「つくつく日記」

NGO代表、空手家、学校の講師とちょっと変わってる私の日々の雑感をお届けします。

社会化見学「靖国神社へ行こう!」~その6~

2005年07月05日 | 「靖国神社へ行こう!」

会議室の定員は30人なので、満員御礼です。会議室に到着して小休止。靖国神社や遊就館を訪問し、色々なものを一気に見学したせいか疲れが出てきます。お互いに顔見知りいれば、初顔合わせもいるため軽く自己紹介をしたあと、6人程度のグループに別れて早速ディスカッションです。

最初のテーマは「靖国神社と遊就館を見る前と見た後で何かイメージが変わったか?」「率直に靖国神社に対してどう思うか?」です。5グループあったため、全部を見てまわることは出来ませんが、みんな色々な意見を言っています。



「靖国は1人でいけなそうな場所だと思っていたけど、こどもや家族も沢山いてビックリした。」「あれだけ問題になっているので、もっと大きくてすごい神社だと思ったけど、地元の神社とあまり変わらない。」

「遊就館に外国人が多く訪れていたので驚いた。彼らに感想を聞いてみたかった。」「日本語と英語でしか表記がされていないので、中国語、韓国語でも表記したほうが良い。」

沢山それぞれの靖国に対する考え方が出てきます。30分ほど意見交換をした後で、各グループから発表です。30人の人たち30通りの考え方があります。さて、次がディスカッションのメインです。それは「私が総理大臣だったら靖国に参拝するか?」です。

と、その前にみんなに資料を渡します。それはA4にすると15枚にも及ぶ、靖国神社に対する様々な視点・立場からの様々な意見を集めたもの。専門家の意見ではなく、ほとんどをネット上の掲示板やブログからお借りしました。

これを世論と見立て、最初のディスカッションで靖国に参拝する事が良いと思った人はどう考えるか。逆に良くないとした人もどう考えるか。参拝賛成意見・反対意見、そして靖国神社は神社ではないという意見。一部を紹介します。



靖国神社と小泉総理を相手に参拝は違法であると裁判所に訴えたことに関しての意見:

中村元三さん(83歳)は、肺結核で召集されなかったが、志願して軍属となり、上海の陸軍司令部に配属された。

今回、原告らが靖国神社に参拝した小泉首相を憲法違反であると訴え、靖国神社までが被告になっていると聞き、驚くと同時に許せないと考えました。国のために命をささげた人を国がお祀りすることは当然であるし、それのどこが憲法違反なのでしょうか。

私は「靖国神社で会おう」と死んでいった将兵の霊がお祀りされている靖国神社を敬うことは生き残った者の責務であると考えています。従って靖国神社に参拝することは国家の代表者の努めでもあるはずです。

私は残された人生を、お国のために命を捧げた戦友の死を無駄にしないためにも日本の将来のために捧げたいと思っています。英霊を敬うことを教えられない子供たちに未来があるでしょうか。

カメラマンの本田達雄さん(64歳)は、小学生になったばかりのころ、父親がパラオで散華したとの通知を受けた。祖父が家裏の柿木にすがって泣いていたことを今でも鮮明に覚えている。

私は、日本人として、日本の国のために戦い死んでいった私の父や祖父のような人々を国が手厚く慰霊するのは当然であると考えています。そしてその場所は靖国神社しかないと考えています。父も祖父もそして大東亜戦争で日本のために戦った兵士たちは皆、魂は靖国に帰ると信じて戦ったのです。

それは今靖国を訴えている原告の親族で出征した方々も同じ気持ちであったのではないでしょうか。なぜ、それを「加害者にされて死んでいった」などと今生きている人の偏った考えで判断するのでしょう。それは死者に対する冒涜ではないでしょうか」

岩井益子さん(84歳)は、新婚1年半で出征した最愛の夫をルソン島での激戦で亡くした。終戦後、夫の死亡認定を受取り、唯なき続けたという。

先の戦争に対する考え方はいろいろあるでしょう。しかし、お国のために尊い命を捧げられた方々の御霊を偲んで慰霊することは日本人として当然のことだと思っています。それは、あの戦争の意味を問う以前のことです。

私は、原告の方々も靖国神社に参拝すべきだといっているのではありません。韓国の大統領に参拝をお願いしているわけでもありません。日本の総理大臣が、英霊との約束を守り、靖国神社に参拝するのは当然だと言っているのです。このままではもの言えぬ英霊があまりにも可哀想です。

さて、次回はこれとは反対の意見や視点を少しご紹介します。それらの意見を読んだ参加者達の考え方はどのようになるのでしょうか。

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