法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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親鸞さんに学ぶ時代

2014年10月09日 23時20分03秒 | 日乗

夜、週一回の声明学園に出かけました。
今晩は、「正像末和讃六首」と「念仏讃八淘」を教えてもらいました。
和讃の方は少しずつ身についてきたように思いますが、
「八淘」はやる機会も少なくなかなか難しいです。

朝日新聞、毎月最後の木曜日に掲載される、
高橋源一郎さんの《論壇時評》は、毎回頷かされます。
ご覧になっておられ方も多いと思いますが、ぜひお勧めです。

9月25日(木)の題名は、“「愛国」の「作法」について”でした。
次のような一文がありました。

人は間違える(おれもしょっちゅう間違える)。組織や社会も間違える。
それがすべての出発点であるように、おれは思う。
それがどのような「正義」であれ、「おれは間違っていない」というやつは疑った方がいい。
「愛国者」であると自称する連中は「国家の正しさ」に敏感だ(だから、「正しくない」と言われると攻撃する)。
だが、正しくなければ愛せないだろうか。
ソンタグにとって、祖国アメリカは「正しさ」と「不正」の入り交じった存在だった。その、矛盾する、等身大のアメリカこそ彼女は愛した。

この頃、ボクは、仏教を学ぶ時代の到来を感ずる。
日本人の土台に仏法の考え方が、薄くなっている。
また、無くなってきていると心底思う。

高橋源一郎さんの、人は間違える。国も社会も間違える。
ということは、自分自身が一番間違える存在ということ。
その自覚が出発点だと思う。

高橋源一郎さんの文章を読みすすめると、親鸞さんの教えが重なってくる。

是非しらず邪正もわかぬ
このみなり
小慈小悲もなけれども
名利に人師をこのむなり

素直に、親鸞さんに学んでいく時代の到来を感じる。


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