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18MHz・21MHzモービル送信QSO

2015年04月22日 | 移動運用
今日22日、出先で18MHz、21MHzともにモービルからQSOが実現しました。

昼過ぎ、18MHzSSBバンドで強いもの弱いもの色々ですが、とにかく「今日は入感信号が多いなあ」と思いつつ、交差点の信号待ちなどでダイヤルを回していました。そして目的地に到着したところで、クルクルと回して最も強力に入感する周波数でダイヤルをとめて、取り付け換えた18MHzホイップアンテナ(ボンネット基台)で、国内7エリアからのCQに対してコールしてみることにしました。

CQを発射していた局は、7エリアのアクティブなOM局で以前にも多くQSOさせてもらっていました。とても強力でクリアな復調音がこちら4エリアまで届いているのに、コールが無いのが不思議でした。準備が出来たのでPTTを押してモービルからコールさせてもらいました。

先日のことがあるので「届くかなあ」と思いつつの送信でした。・・・が、始まった交信の中で送信信号のことをお尋ねすると、4エリアから7エリアへ良く飛んでいるとのことでした。その交信の途中でひとつ気づきました。

  無線機内蔵の機能、「コンプレッサ」がOFFになっていました。

通常、コンプレッサをONにしてモービル運用をしていました。この一点だけでも、今までの当局の送信信号を覚えてくださっている局のオペレーターが「あれ、おかしい、弱い!」と感じられることはあるかもしれません。

いつもの話し声がちょっと変化したりすると、「あれっ声がおかしいね。鼻声だな。風邪でも引いた?」なんてことは日常的だったりしますからね。

ともあれ、故障修理済みの21MHzホイップアンテナを引っ込めて、完全動作の18MHzホイップAntを使っての運用では、どうやら無事に国内7エリアまで電波を発射することが出来るのが確認できました。

その後、一仕事終えて、再び車に戻ったところで、今度はグアム島からの日本人オペレーターによるCQが聞こえてきていました。コールする日本局の信号はそのほとんどが聞こえていません。比較的こちら4エリアに飛んできているごく一部の国内信号でも「信号の存在が分かる」「内容は了解できない」「弱いけれども何とか言っていることが了解できる」というレベルで、とても交信できるような信号には聞こえませんでした。

しかしながら・・・JA局の信号は太平洋に殺到しているようで、どうもグアム局を呼ぶ信号でパイルになっているようです。

「 これはいい。すんなりとは行かないだろうけれど、このパイルに加わって電波を送信してみれば、現在のモービルシステムの状況判断には好都合!!」

・・・と、一仕事終えた後ですし、腰を落ち着けて車内でハンドマイクを構えグアムへのコールに参加することにしました。

のんびりコールを続けること、5回目か6回目くらいのとき 「JN4・・・モービル局どうぞ」

「 おおおおおお、あれーーー、パイルを抜いた!? 」

先のQSOのときに気づいたので、グアムへの送信では無線機IC-706MkIIのコンプレッサをONにしての送信でした。

声を出していきなり取ってもらえるほど強力なわけではないものの、各局からのパイルの中最後の「ポータブル4モービル」がオペレーターの耳に届いたのかもしれません。

実際QSOが始まると、普通にやり取りが出来ましたし、交信後もワッチしているとやはりかなりの局がコールしている様子で「重なって取れませんでした、3エリアの方いますか」というような復調音が聞こえてきていました。

とりあえず、18MHzホイップアンテナで「 コンプレッサをON 」にして運用すると、相手に了解してもらうことが出来るくらいの信号は送信できる!ということを確認して帰路に着きました。


・・・・で、車を走らせていてあれこれ考えます。「じゃあ、故障したのを修理した21MHzホイップアンテナだったら、先日のようにやっぱり飛ばないのかなあ」

「よしやってみよう」・・・はい、すぐ車を止めました(^-^;)。 アンテナを付け替えて、車内に戻り、今度は21MHzバンドでダイヤルを回してみます。

おおおおお、フィリピンマニラのOMの声が聞こえる。進行中のQSOを待ってコールしてみます。

取ってもらえました。先の交信でOMが「あれコンディション落ちたかな」「おかしいな信号が弱いな」とつぶやかれたのを契機に、新しく積み替えたモービルシステムにボディのアースを広げているところです、と伝えて、今日の当局の送信信号についてお尋ねしてみました。

返答は、よく来ている、ふつうにしっかりとした信号になって届いているというようなことでした。・・・・ほっ、一安心(^-^;)。

今日22日は、どうも日本列島のコンディションがEスポで少しにぎわい始めている状態なので、そのヘルプもあって、今日は良く飛んだのかもしれません。 ですが、「 そうか、修理したホイップアンテナがダメ!」ということではないのだなあ、とその点において、一安心して、今後の車体のアース拡張作業に勢いがつく感じで、個人的には納得できるモービル運用となりました。

    

(夜帰宅してからチェックしてみますと、午後2時半頃あたりで関東上空のスポラディックE電離層の発達がピークだったようです。 観測画像データ動画ページ )

・・・・無線機取り外し、新しい車に取り付け、の時に、無線機をリセットしました。また最初からやり直そう!というつもりだったのですが、そのことで、それまでのモービル運用で「あたりまえ」だった設定が変更されてしまっている、というのを今日は気づかされました。

ついつい「いつもと違う」、と思ってしまいますが、もともと「いつもとは違う」状態だったわけです。車も変わって長い広いボンネットが、とっても短く小さく狭いボンネットに変化していますし、車体の塗装膜もなんかずいぶん違っています。

「線をつないで」「電波を発射」することが可能な状態にはなったので、ここで振り出しに戻って最初からひとつひとつ良くチェックしながら、新しい車のモービルシステムを構築していくことにします。

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