昨日9月5日朝、前線が南下して雨降りが一段落したものの、どんよりとした雲が全面に広がっている中、窓外の緑のカーテンの間で花を開いている朝顔を撮影しました。
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上2つの写真は、Pentax K-5・デジタル一眼レフボディに取り付けた、PentaxDA50-200mm望遠ズームを使って、部屋の方へ向いて咲いていた朝顔を撮影しました。
安価ないわゆる<キットレンズ>と呼ばれる、ボディとセットで扱われるレンズですが、現代のデジタルカメラ時代のボディ内にある「イメージセンサー」に映像を結像させることを念頭に設計されたレンズです。(比較:下記の古いレンズはボディ内のフィルム面に結像するよう設計されている)
対して、ふと思いついて、Pentaxボディに、古いレンズを取り付けての撮影もしてみました。PentaxMレンズ、200mmf4。このレンズは1970年代後半にPentaxの主要ラインナップとして、小型コンパクトを特徴として登場したレンズです。
当時は当然、きれいで平滑なイメージセンサーを持ったデジタル一眼レフをイパン的に利用する時代ではなく、写真撮影のために利用するフィルム・・・高精度電子部品と違って、その表面は凸凹したフィルム使用を前提として、設計されているレンズ=オールドレンズとなります。
そのような仕様の違い、設計方針の違いによって、単純に数式で導かれるレンズ性能の高さの問題とは別のところで、レンズによって結像される映像の雰囲気、味わいとして注目されることも多くなってきているオールドレンズでもあります。
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( 左が PentaxM200mm f4 右がM135mm f3.5 口径49mm )
同じ部屋の外にある緑のカーテンに咲くあさがおにレンズを向けたのですが、新旧のレンズで<撮影最短距離>がことなり、古いMレンズでは部屋に構えた三脚を後ろへ後ろへ移動させないと、朝顔にピントを合わせることが出来ないことを体験しました。
結果、PentaxM200mmで撮影した朝顔は、ちょっと<遠くの><小さく写る>朝顔になってしまっています。
また、画面の中に、曇天とはいえかなり明るい空を入れていないため、撮影した時の画面でわかる露出・明るさとコントラストなど、上の写真とは違ってしまいました。( きちんと比較するためであれば、この写り具合を揃えるような撮影の仕方のくふうが必要でした )
で・・・・、個人的には、自分の趣味の撮影技量レベルでは、2020年代のPentaxレンズも、1970年代のPentaxレンズも、それぞれ、「なんかよく写っているなあ」といつも驚かされます。 レンズ性能・ポテンシャルのレベルのぐーっと手前!で、カメラ遊びをしているものにとっては、もしかしたら比較する!とはいっても、結論は「どちらも、すごーい」で終わってしまいそうです(^-^;)。
ともあれ、Pentaxレンズ、Pentaxデジタル一眼の画像処理で作られる映像は、いつも<やさしい背景のボケ>と<染み入る緑色の表現>の2点が個人的に気に入っていて、Pentaxでの撮影を楽しんでいるところです。
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