そんな遠くでもなく、だからといってすぐ傍でもなく
どこからか小さくか細い声で
「た~~~す~~~け~~~てぇ~~~~~」
という声が聞こえ、
どこだ!? お隣さんか? 一体どこから聞こえるんだっ!!!!
この一刻を争うような緊迫した空気を感じ、窓を開けて耳をすませてみたり
辺りを歩き回って声の所在を探しまくっておったらば、
あろう事か、
煮物の鍋が空気を吸って真空状態になろうと
「ぷたぁ~~~しゅ~~~~ぺぇ~~~~~てぇ~~~~~~」
という実に紛らわしい音を発していた調理したての台所の鍋に気付き
膝から崩れ落ちる。
きゅうです、ども。
酒をたらふく呑んだ翌日、或いは
ケーキや甘いものを腹一杯食べた後には
必ずと言っていいほど食べたくなるうどん。
正確にはうどんの汁。
この日は “あの”記憶を失った翌日に、腹が減ってたまらなく飛び込んだ丸亀製麺の
「あさりうどん」を喰らう。
タウリンぶち込んでご機嫌だったあの日。
台所の鍋に慌てふためく日が来ることなど知る由もない。
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