できました。その夜が明けようとする時間帯、ふと中庭から上を見ると一等星が明るく輝いていました。昨夜と違って、星空全体に薄くかかっていた雲もすっかり消えている様子です。・・・・「しかたないなー」と夜明け間、再び三脚とカメラを持ち出してGPSユニットで日周運動による星の動きを追尾する撮影をすることにしました。

一枚目 トリミングなし・画像処理なし 撮って出しJPEG
  ( ISO400  絞りf3.5  シャッター速度60秒長時間露光 )

夜明け前で、空が次第に白んできているタイミングでしたので、上のJPEG撮って出しカットで、一等星の部分をトリミングし、 普通の夜空のように色調補正を行ってみたのが下の写真になります。


今まで夜空撮影をして遊ぶ時、どのレンズを取り付けても基本的に「絞りは開放値」での撮影でした。( 何度か実験で絞ってみたりもしましたが、露出不足でなかなかうまくいかなかった覚えがあります )

・・・ですが、今回はGPSユニットが星を追尾してくれます。設定の露光時間も60秒で撮影しています。「 じゃあ、ちょっと絞ったf3.5で具合のいい結像になるんじゃないかな 」と、 開放f1.7レンズの絞りリングをf3.5まで絞って撮影しました。

すると、今まで見たことのない「星の光芒」の写った写真になりました(^-^)。

GPSユニットを利用することで、星空撮影でのISO感度や、絞り値、シャッター露光時間を、いろいろ変化させその組み合わせで撮影することが出来るようになるわけですから、今後、色々なレンズで、色々な撮影設定の組み合わせを試行錯誤して遊んでみようと思っています。楽しみです。(^-^)

ちなみに後で調べた結果、 このタイミングで真上の一等星は 牛飼い座のアルクトゥルスということでした。・・・・きっと、・・・たぶん。 (よく分っていません(--;))

P.S. それにしても、1970年代フィルム時代のペンタックスMレンズ(50mmf1.7)、デジタルAPS-Cサイズセンサーに、具合のいい結像をしているなあと、星空撮影でも驚かされます。 当時ペンタックスはかなりの人気と普及でしたから、中古市場にはかなり豊かに出回っているのでしょうね、今となっては状態のいい中古品でも千円札五枚は必要としない、お手軽価格で入手できるレンズですが、個人的にはかなり気に入っています(^-^)。
  




〇 GPSユニット・長時間露光での撮影設定、試行錯誤  2020.01.18

この週末、夜空から雲が払われたので、PentaxK-30・GPSユニットを家の外に持ち出して、撮影時の設定値を少し探ってみました。
ここまでは、とりあえず60秒設定を基準として、レンズの絞り値をちょっと変化させたり、ISO感度を少し動かして、とりあえず無難なセッティングで星空撮影遊びをしていました。

今日はオリオン座にレンズを向けて、絞り値f5.6、シャッター速度60秒を固定とし、ISO感度を 100-200-400-800 と変化させて様子を見ることにしました。

ISO100

ISO200

ISO400

ISO800

PentaxカメラK-30内部の画像エンジンを経て、JPEG画像でカメラから取り出す場合という条件下で、 非常におおざっぱですが ISO100よりもISO200の方が星々をたくさん捉えているものの、ISO200から 400、800にしてもそれほど極端に星の数が増えるということはなさそう!と個人的には判断できる映像となりました。

玄関先で星空撮影遊びで、GPSユニット・星追尾での撮影では基本として今後ISO200でもう少し経験値を増やしていくことにします。

このISO感度、映像としての処理については、カメラのメーカー、世代、機種に応じてかなり違いが出てくるところなのですが、とりあえず個人的に手元のPentaxK-30では、ISO200を撮影スタートの最初の設定値とする、ということになります。



〇 GPSユニット撮影 ISO200を基準として・・・   2020.01.18

・・・というわけで、今夜カメラのISO設定は「200」が基準値かなあと、なりましたので、 星空に見えている「 冬の大三角 」 と 「 北斗七星 」を、 60秒露光から90秒長時間露光に変更して撮影してみることにしました。

冬の大三角

APS-Cセンサーサイズのデジタル一眼レフカメラに、28mmレンズを取り付けた場合(28mm広角レンズにはならないので)、画角が十分に広くないので、そのせいもあって、冬の大三角は画面ぎりぎりにおさめることとなりました。

画面右下が 一等星の明るいシリウス(Sirius)、 そして右にオリオン座が途中で切れていますがその左上の暗く赤色のベテルギウス(Betelgeuse)、 そして画面左上のぎりぎりにプロキオン(Procyon) と、三角形を形作る星々を画面に収めることが出来ました。

この撮影から、露光時間を60秒鵜から90秒にしました。 三脚の横でじーっとまっているものとしては、30秒露光時間が増える!というのは、結構寒空の中「ずいぶん余分に待つなあ」と思う時間です。 

ですが、写真に撮っては、120秒にすればいわゆる一段に相当するのかもしれませんが90秒になったからと言っても「 中途半端にちょっと露光が増えただけ 」 というぐあいかもしれません(^-^;)。

とはいえ、今まで星空撮影で広角レンズを使う場合の露光時間が5秒6秒あたりを上限として撮影していましたから、それから思うとずいぶんフィルムに(=イメージセンサー二)、たくさん光を照射することになっているはずです!

今はすべてJPEG画像をカメラから取り出していますので、なおさら微妙な露出設定の違いはよく分りませんね(^-^;)。

しっかり露光して、RAWデータをいわゆる現像処理で、美しい星空を再現する・・・というような撮影をするようになると、また少しずつ話が違ってくると思いますが、 まだGPSユニットを手にしたばかりなので、カメラからポンポン星空写真を取り出して、すぐに! 早く! 眺めてみたい!というのが、優先されている状況です。


北斗七星

先ほどの南西方向、オリオン座のある方角は、岡山市街地の真上になるので、夜空が全体に明るい感じでした。それに対して 北極星の周辺となる北斗七星のあるよぞらはすっかり、真っ黒です。

先の冬の大三角と同じ撮影設定ですが、星空が暗く映っていますし、一等星の華やかや明るさもなく、全体に暗く沈んだ星空になってしまいました(^-^;)。

明るい夜空はほどほどに、暗いよそらはそれなりに・・・ちょっとずつ微妙に撮影段階で対応できるようになっていけたらいいなと思っています。

ともあれ、とりあえず、GPSユニットのおかげでカメラそのものが星を追尾してくれるため、 「星の流れ」を心配しつつ露光時間を切り詰める!という撮影からは完全に開放された感じです。

撮影していても、とてもテンポよくささっと撮影作業を進めることが出来るようになった気がします。













コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2020年しぶんぎ座流星群・極大日 | トップ | 一等星の光で光芒が撮れた! ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