法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

「アメリカ国民は、戦争で傷ついています」

2015年03月20日 23時28分57秒 | 日乗

午後、文化放送《大竹まことゴールデンラジオ》を聴きました。
【大竹メインディッシュ】は、高橋和夫さんでした。
放送大学教授・国際政治学者の高橋さんです。
ISのことや中東問題で、時々、TVに出演していますね。
番組では、大学で中東問題を学ぶようになった(きっかけ)や、
ISによるテロの分析もありましたが、
ボクが関心をもったのは、高橋さんの(アメリカ報告)です。

高橋さんは、アメリカに出かけることが多いそうです。
(大阪外国語大学を卒業後、コロンビア大学大学院で博士課程単位取得をしています。)
高橋さんは、アメリカに出かけると必ずアーリントン墓地に立ち寄ります。
老婦人が一人。
一日を、芝生で過ごします。
青い空。澄んだ空気。美しい芝生。
新しい墓碑が無かったら、(ピクニック)と見間違うような風景です。
実は、「湾岸戦争」で戦死した息子と、一日を過ごす(おかあさん)です。

また、高橋さんは報告してくれます。
地方のステーションで、五体満足でない方々を見かけるそうです。
負傷した元兵士です。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)で苦しまれている方々も多いそうです。

ですから、
アメリカ社会は、(反戦の空気)が濃厚との由。
IS対策でも、大規模なアメリカ軍の派遣には消極的。
有志連合での空爆と
限定的な地上作戦(イラク軍の支援)がオバマ大統領の政策。

アメリカの国内世論には、ベトナム戦争・イラク戦争のような泥沼化が背景にあります。

ピクニックのような老婦人。
実は、一日を(息子の墓碑)の前で過ごす母。

本当に悲しい。言葉が見つからない風景です。

戦争、テロ、そして…、自衛隊の海外派遣。

「積極的平和主義」は、
国民の(痛み)をどのように考えているのか?
ぜひ、お聞きしたいものです。

武器をもったら、必ず、敵・味方、誰かが死傷します。

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