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ユグドラ旅情

方向性が見えない

グングニル ―魔槍の軍神と英雄戦争―のCEROがBであることの原因を考えてみる

2011-03-03 22:38:05 | グングニル
 パッケージ画像全体が公開されれば理由もわかってくるのだが、現在取り扱えるネタはこれぐらいしかないのである。

 CEROになるにもいろいろ理由があるが、今作では種族差別が取り扱われるから「言葉・その他」はあるだろう。他に妥当なものとしては「犯罪」「暴力」だろうか。沐浴が入れば「セクシャル」も入ってくるだろうが、無理やりねじ込まれても…。

 CEROに抑止力があるわけではないし、ターゲット層も中高生以上だろうからCでも構わないだろうが、セクシャル抜きでCERO CをSRPGで表現しているというのはかなりえぐいストーリーでもないと無理だろうな。

【グングニル ―魔槍の軍神と英雄戦争―】広報の画像管理の甘さに就いて

2011-03-02 22:00:35 | グングニル
 どちらかと云うと販売店の管理がなっていないのだが、アマゾンでのキービジュアル画像管理や、ソフマップに掲載された画像によるマリエッタ登場バレなどは、あらかじめ連絡をきちんと入れておけば済む話だった。どちらも広告の上では致命的ではないだろうが、今の段階で知られたくないのなら徹底しておくべきである。

グングニル ―魔槍の軍神と英雄戦争―にもマリエッタ登場か

2011-03-01 10:52:04 | グングニル
 ソフマップ通販より


 露出度が高く、衣装はリヴィエラのアークエンジェルやユグドラ・ユニオンのマリエッタに近いものになっており、聖杖アンカルジアを手にしている。

 マリエッタは堕天しても姿はさほど変わっていないが、ナイツ・イン・ザ・ナイトメアを考えるとすると堕天しているか?しかし、魔槍グングニルに関係すると思われる魔族と対峙しているようなので神界勢力の時とも考えられる。頭上に後光も見える。


追記:現在通販ページでは画像が削除されている。

グングニル ―魔槍の軍神と英雄戦争―のタクティクスゲージに就いて

2011-03-01 09:05:47 | グングニル
 今作の目玉となるタクティクスゲージだが、詳細は未発表。DHEシリーズはシステムが要であるので特に気になる部分である。そこで、現段階でわかる情報を基に、どういうシステムか推測をしていきたい。

 まず、初報のファミ通では「このゲージを用いることで、さまざまなアクションを起こすことが可能」と書いてある。すぐそばにはSSがあって、作戦によりゲージの消費量が違う、と云うことは以前書いた。ちょうどアマゾンでSSが見られるので確認してみよう。



 このSSでは、BOOSTもしくはBEAT、さらにはその両方を一度に使用するかどうかを選ぶシーンが見られる。要は、タクティクスゲージ(以下、TG)を使用することで攻撃スキルや支援スキルを使用することができるわけだ。そして、このゲージは自軍で共有である。

 TGは画面の左右に廃されるが、プレイヤーが使うのは左の方のみ。右側のゲージはおそらく敵軍が用いるものと推測される。ここで、ゲーム制作ノートを紐解くと2009年5月26日付の記事で、「陣取り要素は【TG】に作用させている」との内容が書かれている。これから推測するに、恐らくマップごとに敵・味方のTGの総量が決まっており、それを奪い合うのだと予想する。

 以上をまとめると次のようになる。

・TGは自軍で共有する。TGを消費することで各ユニットはスキルを使用できる。
・TGの最大値は変動する。最大値を敵味方で奪い合うことで戦略を立てられる。

 こんなところだろうか。今の段階ではTGはいつの段階で恢復するのか、TGの最大値は本当に増減するのか、プレイヤーが成長させることができるのか、と云った謎が残る。

グングニル ―魔槍の軍神と英雄戦争―の分岐は細かい?

