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PentaxK-30で使うオールドPentax-Mレンズの機能制限

2019年09月23日 | カメラ・ビデオ関連
2019年8月、PentaxK-30を入手以来この一か月ほど集中的にPentaxK-30を使っています。今のところ何を撮影しても試写ということになります。「こうしたら・・・こうなる?・・・そうか。じゃあこうしたら・・・そうはならないんだ・・へえ」といった感じです。
というのも、Sony NEX-5RやCanonEOS40Dで撮影してきたカメラ操作と比較すると、ペンタックスのカメラはいろいろ不思議な動作に感じられる動きに戸惑い続けているのです。

(逆に言えば、SonyカメラとCanonカメラはほぼ同様の操作、扱いでOKだったのか、ということがあらためて実感できました)

以前から所有していたPentaxレンズを、そのままボディに取り付けて撮影できたらいいなという思いで、Pentaxカメラボディを用意したわけですが、思った以上にレンズの時代と、カメラの時代の大きな差異をクリアしないと、どうやらうまく撮影できないことにも次第にわかるようになりました。

  


オールド・マニュアル(ボディとの電気接点無し)レンズを、ずっと後のデジタル一眼レフカメラに取り付けて撮影しようとした場合、 「オートフォーカスは動作不可」、 「カメラから絞り調整は動作不可」 は当然のこととして理解できます。

このような微妙な部分での動作について、しばらく直接いじりまわったのちに、やっと取扱説明書に戻ってきました(^-^;)。(最初から説明書を読めばいいのですが・・)

すると・・・・・

  
この動作一覧表にあるように、1970年代のオールドレンズ・Pentax-Mレンズを使おうとする場合、Pentax-K30が内蔵している様々な「便利機能!」は、ことごとく利用できないということが分ります。
また、 各種オート撮影(プログラム・絞り優先・シャッター優先)では、 △ となっていて、注記が付いています。

  
もし、Pentax-K30に、オールドレンズPentax-Mを取り付けて、モードダイヤルをオートの位置に設定した場合、

  「 レンズの絞りリングをf1.7にしても、f8にしても無関係、すべて開放で撮影 」

という意味のことが書いてありました!!!あー、そうなんだーーーー。(^-^;)

でも、でも、でも、

モードダイヤルをマニュアルのMの選択で撮影する場合は・・・・上記の「 何をどうやっても、シャッターボタンを押すと常に”絞りは開放” 」 ではないようです。

マニュアルモード撮影をする場合は、オールドPentax-Mレンズの絞りリングを回して、f4やf5.6に合わせてシャッターを押す場合、

〇「ピント合わせをしている間は、絞り開放状態で明るい画面を見ながらピントリング操作」

〇「シャッターボタンを押すと、カメラ設定したシャッター速度で撮影」

〇「シャッターが切れる瞬間、リングで設定した絞り値まで絞り込まれて撮影」

〇「撮影後は、再び絞りリング値関係なく、絞り開放状態で明るい画面に戻る」

・・・・と、どうやら普通にマニュアル撮影が実現するようになっているみたいです。

ということで、もしうっかり「 絞り優先オート露出モード 」にダイヤルを設定し、 その状態でオールドPentax-Mレンズの絞りリングをf2.8 や f5.6 に設定変更して撮影しても、シャッターを押した瞬間に 「 ぜーーーんぶ絞り開放で撮影してしまいまーす 」ということなんですね。

このあたりの認識、識別が不十分だったので、この一か月試写をしていて、「 あれ? 今日はなんか写りがおかしいなあ 」とか・・・・「 あれ?動作が変なのかなあ?」とか、微妙に気持ちが揺れ動く試写をしてきていたわけです(^-^;)。

基本的にオールドPentax-Mを利用しての撮影では、Mマニュアルモードをたまたま偶然、好んで利用していたので、ほとんどの撮影でうまく写真を撮ることが出来ていたのですが、ちょっと面倒だったり、ささっと何かを撮影しようとした時に、「絞り優先モード」を利用していたと思うので、その時には意図しない写り具合になっていたことになりますね。


