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黒田清輝展…♪

2011年08月27日 | 芸術
先日「黒田清輝展」に行ってきました。



画家、黒田清輝の作品「湖畔」は、切手の図柄や、学校の美術の教科書にも載っている、あまりに有名な作品。



そんな有名な作品が来るんだから、見なきゃ損!くらいの気持ちで行ったのですが、これがなかなか感動して、帰ってきました。



有名な「湖畔」のモデルは、黒田清輝の妻なのだそう。



箱根の芦ノ湖と山を背景に涼をとり、遠くを見つめる美しい女性は、品があって…控えめで…でも日本女性の真の強さのようなものを感じます…



黒田清輝は、妻のことを愛していたのでしょうね…そして妻照子も、黒田の事を慕い、尊敬していたのだろうな…



決して、夫に「ね~っ!食べたお茶碗片づけてちょうだいっ!」などと言う、会話はないんだろうな~と思ったり(^_^;)



黒田清輝は当初、法律を学ぶためにフランスに留学するのですが、画家になることを決意し、その9年後日本へ戻ります。



私は、黒田清輝がフランスに留学していたころの作品にとても惹かれました。



「祈祷」や…



「編み物」…



これらの作品は、若いころの作品です。



また、帰国してからの大作「昔語り」は、完成作品は焼失したとのこと。



この絵の下絵が沢山展示されていましたが、登場人物の詳細なスケッチが実に、凄くこの下絵だけでも、何度も何度も見入ってしまったくらいです。



今回、観に行くまでは、「湖畔」と言う絵以外に、知っている作品はなく、そして黒田清輝と言う人物がどう言った人なのかも知らなかったのですが、日本画家の巨匠と言われる彼がどういう人なのかを知るいい機会と、彼の色々な素晴らしい作品を見ることが出来て、本当に良かった。

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