2011-03-01 07:08:54 | グングニル
 アマゾンで見られるSSのほとんどはファミ通.comで見られたものが多いが、いくつか気になる画像が。



 この画像を見ると、今作では細かい分岐があるようだ。これまでのスティング作品でも分岐はあったが、エクシズ・フォルスやブレイズ・ユニオンでは分岐が分かりにくかった。できればわかりやすい分岐であることを望むが…。



 この画像では、魔槍グングニルのところに注目するとMASTER!とある。+の数値が3になることで新たに表記されているので、+は武器の練度ではなくキャラクターが武器をどれだけうまく取り扱うことができるかを示す数値と推測できる。

 また、itemの%数字に着目すると、89.9%となっているが、各アイテムに就いているのではなく匣に就いていることから、総重量を表しているのではないか。各キャラクターにより所持できるアイテム量が決められていると思われる。FEで云う体格に近い要素ではないか?



 この画像は、ファミ通(雑誌)に掲載されていたが、SSが小さく詳細が確認できなかったもの。右下に注視すると、「NO GURD...」とある。ステータスの値にもGURDがあったことから、GURDはコマンドとして選べるものであると推測できる。今作には防御コマンドもある、と云ったところか。頻繁にGURDできるのか、使用する際のTGコストは如何ほどか。それは続報を待たないとならないだろう。

グングニル ―魔槍の軍神と英雄戦争― の特大キービジュアル

2011-03-01 07:02:34 | グングニル
 アマゾンでの予約取り扱いは早い段階から行われているが、キービジュアルも掲載された。アマゾンの商品画像URLを弄ると大き目の画像が表示されるが、本作でもそれが可能。
縦長の画像だがきゆづきさとこ氏の絵が大きく見られるのでアクセスしてみると良いだろう。

→アマゾン画像

軍旗に見る魔槍グングニルの存在に就いて【グングニル ―魔槍の軍神と英雄戦争―】

2011-03-01 05:10:40 | グングニル
 公式サイトで見られる軍旗にはエスペランサのものと思われるものと帝国のものと思われるものがある。緑色がエスペランサ、紅色が帝国だろう。ユグドラ・ユニオンでレジスタンスは緑色、帝国は紅色だったのだが、グングニル ―魔槍の軍神と英雄戦争―でも同じか、と云うような感想は置いておくとして、意匠に着目したい。

 エスペランサ側は剣をモチーフにしたシンプルなデザインだが、帝国側は竜と王冠と槍をデザインしている。ここで竜と槍の部分をよく見ると何かを思い出す。そう、魔槍グングニルである。

 まだ、公式サイトではOPアニメが見られないし、ゲーム情報ポータルサイトでもSSは公開されていない。初報のファミ通でしか見られないのだが、OPアニメのSSの一つにグングニルを手にしたジュリオの後方に体にいくつものの目を配した巨大な竜が居るシーンがあった。そして、グングニルをよく見てみると竜を模した意匠になっていることに気づくだろう。

 余談だが、魔槍グングニルが布団叩きに見えるのは私だけだろうか。

 話を元に戻す。魔槍グングニルは竜を意匠に使っている、そしてその力は竜の力に関係していると思われる。また、帝国の軍旗に竜と槍が描かれている。これらが意味することは何か。

 恐らく、帝国を興した人間もまた魔槍グングニルの力を得たのだろう。その強大な力を持って国を開いた。だから軍旗には魔槍が描かれている。この構図はユグドラ・ユニオンにおける聖剣グラン・センチュリオに近い。

 しかし、決定的に異なるのは聖剣グラン・センチュリオの場合は王家に残りダイダイ受け継がれ、剣を振るうのも王家の人間であるユグドラだったのに対し、魔槍グングニルは(魔槍が何本も存在する事がないとすれば)どのタイミングなのかは分からないが、皇帝家から離れた。ゲームで見られる時代で手にしたのは帝国に弓を引く側のエスペランサの一員、ジュリオである。

