バレエ・フー!と読みます。バレエ・フォ~!!と言ってしまった人、手を上げてください。
…
微妙な出だしになってしまいましたが、まず説明を。
今年の9月末からイギリスの民放「チャンネル4」で4週間にわたって放映される番組があります。
それが“Ballet Hoo!”。
バーミンガム・ロイヤル・バレエ団(以下BRB)とチャリティー団体Youth At Riskとの合同企画で、バーミンガム近郊に住む15から19歳の学生約60人に一定のトレーニングを施して今年の秋に行われるBRB公演「ロミオとジュリエット」に出演するというもの(多分)。そして番組自体は、この過程を捉えたドキュメンタリーになるみたいだ。
以前、ベルリン・フィルがベルリンの公団に住む少年少女を集めて、「春の祭典」を上演したことがあり、これもドキュメンタリー映画も製作されているが、ダンスを通じた課外教育、もしくは啓発活動といったところだろうか。
(この言葉が正確なのかはわからないが・・・)
現在企画サイトが立ち上げられているが、見ていると面白い。バーミンガムは英国有数の他民族地域だから、参加者も人種は様々。自己流でブレイクダンスを習得した子、幼い息子がいる人、移民出身などなど幅広い。
で、現在BRBサイトではこのBallet Hoo!のスペシャルサイトが出来上がっている。
現役ダンサーからバレエ・マスターまで幅広く参加しているスタッフ陣の紹介に全参加者たちの紹介コーナーもあり、面白い。もっとも学生たちが参加する特別公演日へのカウントダウンの日数にちなんだトリビアは、中にはこじつけているだけのようなものもあるけれど…とにかく力入っています。
日本でも「学校へ行こう!MAX」のように特別な個人だけでなく、一般の人たちも取り込めるような、こうした大きな企画がいつか見られるといいな、と思います。
Birmingha Royal Ballet "Ballet Hoo!"
英チャンネル4にて、9月20日から全四回放送。
〈追記〉第一週目のサマリーが出ていました。
ざっと読んだ限りですが、面白いです。
まず、このプロジェクトの開始は去年の5月から。予定としては18ヶ月をかけて行われるのだそうで…。さらに参加者には「レッスン中はガムをかまない、飲まない、悪態をつかない(ぶぶっ)」などを明記した契約書にサインしてスタートしたそうです。
で、はやくも当初から、抜け出した子がドロップアウトして波乱含み。
大体、参加者はそろって、ヒップホップ好きだの、自分のアイドルはケイト・モスだのホント、どこにでもいる子なわけで、彼らに対峙していく主催者側の大変さがしのばれます。そして参加し続ける子達も、大変だっただろうなあ・・・。
しかしヒップホップ好きが、バレエで人生に可能性を見出すって、まるで「セイブ・ザ・ラストダンス※1」の逆バージョンですね。
※1「セイブ・ザ・ラストダンス」…MTV製作の映画。母親の死がきっかけでバレリーナになる夢をあきらめていた白人の少女が、ヒップホップ好きの黒人少年に出会い、ブレイクダンスを教えてもらううちに、もう一度夢に向かっていく青春ダンス映画。派手な作品ではないけれど、お勧めです。
…
微妙な出だしになってしまいましたが、まず説明を。
今年の9月末からイギリスの民放「チャンネル4」で4週間にわたって放映される番組があります。
それが“Ballet Hoo!”。
バーミンガム・ロイヤル・バレエ団(以下BRB)とチャリティー団体Youth At Riskとの合同企画で、バーミンガム近郊に住む15から19歳の学生約60人に一定のトレーニングを施して今年の秋に行われるBRB公演「ロミオとジュリエット」に出演するというもの(多分)。そして番組自体は、この過程を捉えたドキュメンタリーになるみたいだ。
以前、ベルリン・フィルがベルリンの公団に住む少年少女を集めて、「春の祭典」を上演したことがあり、これもドキュメンタリー映画も製作されているが、ダンスを通じた課外教育、もしくは啓発活動といったところだろうか。
(この言葉が正確なのかはわからないが・・・)
現在企画サイトが立ち上げられているが、見ていると面白い。バーミンガムは英国有数の他民族地域だから、参加者も人種は様々。自己流でブレイクダンスを習得した子、幼い息子がいる人、移民出身などなど幅広い。
で、現在BRBサイトではこのBallet Hoo!のスペシャルサイトが出来上がっている。
現役ダンサーからバレエ・マスターまで幅広く参加しているスタッフ陣の紹介に全参加者たちの紹介コーナーもあり、面白い。もっとも学生たちが参加する特別公演日へのカウントダウンの日数にちなんだトリビアは、中にはこじつけているだけのようなものもあるけれど…とにかく力入っています。
日本でも「学校へ行こう!MAX」のように特別な個人だけでなく、一般の人たちも取り込めるような、こうした大きな企画がいつか見られるといいな、と思います。
Birmingha Royal Ballet "Ballet Hoo!"
