KYMアーキテクツBLOG

「建築」って?「設計」って?「建築家」って???
私たちの設計活動を通して建築・設計のことを紹介していきます。

京都 修学院離宮

2011-01-25 10:37:39 | Weblog
先週末、修学院離宮と桂離宮を参観できる機会に恵まれ、京都に行ってきました。
建築に関わっている人であれば、一度は見てみたい『桂離宮』。
やっとその機会に恵まれ、冬の京都を堪能してきました。

まずは『修学院離宮』
後水尾上皇によって造営工事が起こされ、万治2年(1659年)に完成した山荘です。
総面積が54万5千m2を超え、上・中・下の3つの離宮と庭園、山林、松並木、田畑などで構成されています。
なんとも広い。
また山麓に広がる離宮のため上と下の離宮の標高差が40mもあるそうで、上離宮の隣雲亭からは遠方の山々や京都市内の町並みが見下ろせ、さらに敷地内にある浴龍池の庭園を眺められます。
あまりもの壮大さにただただ圧倒されました。
京都の自然と風景を独り占めできるかの様な場所です。
それぞれの離宮が配置された場所とそこからの風景の関係性や造園の素晴らしさは見ごたえがありますが、山荘としてのスケールが物凄く大きいように感じます。
昭和39年(1964年)には各離宮間に展開する8万m2の水田畑を買い上げ付属農地として、景観の保持を行ったそうで、現在でも当時の雄大さを体感できる貴重な場所です。
開放感と雄大さを存分に体験することができました。他では見ることができない京都の景観を満喫できることと思います。

次回は、『桂離宮』をご紹介したいと思います。

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