 この構図は意図して作ったのだろうと私は思う。ユグドラ・ユニオンへのセルフオマージュであり、アンチテーゼなのだろう。

地図から見るグングニル 魔槍の軍神と英雄戦争の世界

2011-03-01 04:29:24 | グングニル
 グングニル ―魔槍の軍神と英雄戦争―の世界はどうやら大陸世界の北端に位置しているようだが、地図上部に海を挟んで土地が見えるので、どちらかと云えば地中海に面した大陸世界と云えるだろうか。現実で云えばトルコ周辺の地域が近いと思う。「THE MILLENIA SEA」とされる海が北西にあり、海峡なのか地中海なのかは不明。

 舞台となるガルディア帝国は中央を南北に走る山脈で分断されており、西側に支配階級のダルタニア人が住む「GARDIA PLAINS」つまりガルディア平原、東側に被支配階級のレオニカ人の住むいくつかの地域が広がっている。

 まず、ガルディア平原を見てみると大河による恩恵を受けた地域だということが分かる。流域面積の大きそうな川の周囲には緑が見られ、肥沃な土地であることが予想される。支配階級が住み、首都機能がある(と予想される)のも当然だろう。

 一方、東側の地域は川は見られない。海に近い地域は「RUIN ZONE」と表記されている、荒廃した土地のようだ。東側で最も大きいとみられる街があるようだが、西側に比べて生活は良いものではないのではないか。

 「RUIN ZONE」の真東には山脈があり、南北に分けられている。北側には「MOSE HILLS」モーゼ丘陵だろうか、があり南側には「DEEP FOREST」と云う鬱蒼と茂った森が見られる。その森のさらに南、地図では南東の端の方にあるのが物語の発端である「CURSED ESPADA」だ。

 「CURSED ESPADA」と云う名前からして碌な地域ではない。呪われた土地、である。山岳に囲まれた盆地状の地域であるが、比較的高所にあるようだ。地図に描かれた町も他の街に比べて雑然とした街並みであり、スラムのような印象を受ける。

 ストーリーではここにある町からスタートし、帝都へ向かっていくのだろうが、地図を見る限りは行軍は困難だろう。東側の地域を制覇できたとしても、西側に行くには険しい山脈を越えるか海を回るしかない。DHEシリーズの中でももっとも厳しい行軍ではないか。とは云えど、リヴィエラとナイツ・イン・ザ・ナイトメアでは厳しい山越えの描写は無い。

 ユニオンシリーズには見られたが、何分2Dのマップである。マップが細く長くなってユニオン展開がし難い、と云うことはあったが地形の設定上、荒野になることが多かった。ブレイズ・ユニオンでは雪原マップもあったが、これも極端に難しいマップではない。

 一方、グングニル ―魔槍の軍神と英雄戦争―はシステムが違う。各戦闘マップは3Dで構成され段差がある。山の険しさが出て気安いと予想される。ストーリー中盤の難所は「山」だろう。

 海、と云うルートも捨てがたいが、海戦がどうなるか。今までのシリーズでは船の上で戦うことは無かったので、もし海戦があるとなればそれはまた楽しみだ。

グングニル 魔槍の軍神と英雄戦争 公式サイトに就いて

2011-02-28 23:58:14 | グングニル
 グングニル 魔槍の軍神と英雄戦争公式サイトでは、BGMが流れているが3種類あることをご存じだろうか?公式サイトにアクセスする度にいずれかのBGMに決定され、手動で更新をしない限りは同じBGMが流れ、どの情報を見ても変化することは無い。

 どうしてそうなるのかと要素を調べてみたところ、アクセス毎にいずれか一つの音楽ファイルにアクセスしていることが分かった。詳しく述べるとすれば、公式サイトのURLに「sound(*).mp3」(*は01~03の任意の数字)を添加したURLのいずれかひとつにあくせすしていることになる。全種類を聞きたいのならばF5ボタンを押して更新するのも手だが、DLしてしまうのも良いだろう。どの道ブラウザキャッシュにmp3ファイルが残るのだから下手にアクセスしまくるよりさっさとDLしてしまう方が良い。

 なお、ティザーサイトで聞けた音楽ファイル(おそらくタイトル画面で流れるBGMだろう)は、この3つのいずれにも入っていない。では、もう聞けないかと云うと、そうでもない。実はサイトを構成しているFlashの中に入っている。

