和音には、完全協和音として、完全5度があります。
比で言うと2:3。
元の周波数の音を3/2倍したものです。
この和音は非常によく響くのですが、クラシックの世界では結構厄介者。
ポップスなんかだと、逆に5度が非常に大事。
ギターのパワーコードなんかずっとこれです。
ジャガジャガジャガジャガーってやつ。
平行5度というのは、5度の関係のまま同じ方向に進行し5度の関係を作る事です。
まあ5度の関係のままである時点で平行が決定するのですが・・・。
わかりやすく言うと、「ラ&ミ」→『レ&ラ』ってことです。
こういうのはクラシック界では禁手です。
僕はそんなのお構いなしで打ち込みしてますけど。
まあ、なぜ古典的世界で使われないかというのは僕にもよくわかりませんが。
おそらく推測では、印象が濃すぎる、もしくは単純すぎる。ってことなんでしょう。
しつこいですからね、5度ばっかじゃ。
それになんのひねりもないし。
・・・やっぱ5度の関係を保ち続けるって、手抜き以外の何物でもないですしねww
3和音でも5度はしょっちゅう省略されます。
オミットファイブってことですかね。
しかしながら。
時に平行5度は許されることがあります。
これは有名な話で。
モーツァルトの5度と言うものです。
ハ長調で言うところの"F"というサブドミナントトライアドに短7度を足した"F7"というコード。
一般に言うところの、セカンダリドミナントセブンスですね。
この"F7"が、ハ長調でのドミナント"G7"に結び付くとき。
この時、例外的に平行5度が許されます。
それをモーツァルトの5度と言う訳です。
結局ね、何が言いたいかっていうと。
世の中、例外はいっぱい存在すると言う事です。
「絶対」なんてそんなに無いのです。
それを理解しないことには、何も始まらないと思います。
心とかさ、例外だらけで困るよね。
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コメント:ちょっと何言ってるのかわかんないです。(笑)