英チャンネル4にて、9月20日から全四回放送。
〈追記〉第一週目のサマリーが出ていました。
ざっと読んだ限りですが、面白いです。
まず、このプロジェクトの開始は去年の5月から。予定としては18ヶ月をかけて行われるのだそうで…。さらに参加者には「レッスン中はガムをかまない、飲まない、悪態をつかない(ぶぶっ)」などを明記した契約書にサインしてスタートしたそうです。
で、はやくも当初から、抜け出した子がドロップアウトして波乱含み。
大体、参加者はそろって、ヒップホップ好きだの、自分のアイドルはケイト・モスだのホント、どこにでもいる子なわけで、彼らに対峙していく主催者側の大変さがしのばれます。そして参加し続ける子達も、大変だっただろうなあ・・・。
しかしヒップホップ好きが、バレエで人生に可能性を見出すって、まるで「セイブ・ザ・ラストダンス※1」の逆バージョンですね。
※1「セイブ・ザ・ラストダンス」…MTV製作の映画。母親の死がきっかけでバレリーナになる夢をあきらめていた白人の少女が、ヒップホップ好きの黒人少年に出会い、ブレイクダンスを教えてもらううちに、もう一度夢に向かっていく青春ダンス映画。派手な作品ではないけれど、お勧めです。
腰は振りませんでしたか(笑)。かくいう私は両手を挙げてそうになっていました。恐るべしHG!
おっしゃるとおり、たとえばオーケストラを学校に招いたり、夏休みに子供も親しめる試みをしたりと、チャリティープロジェクト着手においては、日本のバレエはクラシック音楽に水を大きくあけられているような気がします。ホント、漫画「テレプシコーラ」のように、バレエはその中でだけ固まっている印象が強いですものね。いやはや。
もっとも、イギリスでもこうした生涯教育への参加というのは、長いときを経てようやく実行に移されているですから、国立の舞踊団もない日本でこうした企画が成り立つのはだいぶ先なのかもしれません。
ところで、「学校へ行こう!MAX」見ました。最後に黒鳥のパ・ド・ドゥを踊る映像が流れましたよね。目の保養になりました(笑)。セミョーノワも、フォーゲルも緊張した空気でしたよね。あの日しかスケジュールがあかなかったのでしょうか?
とりあえず最近の「学校へ行こう!」はバレエづいていますね。侮れません。
日本でもクラシック音楽の分野では、同じような企画が行なわれていますよね。
ただバレエに関しては、果たしてそんなプロジェクト自体、行なわれたことがあるのかどうか。日本ではバレエのサークルはまだまだ狭いし、排他的(内部主義)でもあるように感じます。
今日の「学校へ行こう!MAX」には、ベルリン国立バレエのポリーナ・セミョーノワとシュトゥットガルト・バレエのフリーデマン・フォーゲルが登場しましたね。
世界バレエフェスティバル本番前の収録だったらしく、両人ともちょっと笑顔がこわばっていました(笑)。