この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

新人類は絶滅危惧種になった?

2024-06-26 12:41:00 | つれづれ記
羽鳥慎一モーニングショーで、いつの放送だったか覚えていないが、昭和のモーレツ社員時代より現代人の方が一日の平均睡眠時間が少ないとあった。
      5時間以下   6H   7H   8H
2024年    11.5    36.3   36.0   13.8
1974年     4.1    28.3   44.7   20.1
シチズン時計調べ
とのことらしい。


それで思い出したのが、NHKBS「ヒューマニエンス」(親と子)の番組で子どもたちの下肢の伸びが最近鈍化しているという話だった。
6歳から12歳までの下肢の長さが
1958年  74.6㎝
1977年  78.8
1996年  79.7
2015年  78.6
と、戦後順調に下肢が伸びてきたものが、2015年には1977年より短くなったというのである。

一方番組で、2022年に小4は8.5㎝、中1は7.8㎝、中2が7.5㎝、中3は7.3㎝、高1では6.7㎝、高2は6.5㎝、高3では6.4㎝とあった。
メモは詳しく記録してなかったが、おそらくその年齢による下肢の伸びの平均ではないか?
つまり、その年齢の1年間での下肢の伸びということではないかと思われる。

メモには、「原因には睡眠不足と思われる」とあり、女子栄養大学小林正子客員教授が「成長ホルモンは夜中の12時から1時ぐらいに出る」と話している。
つまり、思春期の夜更かしが増加して成長ホルモンが十分に排出されていないということである。

ゲーム機やスマホの流行がいつ頃からだったかわからないが、ゲーム機の進化により寝る間も惜しんで熱中していたのだろう。
それに拍車をかけたのがスマホである。こどもたちもひとり1個を持つ時代になった。
SNSの動画を見ながら歩いている人を見かける。歩いている時でも見たいのなら、おそらく家にいるときはずっと見ているだろう。寝る時間もないくらい。

一時期長身の若者が増えた。小さな顔とスラリとした脚の八頭身、九頭身のこどもたちをわたしは新人類と呼んでいた。ところが最近、この新人類を見かけなくなった気がする。
スマホアイとかスマホの弊害が語られるが、一番の弊害は睡眠不足による成長の阻害ではないだろうか。
子どもは親より背が高くなるのが当たり前だったが、これからはそうとは限らない。スマホのせいで新人類が絶滅していくのである。

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