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届く カメラレンズ・リバースアダプタ for Pentax K

2021年09月01日 | カメラ・ビデオ関連
今日8月末、海外発送で半月以上かけてPentax一眼レフ用カメラレンズアダプターが届きました。

 (画像をクリックで、拡大写真へ)


上の写真は<普通の単焦点50mmレンズ>とPentax K-5です。届いたカメラマウントアダプターをレンズに取り付けて・・・・ そのアダプターごとレンズをボディに取り付けると、

<普通の単焦点レンズ>が、近接・マクロ撮影のためのレンズとして機能する・・・というアダプターです。

まず、普通のレンズの正面、いわゆる前玉のところに刻まれている各種フィルター用のねじ切りに、(普通のレンズフィルターを取り付ける要領で)くるくる回し込んで固定します。

 (画像をクリックで、拡大写真へ)

アダプターの反対側は、ペンタックスのKマウントに加工されているので、普通のレンズ交換同様に、ボディに当てて右に回すとカチンとレンズが固定されます。

 (画像をクリックで、拡大写真へ)

・・・で、上の写真ができあがり! 

通常ボディに取り付けるレンズの金属マウントの部分がこのマクロ撮影時には、<レンズの正面>となります(^-^;)。

一般的にそれぞれレンズのスペックをチェックすると「撮影最短距離」という項目があって、カメラのフィルム面(デジタルではイメージセンサー面)と撮影する対象との距離が、20cmとか、30cmとか(レンズによっては50cm)とか記載されています。

その撮影の時の被写体との距離が、マクロレンズではより小さくなるというのが一般的で、その結果目の前のプチトマトにグイグイレンズを近づけて撮影することが可能になる・・・ということになりますね。

ただマクロレンズの状態では、それだけではなくフィルム(イメージセンサー)面で、自分がレンズを向けた被写体を< より大きく >結像させることができる仕組みなので、結果として出来上がった写真は、

撮影しようとする被写体にすごーくカメラを近づけて<どアップ>の写真を撮影することができる!というのが、マクロレンズの大きな特徴ですね。

とはいえ、個人的には、まだ十分な知識と経験がごそっと欠けています!というのも、Pentax標準ズームのマクロ機能は利用したことがあるのですが、まだいわゆる< マクロレンズ >というものを所有したことがなく、本格的なマクロレンズでの撮影経験値がまったくありません。

マクロレンズというのは、それぞれカメラメーカーのレンズラインナップに必ず入っているものなのですが、特に撒き餌レンズと言われる50mmレンズなお手頃価格設定とは極端にちがって、50mmマクロレンズとなると
だいたい結構高価なレンズになっていますね。

同じ50mmレンズと言っても、根本的な仕組み、構成が別物になってしまうことと、よく目にする評価の表現では、レンズとしてより洗練された高性能レンズになっているのが、各メーカーのマクロレンズですね。

で、その比較的高価なマクロレンズを用意する前に、とりあえずマクロレンズ(疑似)体験することが可能になるのが、今回届いた海外製の激安リバース・アダプターです。

注意点は、レンズ前のフィルター直径、(PentaxのMシリーズは基本的に49mmで揃えてある)その49mmとか、52mmとか、どれか特定のサイズのレンズしか利用できない点ですね。

もし各種直径サイズのレンズに取り付けようとする場合は、フィルター系を49mm>52mmとか変更してくれる、さらにアダプターを利用すれば取り付けること自体は実現すると思いますが、その薄めに製造されているフィルターリング部分へ力が加わると、その時の耐久性はかなり怪しいですね。

もし何かあったら、フィルターリング・ねじ切り部分の変形などに至ると、その後の各種フィルター、レンズフードをスルスルと取り付けることができなくなりそうです。

リバース・アダプターを利用して、自分にとってマクロ撮影の使用頻度、重要性を確認することが出来たら、そのときには、ちょい高めの支出になりますが、それぞれ自分のカメラメーカー・マウントのマクロ専用レンズを用意するほうが良さそうですね。