 公式サイトは、JavaScriptをオフにして閲覧すると内容がまったく見れない。Flashを作動させないとならないのだが、Flashファイルは「main.swf」を公式サイトのURLの後ろに添加したURLへアクセスして取得されている。ここで取得されているswfファイルの中に以前のティザーサイトで流れていた音楽ファイルが入っているのである。swfファイルから音楽や画像を分離すれば、以前のBGMも聞くことが可能。世界地図も取得できる。分離するには「hug flash」などを使えばよい。

 云うまでもなく、こうしたファイルは私的利用のみに限る。ソフト発売まで何度もBGM聞きたいとか、キャラクターの絵を描きたいだとかの為には手元に残しておくとよいだろう。

グングニル 魔槍の軍神と英雄戦争 公式サイトグランドオープン

2011-02-28 16:32:15 | グングニル
 グングニル 魔槍の軍神と英雄戦争公式サイトがグランドオープンした。

 新たな情報は、キャラクターのクラスと武器ぐらいだろうか。

・ジュリオ:フェンサー ソード、魔槍グングニル
・アリッサ:不明 ランス、ステッキ
・エリーゼ:ワルキューレ レイピア、ボウ
・ラグナス:グラディエーター アクス、ソード

 ジュリオに関しては事前のSSで凡て判明済み、エリーゼもワルキューレだということは分かっていた。



 少し忙しいので、いったんここで記事は終わり。後で気になるところはまとめる。

グングニル 魔槍の軍神と英雄戦争 にメディアインストール機能が付くことが判明、他

2011-02-27 14:02:55 | グングニル
ゲームスターより

RPGの雄アトラスとシミュレーションRPGの雄スティングがおくる タクティクス系シミュレーションRPG最新作!

根強い人気を誇るオーソドックスなタクティカル系RPGを採用し、 新感覚なゲームシステムを数多く搭載! ベーシックな遊びやすさと深く練り込まれたゲーム性の融合・両立を実現し、 ライトユーザーからコアなファン層まで幅広く満足できる作品となっています。

●S・RPGの幅を広げる新しいシステム
プレイの幅を広げる新システム「タクティカルゲージ」を採用。 このゲージを貯めることにより、ユニットの行動順を意図的に変更したり、 味方の支援や一斉攻撃を仕掛けたりと、他のS・RPGよりもより 高い戦略性を組み立てることが可能です。

●幅広いユーザーに向けた親切設計
「S・RPGは好きだけど、難しいのは苦手」というユーザーにも安心な難易度選択機能や、 わからない操作や機能の説明をいつでも見ることのできるプレイングガイド機能でサポート。

●メディアインストール機能対応
戦略をすぐ実行できるレスポンスのよさで快適にプレイできます。

●制作スタッフ
戦乱の帝国を描く壮大な戦記ドラマとして「グングニル」の制作スタッフには ファンタジー的世界観を大いに盛り上げ、まるで人が息づくような世界観を 以下のスタッフが中心となり築いています。

・企画、原案:伊藤 真一
「リヴィエラ」「ユグドラ・ユニオン」「ナイツ・イン・ザ・ナイトメア」など、 数々のオリジナリティ溢れるゲームを企画・制作。

・シナリオ:浅井 大樹
「エクシズ・フォルス」シナリオ担当。今作ではディレクションも兼任する。

・キャラクターデザイン:きゆづきさとこ
「ユグドラ・ユニオン」や「ナイツ・イン・ザ・ナイトメア」に続き、 人気漫画家 きゆづきさとこを起用。 ゲーム中のキャラクターたちを生き生きと、 時には雄々しく、時には可憐に個性豊かに描き出し、揺ぎ無い作品世界を構築します。

・サウンド:林 茂樹
BGMはファンの間で絶大な人気を得ているスティング林 茂樹が担当。 物語やシチュエーションを加味・考慮した上で奏でられるサウンド群が、 作品をよりいっそう引き立て、盛り上げていきます。