〇オールドPentax-Mレンズを取り付けると、液晶モード表示がすべてAv・絞り優先

何よりPentax-K30入手してすぐ驚かされたのが、モードダイヤルを回しても、どれもこれもモード表示が変化せず、常に絞り優先モードですよー、と液晶に表示が出ていることでした。
「   ・・・なにこれ・・・壊れてるの?・・・・  」
さすがに、この点に関してはすぐ取扱説明書を開いて確認してみました。

モードダイヤルを回して、カメラの撮影モードが一つずつ変化していく様子を実際にチェックするためには、Pentax-K30のオートモードにきちんと反応するレンズが必要ということが分って、それで我が家にあった(これも古い)PentaxF100-300mmを取り付けて動作チェックしたのでした。


とはいえそのPentaxFレンズも1990年代に購入したものなので、21世紀のペンタックスレンズではどのような動作をするのかなあと・・・・・

しかたなく・・PentaxDAL8-55mmを購入することになりました。(この標準ズームはLがついた、マウントがプラスティックの廉価版で、しかも中古入手だったため、もう信じがたい格安価格で購入できたのでOK)

   
   (左がDAL18-55mm       右がオールドPentax-M135mm)

さすがにPentaxDAレンズ!!! Pentax-K30がボディ内に装備している様々な機能が一斉に目を覚まし、稼働するようになりました(^-^)。


DAL18-55mmレンズに付いては、まだほとんど撮影テストをしていないのですが、それでもちょっと撮影してきた写真の様子を見ると「 なんか、十分、とってもきれい 」という印象です(^-^;)。
それだけに、色々な角度から、このレンズの具合を楽しみながらチェックしていこうと思っています。



〇オールドPentax-Mレンズ、マニュアル撮影時の露出計   2019.09.24

Pentax-K30カメラ本体には現代の優秀な露出計が付いているので、マニュアルモードで撮影時にも、カメラ内部の露出計を参考にしたい!と思うのですが・・・・

「ファインダー、背面液晶に露出±表示がない!」 ・・・えっ?
これは、オールドPentax-MレンズをK-30に取り付けた場合、レンズとカメラボディや通信を行わないので、露出計表示はあっても「 動作しない 」ようです。

(電気接点のあるF、FA、DAレンズであれば、Mモード撮影時に、露出計がプラス方向へもマイナス方向にも、露出をどのくらい変化させたかその量がリアルタイムに表示されます)

電気接点のないオールドPentax-Mレンズを使って撮影する場合には、ユーザーが自分の体内露出計で絞り・シャッター速度を定めて撮影しろ!というのか!?と思ったのですが・・・・ペンタックスのグリーンボタンが利用可能でした。 これが露出決定の基準を提供してくれました。

  

シャッターボタンのすぐ近く、指先をちょっと手前に移動させるとちょうどいい位置にあるボタンには、緑色の点が付いています。 取扱説明書によるとグリーンボタンと呼んでいるようです。このボタンは、各種設定を即座にリセットするためのボタンが基本動作となっています。

(例: 露出補正を±で変化させた後、補正無しのゼロに戻す時にグリーンボタン一発)

・・・・で、Mモードで、オールドPentax-Mレンズの絞りリングを好みのF値に合わせて、このグリーンボタンを押すと・・・ ぱっと即座にカメラの判断する適正シャッター速度に変化します。
ということは、一度グリーンボタンを押して、その上で、自分が必要とする絞り値の変更を行ったり、シャッター速度の変更を行えばいいわけですね。
基本的には、オート撮影で露出補正をかけている操作と同じといえば同じなんですが、Mモードで上記のように露出を変更する時には、
「 絞り値にこだわって、露出に変化をかけて絵作りをする場合 」とか、
「 シャッター速度にこだわって露出を変化させつつ絵作りをする場合 」とか、
まさに文字通りマニュアル・モードなので、自由に、思うように露出設定をすることが可能ですね。

