旦那くんお薬服用にあたり禁酒生活が始まって一週間。
それに甲斐甲斐しく付き合うめんこい嫁のアタシ。
いやね、マジでね、全然飲んでないんスよ。
三度の飯と同じくらい酒が好きな人の目の前で、旨そうにビールなんて飲めんですわ。 ええ、ええ。
アタシそこまで “ドS” じゃ~ございません。
でもね、そこはそのぉー 「お付き合い」 ちゅーもんがありますわな。アタシにも。
つまるところ、先週の演奏会があった金曜
呑みに行きました って事ですわ。
わっはっはー ・・・・・きゅうです ども。
石川県立音楽堂のロッテルダムフィル管弦楽団の開演時間は19時。
恐らく終演は21時頃になるだろうから、それなら先に食事しちゃえと考えた我々は
16時には金沢駅に到着し、一目散に駅前の金沢都ホテル地下街へと向かった。
郷土料理 白山茶屋
これからクラシックを聴きに行こうかという者としてあるまじき行為ですが 何か?
いやいやご心配なく。
これ位のアルコールの量は、水みたいなもんスから。
数人のおっさん達の流れと共に店内へと飲み込まれる女二人。
臆することなく生ビールで乾杯する、入れ物は女 中身おっさん の二人。
ここ、おでんが旨いのよ。 つーか金沢はおでんの旨い居酒屋が多いよね。
人気の すじ肉煮。 うん、まぁまぁこんなもん。
カモ肉好きの連れがオーダーした かも肉炙り。 柔らかくて脂が甘い。
加賀の菊酒を代表する銘酒の一つ、『菊姫』が飲みたかったら 此処“白山茶屋”と、誰に教わったわけでもないのに
呑ん兵衛のハイレベルな周波数で察知する、そんな自分がキョワイっ!
燗酒はトップ画像にあるように“ちろり”で持ってきてくれる。 酒は勿論 菊姫。
肴は 「小魚塩ゆで酢の物」。 今日は鰯です。
ふんわり優しく塩茹でされた新鮮な鰯に、タプタプの甘酢。 これ絶品。
簡単だし今度ウチでやってみよう。
あとね、「ぬた」 が旨いんだー。 まったりと濃厚な白味噌と酢加減、味付けサイコー。
この日は 鯖のぬた。
あまりの旨さにお代わりしたら、大将 鯖てんこ盛りで出してくれた。(いたみいりまするぅ)
因みにメニュー。
どれもこれも驚きの安さです。
これが日本酒 『菊姫』 のラインナップ。
純米酒 「金劍」。 まろやかで米の甘みが伝わります。
漬けものをボリボリやりながら、
次も純米酒、「山廃純米」。 おおう、ガツンとくる山廃ならではの旨味と力強さ。
他に 「生生酒」も2杯いただきました。
マズイやばい、ピッチがあがってきた。 汁作戦へと移行。
白山茶屋名物 「白山鍋」。
こうやって見たら 山盛りの天ぷらうどんに見えなくもないが
この「白山鍋」、旨みの効いたアツアツの出し汁の中に、たっぷりの白山なめこ・エビ天ぷら・ごぼう天ぷら・豆富 と
それはそれは いっつあすもーるわぁるど。
天ぷらの衣が溶けた出し汁の旨さは 呑ん兵衛にとって腹立たしい程に旨い。
さあ小一時間経ったところで そろそろ酒臭さをとらねば演奏会で周りの皆さまに申し訳ない。
まだまだ呑みたいし飲めるのだけど、ここは我慢。 全力で我慢。
「たべてネ」 と、白目ひんむきフザけた格好が憎めない タコに別れを告げ店を出た。
その後のアタシ達は、コーヒーをがぶ飲みし
致死量に達するミンティアを 次々に口の中へと放り込み
演奏会に挑みました。
とても充実した午後でございました。