●ストーリー
壮大なストーリー制作を得意とするスティングが、長年構想したシナリオ「グングニル」。 「魔槍」や「軍神」など、ストーリーの中核をなすキーワードが明らかになることにより、 深いシナリオへと展開していきます。



 いくつか、新たに判明したことが記載されている。まず、メディアインストールに対応しているということ。DHEシリーズやその派生作品にはメディアインストール機能はついておらず、とくにナイツ・イン・ザ・ナイトメアではもたつきが顕著であったが、今作には搭載。ポリゴンマップが使われているので読み込み軽減はうれしい機能である。

 ゲーム制作ノートでは搭載するかどうか思案中だった、難易度選択もあるようだ。間口を広げる策に重点を置いていることがうかがえる。

 シナリオ担当の浅井大樹氏の経歴がよく解っていなかったが、エクシズ・フォルスのストーリー担当だということが分かった。エクシズ・フォルスは終盤のストーリーてんかいが早足だったので少し気になるところだが、全体としては纏まっている方だったので、安心はできないものの期待は持てるか?ディレクターも兼任している模様。

 壮大なストーリー制作を得意としていたのは初認識である。正直、竜頭蛇尾の感は否めない。




 タクティカルゲージに就いてはまた別の記事で取り上げたい。

グングニル 魔槍の軍神と英雄戦争 公式サイトのページソースでは…

2011-02-27 09:04:49 | グングニル
 グングニル 魔槍の軍神と英雄戦争の公式サイトのソースを見てみると…



 「RPGの雄アトラスと、シミュレーションRPGの雄スティングがおくる」とある。いつからスティングはSRPGの雄となったのだろうか…?一応、RPGやボードゲームも販売しているのだが、これでいいのか?

 違った見方をすると、先に書いたブログ記事を裏付ける一要素と云えるだろう。ユグドラ・ユニオンやその派生作品、ナイツ・イン・ザ・ナイトメアなどの名を重視した結果と考えられる。




 ちなみに、高津幸央氏の名前が記載されているのでOPアニメは氏が担当であることがわかる。ポイントピクチャーズが担当しているので、十中八九は氏の担当だとわかっていたことであるが確証が持てた。

グングニル 魔槍の軍神と英雄戦争 の広報に就いて

2011-02-27 08:05:37 | グングニル
 グングニル 魔槍の軍神と英雄戦争はアトラスが商標を取得している。公式サイトはアトラス側の管理になっており、URLを見れば一目瞭然である。また、ファミ通での初報を担当したのは、これもアトラス側のいけだ氏であった。これは明確な変化である。

 アトラスと提携後、発売されたのはエクシズ・フォルス、ユグドラ・ユニゾン~聖剣武勇伝~、PSP版ナイツ・イン・ザ・ナイトメア、ブレイズ・ユニオンである。これらはアトラス名義での販売ではあったものの、商標はスティング側が所持し、公式サイトはスティング側の管理であり、広報もスティングの冨田氏が担当していた。冨田氏はPSP版リヴィエラのときから広報を担当しているので2006年から2010年までは、彼が担当していたことになる。

 また、ゲーム制作ノートを見返すと、2009年6月のプレゼンテーションとそれが執り行われたことに就いて推測も可能である。おそらくは、この時期に販売はアトラス側にウェイトを置いて執り行うことが決定されたのだろう。先日のブログの内容もそれを物語っている。

 時期が2009年なのでエクシズ・フォルス~ブレイズ・ユニオンの販売実績は因果関係に現れないだろう。アトラスとスティングの提携の目的の一つである、アトラス側の売り上げ50%アップに残念ながらあまり貢献できていない、と云うのは理由にはならない。元々、これらの結果が出る前から、グングニル 魔槍の軍神と英雄戦争をアトラス側が販売するのは決定していたのだ。

 ではその理由は一体何だ、となる。商標取得時期の関係だろうか。提携前に申請したものをスティング側が…と考えたが、実際はエクシズ・フォルス、ユグドラ・ユニゾン、ブレイズ・ユニオンの申請時期は2009年7月であり、この推測はおかしい。リスクやリソースの問題と考えたほうが良いと思う。