・・・で、 「あれれ、適正露出が分らなくなった!」という時、先のグリーンボタン一発で、いちおう露出の出発点、基準点に立ち戻ることが出来るというわけですね。

Pentax-K30をいじりまわしていて、偶然そのカメラの動作の様子を見て判明したのですが(また後日取扱説明書でも確認してみることにします)、これはとても便利な機能だと感じました。
メーカーが異なって、カメラ本体がことなると、それぞれ面白いことがあるものですねえ。


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追記 通信端子を備えたレンズを取り付けtカメラ本体側で絞り値を変更できる場合、
<ハイパープログラム>が動作するようです。まだ20世紀の頃!フィルム一眼レフで、グリップ、シャッターボタン近くの前ダイヤル、 カメラ背面上部の親指の一近くにある後ダイヤル、この二つのダイヤルで <前・シャッター速度設定><後ろ・絞り設定>が実現するメカニズムです。 
そしてプログラムモードで、前ダイヤルシャッター速度を変化させると即座に「シャッター速度優先AE」に!後ダイヤルで絞り値を変化させると即座に「絞り優先AE」にモードが自動的に変更されます。 そしてもとのプログラムラインの露出に戻す場合は、上記のK-30ではシャッターボタン近くにある<グリーンボタン>一発で、プログラムオート撮影モードに戻すことが出来るというものです。
フィルム時代のZシリーズを使っていた頃、このハイパープログラム、気に入っていました。今回Pentaxデジタル一眼レフカメラでも、K-30にしたのは、そのハイパー〇〇〇が可能なボディになっているという点でした。
ちなみに、上にメモしたマニュアルモードでの撮影においては<ハイパーマニュアル>と呼称がついています。
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〇Pentax-M28mmレンズでオリオン座を撮影   2019.09.24

24日の夜中(日付は変わって25日早朝)、ふと外に出て見上げたら、高い透明度の星空になっていました。自宅屋根の上にちょうどオリオン座が通りかかっているように見えたので、Pentax-K30に、 28mmレンズを取り付けて撮影してみました。

  

   ISO1600   絞り開放f3.5  シャッター速度 6秒  画像クリックで拡大写真へ
    Pentax-M28mmf3.5  &  Pentax K-30

50mmレンズ(換算約75mm)では、オリオン座の四隅がぎりぎり、星座の角度によっては画角に収まらないくらいぎりぎりなので、少し画角の広いPentax-M28mm(換算約42mm)を使いました。
今夜は満天の星空!と言ってもいいほどなのですが、ペンタックス用ではこれ以上広い広角レンズは今のところないので、一部を切り取るだけとなります。

(そのためにDA18-55mmを購入したのですが、いまのところ扱い方が理解できていないためか、まともに星空を撮影することが実現していません。これがうまく使うことが出来るようになると、18mm(換算約27mm)の広角で星空を撮影することが出来るようになる・・・予定です(^-^;))

追記 上のメモを書いたのち、18-55mmズームを取り付けて同じオリオン座の撮影をトライしてみました。

  
   (ISO3200 絞り開放f3.5 シャッター速度 6秒 
   PentaxDAL18-55mm f3.5-5.6 標準ズーム & Pentax-K30 )


・・・・・いけました!(^-^) 真ん中よりの左下にオリオン座、右上にプレアデス星団!

