「つくつく日記」

NGO代表、空手家、学校の講師とちょっと変わってる私の日々の雑感をお届けします。

社会化見学「靖国神社へ行こう!」~その10~

2005年07月10日 | 「靖国神社へ行こう!」

2)大学生・女性の感想

実際に行く前、私の靖国神社に対するイメージは『日中・日韓関係』『A級戦犯』『小泉さん』『東京裁判』『戦没者』『桜』『親戚のおじさんが終戦記念日に毎年参拝に行っている所』
『気軽な気持ちでは行けない』といったようなものでした。

2004年の夏にフィリピンではじめ氏から戦争に関する様々な話を聞き、日本に帰ったら靖国神社に行ってみようと思ってはみたものの、今まで1人では足が向かなかったのは、自分の中に靖国に対してどこか暗く重いイメージがあったためだと思います。

そして、靖国に実際に行った上での率直な感想は、実際に自分の目で見ることは本当に重要なことだなぁ、ということと、小泉さんも大変だなぁ、ということです。新聞やテレビのニュースでは小泉さんが参拝するかしないか、参拝した際の中国や韓国の反応ばかりを目にしていたように思います。

靖国神社がいつ、どういう目的で創られて、そこにはどのような人が祀られているのか、といったような、ありのままの靖国神社を伝える報道は少ないというより私の記憶の中では目にした事がありません。(たぶん、報道してしまうと、いろんな問題が生じるのだろうけど・・・。)

それに、靖国問題の知識を持っている人は沢山いても、靖国神社に対する正確な知識を持っている人は少ないのではないかとも思いました。

実際に行ってみて、靖国神社がどのような理由のもとで創られたのかも知らないのに、靖国問題についてああだこうだと物を言うのは間違っている事だと感じました。そして、歴史を多方面から見ることの大切さや難しさを改めて感じたように思います。

祀られている方々の遺族の想いを知ると、靖国神社の存在はその人達にとっては絶対的なもので、他に変わりになるものはな、小泉さんに参拝を求める気持ちも理解できます。

しかし、命を落とす際に願ったであろう日本の将来(現在)への想いを考えると、靖国神社のせいで中国や韓国との関係が崩してしまっては、戦争で命を落とされた方々の死を無駄にすることと同じことだと思います。

戦没者に対して敬意を表すこと、過去の行為を認め、反省し謝罪することはもちろん大切だけど、それ以上に大切なのは、過去から何を学び、次の世代にどうつなげていくかということではないのかと思いました。みんなが納得できる道はないのかなぁ・・・??

次のつくつく社会化見学も期待してます!!!

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