My Data of Dragons

中日ファンの評論。

これが中日のベースボールスタイル???

2007年06月08日 | 勝利(TV観戦)
<CAPTION>【8日・ナゴヤドーム】◇3回戦・中日3勝 ◇観衆34,646 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
西武 3 0 0 0 2 0 0 0 2 7
中日 4 1 0 0 0 0 1 0 2x 8
[勝]岩瀬  21試合 1勝 2敗 14S
[敗]小野寺  20試合 2敗 10S
[本]中島4号2ラン(岩瀬・9回)、福留10号(星野・7回)
 

 

 

試合終了
「(大歓声に応えて)遅くまであきらめずに声援いただきありがとうございます!(サヨナラ安打について)前の3打席は良くなかったのですが自分のベースボールスタイルに則って初球から積極的にいきました。井上さんや孝介が打って、お客さんもたくさん残っていてくれて本当にうれしいです。一つ勝つことは難しいことだとセンターを守っていて思いました。でも一つ一つコツコツと続けていけば連勝できると思います。(ファンの方に)明日も来てください!」(談:英智選手)


試合後コメント: 中日が今季3度目のサヨナラ勝ちで連敗を3で止め、昨年からの西武戦の連勝を6に伸ばした。5対5で迎えた7回、中日は福留が4/29以来の本塁打となる10号ソロで勝ち越す。福留はプロ入り9年連続2ケタ本塁打。1点リードの9回、岩瀬が中島に逆転の4号2ランを打たれるが、その裏、2死1、2塁から英智が、小野寺からライトへ2点タイムリー3ベースを放ちサヨナラ勝ち。英智は自身初のサヨナラ打。岩瀬は今季初勝利。西武は05年6/23~7/1以来の7連敗を喫した。借金は05年8/27以来の7。


 一生懸命がんばって映りの悪い三重テレビで見てたのに、中島のツーランを目の当たりにして英智のサヨナラには放送が終わっているとは・・・。
 それにしてもこれが中日だよなぁ、と改めて実感した。ジャイアンツが典型なのだが、ホームランで得点していくチームはホームランで得点計算しようとする。ホームランが出てる間はいいが、出ないと一気に得点能力を失うのである。ここ最近の中日がまさにそうだった。9階裏、福留がフォアボールで出た場面でウッズか森野が一発打てば、と正直思った。そもそもこの攻撃になるときに福留かウッズに一発出ろと思った人も多かったのではないだろうか?実際ウッズはホームランを狙っての結果三振だったと思う。ウッズはそれでいいと思う。ウッズはそれが仕事だ。しかし福留はホームラン後の打席できっちりフォアボールを選び、森野はツーアウトランナー一塁、ホームランか長打がほしい場面、おもいっきり引っ張って強い打球を打ちたくなる場面で、反対側に打ってしぶとくつないだのである。正直すごいと思った。もちろんその後打った英智もうまく打ったと思う。中日再出発の試合で打線側はほんとにいいものが出たと思う。
 一回の井上も大きかったと思う。英智の打席でとりあえず一点差まではという期待がつぶれた中で、ツーアウトの得点圏、最も井上が苦手としている場面でよく打ったと思う。もちろん3点は大きい得点だが、あの場面で点取ったこと、追いついたことは死にかけた試合を一気に戻したと思う。
 3回と6回は逆に問題点だ。3回の山本昌の打席、山本昌で点を取りにいくか荒木で点を取りにいくかはベンチの判断でいいと思う。実際悩む場面だとおもう。ただ山本昌で点取りに行くのだったらもっと早いカウントで動くべきだったと思う。2ストライク2ボールになって外角の変化球が来ることは見え見えであり、それをピッチャーバッターに当てろというのは酷な話だ。あのカウントになった時点で、次の荒木でもよかったと思うし、あそこでゲッツーでも普通にバッティングのほうがまだ確率は高かったと思う。
 6回のゲッツーは痛かった。井端であればなんとかしてほしいなぁと。
 あと、8回立浪を使う必要があったのか?もし同点になったらもっと大切な場面があったかもしれないのに。

 話は変わるが、一番荒木、二番井端のほうがしっくり来ると思いませんか?雰囲気だけの問題だが二人とものびのびと打ってる気がしたし。
 それにしても山本昌。実は初回を見てなかったのでどんなピッチングだったのかは分からないが、山本昌からコントロールを奪ったら何も残らない。フォアボールなんてもっとも出してはいけないピッチャーなのだが。ここ何試合か見てて思うこと、もちろん勝負どころでコントロールが甘くなってるのも打たれる原因の一つなのだが、去年と大きく違うところは武器が一つ足らないことである。インコースのストレート。山本昌のピッチングはカーブ、スライダー、外のストレートでカウントを取って内のストレート、外のスクリュー、まれな変化球で勝負という形だと思う。右のインコースのコントロールやストレートの球威に問題があるためほとんど投げてないようだが、やはり内のストレートを取り戻さないとなかなか抑えることは厳しいと思う。最高の球でなくてももっと多投すべきだとは思うが。
 それから岩瀬。やはり今年は去年より球威がないようだ。そのため少しでもきわどいところをというところでカウントを悪くして、ストライク取りにいった球をやられている。球威がないとはいえもっと大胆に勝負してもいいと思うのだが。ちなみに毎回言っているが入らない変化球を要求してカウントを悪くしている谷繁のリードにも問題はあるのだが。
 ま、いずれにしてもうれしい勝ち方をした。次も期待したい。