ブランド物に勝つために、我は立ち上がった。会社名のタグが付くだけで、何十万・何百万との価格がつりあがってしまう。そんな事ではいけない。と言う事でチョコエッグのおまけにブランド物を付けるという企画を立てた。そんな企画、普通に考えれば却下されるだろう。まぁわが社の社長・部長はアンドロイドだ。自分の年齢が若い為威厳が無い。その為に作ったアンドロイド、所詮我が社は我のもの。
そうして、数十億を掛けたプロジェクトが開始された。チョコエッグの中にブランド物のバッグを入れるお菓子。これならブランドショップだけでなく、コンビ二も並べる事が出来る。価格はチョコエッグにしては高めだが、多少採算を取る為に10000円(税込)。この価格では全てのものにブランド物は入れられない。が、シークレットという扱いなら顧客は許してくれるだろう。
だが一つ大きな問題が発生した。チョコエッグの中にどう考えてもバッグが入らない。サイズをいくら計算しても入らないのだ。だが、我の計画に間違いは無いのだ。ありえない。
ここで一つひらめいた。シークレット以外のおまけは、既存のおまけを使えば、シークレット以外はチョコエッグの中に入るではないか。シークレットは仕方が無いので別の箱を用意し、チョコとバッグを入れるという形にすることにした。
そして販売が開始された。様々な広告展開が行われ、知名度も高い。これで我が社の売上も跳ね上がる事だろう。
しかし、販売開始してから数ヶ月、驚くほど赤字続きである。この状況はなぜだろうかと思い、調査をしてみた。すると、シークレットのブランド物バッグだけ明らかに箱が違うという事が分かった。それにより、客はシークレットのチョコエッグ以外買わないらしいのだ。
我の計画が間違っていたというのか、一つも欠点の無い我が。
そうだ、我以外の人間がおかしいのだ。この世がおかしいのだ。
こんな世界、無くなってしまえばいいのだ。
もう引越しは終わりましたか?
この世界が無くなってしまえば脳内メモも無くなってしまうじゃないですか。
それはさすがに耐えられませんよね?
周りには出してない荷物が沢山です。
>この世界が無くなってしまえば脳内メモも無くなってしまうじゃないですか。
この世界が無くなったらゲームショップぽてぃ店も、ゲームレビューぽてぃ店も無くなってしまいますね。そいつぁ、てぃへんだ。