ユグドラ旅情

方向性が見えない

ドラゴンの迷宮について

2011-12-12 23:06:59 | スティング全般
 スティングの新作「ドラゴンの迷宮」が発表された。対応ハードはandroid2.1以上となる。シリーズ作品ではなく、かつコンシューマ機対応のソフトと云うわけだ。“流通”はGREEが行う。要するに無料ケータイゲームであり、ネットスラングで云うところの“もしもしゲー”だ。

 タイトルから伺い知れるが、一見したところ「世界樹の迷宮」シリーズを彷彿とさせる主観3DダンジョンRPGとなっており、キャラクターは戸部淑氏、サウンドは林茂樹氏と、定番のスタッフを起用している。プレイ環境となるスマートフォンのスペックを考慮すると描画リソースはダンジョンに盛れることとなるだろう。益々世界樹よりと見られるのでは無かろうか。

 この手のゲームのご多分に漏れず、基本は無料だが課金要素を備えているらしい。それだけでは無料という餌に群がるユーザーに金を支払わせるビジネスだと見て終了だが、前述の世界樹っぽさを考慮に入れると違った見方も生まれてくるか。

 各個人の感想には差があるが、世界樹シリーズは歯ごたえのある難易度というレッテルを持つゲームである。そして、ソーシャルゲームは基本は無料とは言えど課金アイテムがないと成果が得づらい仕様だ。何を以てゲームの難易度を計るかは統一的なものは無いだろうが、殊にRPGでは敵の持つパラメータより相対的に味方のパラメータが低いのが上げられよう。それを補うのは魔法などのスキルをパズルのように使いこなすか、レベル上げや強力な“アイテム”を以て力押しするか、が考えられる。

 ソーシャルゲームにおいては性質的に前者は少し難しい。いかに継続してプレイしてもらうかが肝要なのだから、深い作戦を練るよりかはダラダラとレベル上げ作業をしてもらうべきだ。

 さて、この様にソーシャルゲームのRPGではパラメータに差を付けての高難易度化、それを解決する課金アイテムが要素として考えられると云うことが分かった。そして通例ならば消費者に課金をさせるだけでお仕舞いである。表が変わっただけで中身は同じ。流行り廃りの大きい消耗品だろう。

 だがこのゲームで、やりこみゲー要素と課金によりサクサク進む要素を同居できていればどうだろうか。課金アイテムが無ければプレイが続かないのではなく、あると楽になりますよと言うシステム。そう、つまりは据え置きハードのRPGでもあった金で経験値を買う行為を可能にしておけばいい。そうすれば歯応えのあるゲームをプレイしたいライトユーザー以上の層も確保できる可能性がある。

 そもそも、戸部淑氏の絵柄を考えるとこれまでの羊頭狗肉戦法は通用するのかが怪しい。氏の絵柄は大衆に受け入れられやすいだろうが、それ以上の効果即ち集客効果は望めないと思える。抵抗感を持たれないだけでも御の字だが、有象無象のソーシャルゲームがある中では結構不利だ。ゲーマーの層も掴む必要があろう。それを思うと上記のような考えが出てきた。

 スティングはトゥーハート2でダンジョンRPGを作っているしノウハウはあるだろうから上記のような作戦もできよう。

 また、今回のソーシャルゲーム配信で一番のメリットは広告が強力になると期待できる点である。GREEに対する感情は色々あるだろうが、事実急成長を遂げている企業であって、死に体のインデックスやスティングとは格の差がある。体力が有り余っているため広告費に多く金を割ける。故に大手ゲーム企業と遜色ない、いやそれ以上に露出が大きい。ゴールデン帯のCM紗江できる。深夜にコソコソとCMを流した企業とはまるで違う。

 つまり、皮肉にもこれまでのスティングゲーム以上の成果も見込めるのだ。取り分がどうなるかは未知数だけれど。

 とここまでメリットを上げてはみたが、私個人としては食指の動く内容ではない。スマートフォンも持っているが、いくら無料でスティング作品とは云えダウンロードする気にならない。

 理由としてはGREEに対する感情もあるし、コンシューマ機以外でプレイする気がないのもあるが、何より何でダンジョンRPGなのか、という点が大きい。

 一般論になってしまうが、ドラクエライクなRPGとウルティマライクなRPG、どちらが大衆に受けるかと言うと前者じゃないか?どうしてここ一番なところでステングは斜め上の路線を走る。しかもニッチにもトレンドにもなりきれない中途半端さ。ゲーマーがある程度プレイする前提がないとどうも成功しないと思えるのだ。

 ついでに云えば、林茂樹氏の音楽をディスク媒体で聴けない気もするのが残念だ。直截録音の必要が出てくるやも……。ゲーマーにとってはBGMも大事だ。

 さらに、ここ最近のダンジョンRPGの傾向を見るにビジュアルが大事との印象がある。上でも述べたが戸部淑氏の絵は強く訴えるまでの物がない。これも不安要素。



 結局ドラゴンの迷宮は売れるのか心配になってきたところでお仕舞いとする。
ジャンル:
ウェブログ
Comment (1)   この記事についてブログを書く
« グングニル 魔槍の軍神と英雄... | TOP | このブログについて »
最近の画像もっと見る

1 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2011-12-13 15:30:21
お忙しい中本当にすみません。
ある何年困ってる質問があります。
「約束の地リヴィエラ」にレダ様のエンジェルコードですが、「Caldyna=」は何の意味ですか?
これは天使の称号か、それともレダ様真の名前ですか(レダという名前は実にmiddle name?)ご返事ありがとうございます。

post a comment

Recent Entries | スティング全般

Similar Entries