この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

それは突然やってきた

2024-04-04 12:12:54 | 死ぬまでは健康でいたい
それは突然やってきた。
3月22日の深夜だった。トイレに立ったが、おしっこが出ない。何度かトイレに行くがやっぱり出ない。
2時過ぎから起き出して、何度もトイレに行くがやっぱり出ない。
昔、膀胱が破裂した事故を雑誌か何かで読んだことがある。
救急車を呼ぶか迷った。おしっこが出ないだけで、ピンピンしている大人が救急車を呼んだら叱られそうな気がする。かといって、自分で運転していく自信もない。
ずるずる悩んだ末、当番に当たっている市立病院の救急外来に行くことに決めた。

8時過ぎに市立病院に着いた。微妙な時間だった。
駐車場から入り口までも遠かったが、マスクを忘れていたから、入り口でもひと悶着。マスクを譲ってもらってようやく受付に行った。
「おしっこが出ない救急をお願いします」と泣きそうな声で話したが、「看護婦さんに聞いてみます」と、いたって普通の対応。
しばらく経って、受付の外で出店のような一角にいた看護師(ただのクラークかもしれない)から名前を呼ばれた。
事情を話すと救急外来に問い合わせた様子。しかし、もう終わっているから通常診療の外来に問い合わせて欲しいと言われたようだった。その後、あちこち問い合わせるが、看護婦たちは出勤前のようで連絡できないようだった。
再度救急外来に連絡したら引き受けてくれることになった。
救急ではない対応に、やっぱり救急車で行く方がずっといいと思った。

ようやく救急外来の中に案内されると、体温やら血圧を測られた。血圧が207/116という。こんな数値は見たことない。
「横になってください」と言われ、ズボンを下げるように言われた。
お毛々のところまでパンツを下げられ、エコーを撮りながら、「前立腺が大きいですね」と言う。そのせいで尿管が圧迫されておしっこが出なかったらしい。
「尿管結石ではないんですね」と問うと、「尿管結石ならこんなもんじゃありません」と言う。
痛みで七転八倒するとのこと。エコーの画像を見せながら丁寧に説明してくれた。

想定しなかったわけじゃないが、パンツを下げたら、「ちょっとチクッとしますよ」と言われ、アレにカテーテルを通された。閉じていたところに当たったのだろう。痛みが走って思わずのけ反ってしまった。
普通なら他人にアレをつかまれるなんて、恥ずかしくてたまらないはずだが、緊急事態と認識していたのか、さほど恥ずかしく感じていなかった。

腹部を時々押しながら3、4分、1ℓほどの尿が出た。「ほらこんなに」と誇ったように男性の看護師が見せてくれた。ちっとも笑えない。
「また、同じことがあるかもしれない。明日から土、日になるので、今日の内に泌尿器科に行った方がいいでしょう。紹介状を書いてもいいのでこちらの泌尿器科に行きますか?」と知的で美しい救急医に言われたが、友人の泌尿器科があったので、そちらに行きますと答えた。
お礼を丁重に言って、特定診療費(救急ってこと?)7,700円と手技料でしょうね。280円を払って帰った。

その足で友人の泌尿器科に行ったら、やっぱり前立腺肥大を告げられ、尿閉は前夜友人のスナックで深酒したのが原因だろう告げられた。
市立病院でも、泌尿器科でも風邪薬を飲んだのかと聞かれた。風邪薬が原因で尿閉を起こすことがあるらしい。
さらに前立腺を確認するために肛門に指を入れられた。まぁ、彼も毛むくじゃらの尻の穴なんか見たくもなかっただろうから、ご愁傷様だが、わずか一日の間で前も後ろも凌辱を受けるはめになるとは・・・。

尿酸値を下げる薬をもらっているが、さらに、尿が出を改善するエブランチルカプセルや前立腺肥大を改善するデュタステリド錠を処方された。
薬で維持する健康はまがい物だと思っているが、自分の健康神話がガラガラと崩れ落ちてしまったようだ。

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