 リスクとは、広告費の問題である。いくら提携したからとは云え、資金捻出まで任せるということは無く、両社で負担分を取り分けるのが通常だろう。しかし、いくらコンテンツに魅力があっても、スティング側には販売数の実績が足りていないのも事実である。アトラスブランドで売り出してもリターンがどれほど望めるかは不安が伴う。それ故、パンチは無いものの無難なコンテンツはスティング側が広報を担当した、ととれる。考えてみればオーソドックスなRPG、移植2作、人気作の続編でありローリスク・ローリターンである。が、ローリターンではアトラス側が提携に求めた内容を満たしきれない。

 リソースも同じことで、サーバーや社員の労力をあまり裂きたくなかった、と云う推測だ。

 では、グングニル 魔槍の軍神と英雄戦争はどうなのか。これこそ、ハイリスク・ハイリターンなコンテンツだ。以前のタイトルとのつながりは薄く、RPGと比べて購入層が限定されるSRPG。これがリスク部分に相当する。一方、リターンはと云うと開発チームだろう。リヴィエラ以降、ヒット作品はこのチームAが関わっている。もっと限定的な表現をすれば、伊藤真一作品が人気を博している。(というより、比べるものが過去作リメイクのバロックとこれまた過去のコンテンツのドカポンぐらいしかない)これは、スティングとアトラス両社での共通認識になっている筈である。新規タイトルでかつややこしい(と期待したい)システムであるが、上手く行けばユグドラ・ユニオン以上のヒットも狙えるわけだ。

 それ故、販売実績を上げるという提携の目的に合致するので、広報をアトラス側がこれまで以上に引き受ける形になった、とは見ることが出来まいか。推測としては一つの線として残していても良いかと私は思う。

 アトラスと提携後、PSP版ナイツ・イン・ザ・ナイトメアやブレイズ・ユニオンでは新たな路線の広報が執り行われていたが、今回のグングニル 魔槍の軍神と英雄戦争は、アトラス側が主体となって広報を行うので、さらなる変化、と云うよりはアトラス作品らしい広報が見られるのではないか、と思われる。

グングニルのタイトルに就いて

2011-02-26 21:31:30 | グングニル
 以前も指摘したが、ナイツ・イン・ザ・ナイトメアに比べればタイトルが覚えやすい。グングニルは北欧神話に登場する武器であり、RPGではメジャーな部類に入る槍の名前だからだ。だが、サブタイトルまで含めた正式なタイトルはどうか、となると俄然覚えにくくなるのではないか。同じくサブタイトルのついているリヴィエラに比べても覚えにくい。

 また、「グングニル -魔槍の軍神と英雄戦争-」と「-」がついているのも不味い。インターネット検索に於いて「-」は除外検索にあたる。グングニルだけだと上記のようにメジャーな名詞のため、当ソフトは絞りきれない。そこで正式名称を入力すると除外検索扱いされてしまう。「-」をつけなければよいだけの話だが、コピー&ペーストをして検索すると、除外検索のわなに引っかかってしまうというわけだ。

 ためしに、「グングニル -魔槍の軍神と英雄戦争-」で検索してみればわかると思う。これは、タイトルをつける上ではちょっとしたミスに当たるのではないか?

ゲーム制作ノート、2年ぶりの更新

2011-02-24 22:43:54 | グングニル
 グングニルが発表されたのに合わせて、ゲームデザイン担当の伊藤氏のブログ、ゲーム制作ノートが更新された。

 なんでも、アトラスとの提携により宣伝や情報管理が複雑化したので、ブログ更新を躊躇していたのことだ。よくあるゲーム宣伝ブログに比べて、開発過程が如実に伝わるブログなので何とか良い方面へ落ち着いてほしいところだが、公式ブログやtwitterなどを使うという手もあるのだろうな。

 なお、今回のゲーム制作ノートには、きゆづきさとこ氏の描き下ろしイラストも掲載されている。その方面のファンも必見である。