多く目にする記事、評価で、近接撮影用マクロレンズの基本設計は、とてもレンズそのもののポテンシャルをレベルアップさせることが多いようで、通常の50mm,90mm単焦点レンズとしてぐんと優秀な一般撮影をすることができる、というのはよく目にしますね。

ともあれ、今回入手したリバースアダプターで、ある意味擬似的なマクロ撮影をしばらく試して、経験してみようと思っています。



◯簡易マクロ撮影 実写   2021.08.31  

ということで、さっそっく目の前のキーボードで実験撮影をしてみました。使用レンズは1970年代のオールドレンズPentaxM50mmf1.7・単焦点レンズ、フィルター径49mm です。

まず普通に机の前に三脚、50mm標準レンズの最短距離で撮影してみます。

 
  (画像をクリックで、拡大写真へ ノートリミング 編集なし)

小型キーボードを使っていますが、標準撮影の最短距離45cmほどでレンズを向けると画面の中にキーボードはおさまりきりません。(標準フルサイズキーボードであればなおさら・・)
絞りリングはf1.7開放で、ピントリングを回さず机上のキーボードを前後に動かして、Bのキートップにピントを合わせてみました。

最短距離までレンズを近づけると、開放f1.7のレンズで、ピントの合う範囲はキーボードの奥はもう全くピントの合わない写真になります。

では、上記の<リバース・アダプター>を使って、同じレンズを逆向きにカメラに固定し、三脚の位置、絞り開放、ピントリングは最短距離で、そのまま撮影してみると、もうカメラの直前に有る被写体(キーボード)は、全く判別がつかないくらいピントが合っていません! (^-^)

 

・・・・なので、

もう少し三脚を再セッティングし直して逆向きレンズをつけたカメラで撮影できるピントの合焦位置をさぐって、固定します。

 
  (画像をクリックで、拡大写真へ ノートリミング 編集なし)

すると・・・キーボードの奥行き・・どころではなく、キーの表面に印字されている <B>の手前にピントを合わせると、Bの上の方はもうピントが外れた状態で撮影されます。

比較確認のために、Bのキー隣に一円玉をおいてみました。

 
  (画像をクリックで、拡大写真へ ノートリミング 編集なし)

一円玉の一番手前、いちばん奥は完全にピント・合焦範囲の外で、硬貨表面の一部分だけにしかピントが合っていないことがよく分かります。

(今回の実験では絞り値f1.7開放での撮影です。状況に応じて絞り値をf5.6  f8  f11 などとより絞り込んで行くと、見せかけのピント合焦範囲が大きくなります。 また絞り値を変更した場合での、ピント範囲=被写界深度を確認する実験撮影もしてみたいと思っています)

・・・で、これだけの近接撮影 (カメラレンズの先が被写体にくっついたような状態で撮影できるかどうか?ではなくて、フィルム面・イメージセンサー面でどれだけ被写体を大きく、でかく!捉えて写真にすることができるか!という意味)で、どれだけカメラ・レンズを近づけているかというと・・・

 


上の写真のように(標準50mm撮影最短距離よりは被写体に随分近づいていますが)、キーボードの B に、びたーーーーっと張り付くようにカメラを向けて撮影しているわけではないことが分かります。

もし50mmマクロレンズではなく、90mmマクロレンズなどを利用した場合は、もっともっと被写体(例えば花など)から、少し離れたところでカメラを構えて、シャッターを押しても、撮影される写真は花の<どアップ>写真になったりするということですね。
(もし100mm、135mmのマクロレンズだと、もっと離れたところから撮影する状況で、撮影された写真は花のオシベやメシベが大きくアップされていたりするということになりますね)

ともあれ、とっても安価な海外製、リバース・アダプターで、手持ちのレンズを<ひっくりかえして>、今までとは別次元の撮影を手元で行うことができるようになる、ということだけは、届いた初日の夜、確認することが出来ました。

・・・・今後、どのように使っていこうかなあァ(^-^)










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