鐵屋+Cafe ~島々ノ文化ノ風ガフク~ 現代アート 鉄彫刻家

鉄彫刻家の創作な日々と鐵屋+Cafeの島風な日々。『紅い鉄』『土へ還る鉄』を暮らしへと♪島文化薫るカフェとアートな鉄。

鉄の雨。創作日記

2017年01月22日 11時26分13秒 | 創作・活動 


作品[鉄の雨]創作中につき。

昨夜の宴の席で、桑名長島町に生まれ育ち、伊勢湾台風を経験された先輩から長良川の川底にある穴についてのお話をお聞きした。空襲の砲弾痕がちょうど近鉄線橋梁下辺りに幾つかあったとのこと。正直、このタイミングで空襲の話が出ると思っていなかったので、創作テーマの鎖が少し弛み、突破口が見えてきた。間接的な空襲の話ではあるけれど、前後にあるストーリーに匂いを感じるのだ。その穴は手長海老や蜆、鰻、魚達の寝床になっていたらしく、小さい頃は、よく獲りにいって遊んでいたという。大人達は近寄るなと云っていたけれど、行ってしまう好奇心が遊び場になっていたんだろう。何年か前、いや十年以上になるのかな?長良川ではないけど、直ぐ横を流れる木曽川の国道23号線の橋辺りで、不発弾が見つかったことを思い出した。[鉄の雨]創作につき、直接的な戦争の語りべではないけれども、記憶の中に眠る残像の語りべを繋ぎ伝えゆくことを作品によって掘り起こせたならと、創作のスターターとなってくれた夜でした。

今日は、休日返上にて、
カンカラ三線と共に創作へと。


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2017年2月22日(WED)-26日(SUN)
ながしま遊館1階ギャラリー
[一寸花咲雨ザラメ、手長大夫ノ空の果て。]
Painting Artist 石坂浩輔×鉄造形家 今岡秀則 展

一寸花咲雨ザラメ、手長太夫ノ空の果て。

哀しさ、苦しさの中から生まれる喜びをテーマにしたいという画家 石坂浩輔の想いと、鉄造形家 今岡秀則の個展テーマであった[鉄の雨の詩]とのシンパシーによって、この二人展は始まった。順風満帆な甘い誘いはとても艶やかで、手を伸ばせば届く媚薬を手にしても、指先に感触はなく。遥か彼方で神々しく光る天の果てに、吸い込まれゆく虚しさは、何故か?くすぐったいのだ。一体、この感覚は何なんだろう?
一寸花咲雨ザラメ、手長太夫ノ空の果て。

プロフィール
画家 石坂浩輔 1987生 豊川市生
桑名市長島町在住
名古屋芸術大学 造形科卒業

三途の川で米をとぎ
地獄の釜で米を炊く
それをそのまま庭に蒔き
地獄の炎であつい、あつい。
寝ても覚めてもこの世は地獄。
こころ澄まして生きましょう。


鉄造形家 今岡秀則 1971 東大阪市生
桑名市長島町在住
名古屋市立工芸高等学校卒業
KUROGANE-YA主宰 鐵屋+Cafe

*紅い鉄、呼吸する鉄、土へと還る鉄。
パイナップル畑の錆びれた農機具小屋へ
吹き抜けていったあの風を追い求めて。

在廊日 24 25 26日 鉄造形家 今岡秀則
22~26日 画家 石坂浩輔

この展は、
(仮称)Shared Art Laborator設立、建設実現に
向けた取組みとしての機運を高める目的として
パートナーシップ賛同し、開催します。


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