明けましても、お目出度くない

カミさんが年の瀬に夜なべをして「いなむるち（イノシシもどき）」をつくってくれたので、餅を3個のせてお雑煮と決めこんだ。「う～ん、うまい」
泡盛を飲みながら、お屠蘇気分で録りだめした録画を見ていたら、夕方4時過ぎに石川県地方で震度7（マグニチュード7.6）の大地震が起こった。
津波警報も発令されて、各局すべてがニュース速報に変わった。正月特番も取りやめになって、正月気分がいっぺんにぶっ飛っとんだ。

しかし、どうしてお正月を選んで大地震に襲われなければならないのだろう？
災いが時と場所を選ぶわけもないが、家が倒壊したり、火事にあったりして正月早々投げ出されるなんてちょっと酷い話だ。
7階建てのビルが横倒しになって隣の家が潰されている。
輪島の朝市の店々が焼けている。

すると翌日の2日には日航機と海上保安庁の飛行機が羽田空港で衝突した。海上保安庁の乗組員6人の内5人が死亡している。今回の地震のために物資を運ぶ途中だったらしい。
災害が災害を招いた形だ。
新年早々災害が続くのでは今年が思いやられる気がする。
年明けの朝は何か良い年になりそうな予感があったのだが・・・。

スタートがどん底だったとしたら、後は上がっていくだけとも考えられるが、河合隼雄の言うように「ふたつ良いことないものよ」の譬えのように「ふたつ悪いこともない」と考えていくしかない。
油断せずしっかり生きていきましょうね。