(画像をクリックで拡大写真へ) 拡大してみると、星それぞれはいわゆる「収差」という現象が発生していて、丸い点、丸い星には写っていませんでした。・・・が、それでも、28mmレンズ(換算約42mm)では写せない広い範囲の星空を18mm(換算約27mm)では写真に撮ることが実現できています。

何かほかの景色と一緒に星空を撮影してみよう!という場合には、ひとまずこれで実現可能ということになりそうです。



〇無線リモートレリーズ時の 手振れ補正機能が自動的にOFF  2019.10.23

Pentax-K30を使うようになって、色々な場面で「あれー?」という動作をすることがあって・・・「 このK-30は故障しているのかなあ 」と思うことが何度もありました・・・今でもあります(^-^;)。

それでもPentaxK-30を集中的に使っていると、不慣れな動作の一つひとつが次第にわかってきています。

   <K-30の本体手振れ補正機能をONに出来ない!>
  
  (一番下、右から二つ目のアイコン OFFになっている)

何度かそのようなことがあって、なんか動作がおかしいなあと思っていたのですが、この点に関してひとつ判明しました。

この現象は <リモートシャッターレリーズ選択中は手振れ補正が自動的にOFF>

ということのようです。 シャッターレリーズに関しては、以下のような選択肢があります。

  

一枚ずつ撮影したり・・・連射でパシャパシャ撮影したり、 数秒後にシャッターが切れるようにしたり、リモコンにしたり・・と。

シャッターを無線リモコンにする == カメラはどこかに置いてあるか、三脚の上のはず == カメラ本体が動かない状態で手振れ補正は機能しない方がいいはず == だからカメラのプログラムとして手振れ補正をOFFにしよう!!

ということだろうと思います。

  
背面液晶をよく見ると、十字ボタンの右に「 レリーズ選択になってますよ 」と表示が出ています!!(^-^;) 液晶画面右上に「手がたアイコンOFF]になっています。これが手振れ補正OFFの状態を示してくれています。

個人的には前の晩星空を撮影した時に、無線レリーズシャッターを選択していて、そのまま翌日になり、そんな選択のことは忘れて普通に撮影しようとした時・・・・ふと気づくのです

「あれー、手振れ補正が動作していないよー」・・・と。

ちなみにレリーズシャッターを選択していても、カメラを構えてシャッターボタンを押すと普通に写真を撮影できるようになっているため、他の機能は普通に動作しているのに、手振れ補正機能だけはON、OFFを選択して操作することが出来ない!と思ってしまったわけです。

今後は「あれ、手振れ補正が動いてない」・・・「レリーズ選択から一枚ずつの単写に戻す」という流れで、 手振れ補正機能を操作できなくなって困ってしまうという場面をするりと回避することが出来るようになった・・・・と、思っています。(^-^;)

  

十字ボタンの右、緑の四角が、シャッターボタンを押すごとに一枚写真を撮影する・・・モードになっていますよ、という表示です!!! ちなみに、単写モードを選択することで、液晶右上の手がたアイコンが緑色の文字でONとなっています。

ps この他にもPentaxK-30を使っていて、あれれ?と思う場面は結構あるので、また今後もMEMOしていこうと思っています。

(ちなみに、電気接点のないPentax-Mレンズを取り付けると・・・ P プログラムオートにしても、シャッター速度優先オートにしても、その他ペンタックスに特徴的な他のオートモードにダイヤルを回して設定しようとしても・・・・ 全部 <絞り優先オート>!と表示され、選択肢は表示されません。 カメラ本体がレンズの絞り値を変更できないので、当然と言えば当然なのですが、モードダイヤルを回してもモード変更が出来ない、という場面に立ち会ったら、「カメラが壊れた」と思ってしまうと思います。 僕はそう思いました! びっくりしました!(^-^;) 
でも、電気接点付きレンズを取り付けると、モードダイヤルの選択通りに、撮影オートを選ぶことが出来るようになります。)

追記 今夜もオリオン座を撮影しました。 今K-30をチェックしたら、無線レリーズシャッターを選択したまま、元に戻していませんでした!!!!

  
     (2019.10.23 ISO1600  f3.5開放  6秒 Pentax-M28mmf3.5,  K-30)













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