フーチバー（ヨモギ）汁の苦い思い出

冷凍野菜の続きになるのか知らないが、フーチバー（ヨモギ）を冷凍している。4、5年前くらいによくやっていたが、血圧が下がらなかったのでやめてしまっていた。
ほとんどみそ汁などに入れて食べていた。インスタントの味噌汁にお湯を注ぐだけでも柔らかくなっている。ほろ苦さが健康に良いように感じていた。
スーパーで久しぶりに目についたので買ってきて、しばらく食べていたら、おいしい。
今日2度目の冷凍をこしらえした。続けていきたいね。

幼いころよく下痢をした。腸が弱かったのかもしれない。兄もそうだったようで、家には正露丸（毒掃丸だったけど）や、わかもと（整腸剤）が常備されていた。
そんなある日、学校を休んで床にふせていると、母と祖母が揃ってやってきて、フーチバー汁（青汁）を飲めとせまった。嫌だと拒否しても飲めと言う。母が一口舐めて「おいしい。おいしいよ」と演技するが、その歯が真っ青に染まっていて、あきらかにまずそうだった。
抵抗も虚しく、結局は強引に飲まされた。

それが、いまでは大好きになっているのは不思議である。
子どもの頃はほうれん草でもあくが強くて駄目だった。春菊なんてとてもとても。
それがお鍋に春菊がないと許せないほどになっている。
いつしか野菜はなんでも食べるようになった。むしろあくの強い、苦い野菜を好んで食べるようになった。ピーマンを縦にカットして、ゴマ油で炒めて、おかかをかけて、醤油にからめてさくっと食べる。
それらが身体によければいいんだけどね。まぁ、悪いわけはないか。