食は「生（なま）」か？「加熱」か？（野菜編）

わたしは野菜が嫌いなわけじゃない。ベジファーストとしてニンジンを生で丸かじりしている。
最近では油分があるとカロテンが吸収されやすい（トマトのリコピンも同様であるらしい）というのでマヨネーズをつけて食べている。炭水化物を多く取り過ぎて胃液の逆流が心配されるときはダイコンの輪切りをやはり生でかじっている。消化酵素のジアスターゼは過熱してはいけないらしい。
タマネギをスライスしてシーザードレッシングをかけて食べるのも好きだ。
十分足りているかどうかはわからないが、毎日食べるようにしている。

ただ、ヒトは盲腸の退化により野菜の細胞壁（セルロース）を分解することができなくなっているという。だから生食はあまりよくないらしい。
炒めたり、茹でたり（蒸すのはあまり聞かない）して食べるのだろうが、やはりビタミンＣは加熱に弱いと言われている。
一方、流れ出すだけで失われたわけではないという説もある。その場合、野菜スープならいいが、炒めた後の汁を全部飲み干さなくてはいけないということになる。

炒める以外にも、酢をかけたり、浅漬けにしたりすることで細胞壁は壊れるらしい。それなら、ドレッシングでもいいはずだ。
また、冷凍することによっても細胞壁は壊れるらしい。ダイコンを冷凍したら染み大根が短時間でできるという知恵がある。
お米は加熱することによってα化して食べやすくなる。（生米はさすがに食べられないよね）
山芋は摺り下ろしてわさび醤油でご飯にかけてもうまい（カミさんは麺つゆに柚子胡椒がいいと言っている）し、甘辛く炒めてもホクホクしてうまい。味噌汁に摺り下ろしても切って入れてもうまい。

野菜は生でも炒めてもお好きなようにということでドロー。